昼寝するぶた 掲示板過去ログ:#1859

昼寝するぶた

ここでは、昼寝するぶた掲示板の過去ログを並べています。

No.1859 組織人 投稿者:てるよし 投稿日:2002/12/20 10:23           
目覚め太さん>
レスありがとうございます〜m(__)m

>ノア氏はものみの塔協会の理事と統治体を同一視していたようです。
カビントン氏はもし現在まで生きていれば、割り当てを難なく受け入れたことでしょうね・・>

ライブラリで調べて見ましたところ「塔90/3/15/18P」にその点の注解がありました。
1971年まで統治体を構成する人は、ものみの塔聖書冊子協会の理事会を構成する7人の人と同じであると考えられていたようです。つまりそれまで、「統治体=法人の理事」はJWの公式の方針だったみたいですね。

しかし1971年の年次総会において「法人団体とは異なる統治体」等の話が行われ、また「塔1972/3/15」などの記事により、方針の変更が示されたようです。上記の「塔90」の記事では、「統治体は、監督の職を顧みるための準備を漸進的に行ってきました。」と注解されています・・・(^_^;)
確かこのあたりの事情も「良心の危機」に書かれていたと思います。今手元にないので確認できないのですが。

カビントン氏に関しては僕は良く知りませんが、組織の内部においては例え上層部であってもレイモンド・フランズ氏と同じように、組織の立場ゆえの責任とあるべき姿と自分の良心とのせめぎ合いで苦しんだり悩んだりする人は少なくないのではないかと思います。

僕が思うに別に擁護するわけではありませんが、組織の上層部や内部でいろいろなことがあるということ、それ自体は許されるべきことではありませんが、それに携わる人の心理としては、それはある意味会社組織の「組織人」と一緒で、「自分としては贈収賄をしたくはないが良心の呵責に耐え、「会社のため」に犯罪に手を染める」みたいな心理とにているのかもと思ったりします。

僕は、組織の上に立つ・責任を担うと言うことは、「毒を飲む」覚悟が必要だと思っています。
理不尽な社会で生きる以上、純情無垢な良心で生きられはしないのですからね。

僕は、組織がこの社会に存在する(存在しなければならない)以上、組織として方針が二転三転したりすることもあると思うし、ある種の不正とか反社会的(種類にもよりますが、税金とか許認可とか)なことが全くない組織というのはあり得ないと思っているんです。

ただ僕が問題だと思うのは、現実は現実であるのはしかたないことだと思うのですが、現実を覆い隠して必要以上に良く見せようとする事・・・「不誠実さ」それが問題だと思うのです。
もちろんそれはJWに限った事ではないし、自分から自分の悪いところをなんでもさらしたり暴露したりする露悪趣味ではいけませんが、JWはちょっと「白く塗りすぎ」のような気がします。

僕も昔はある特権を頂いていましたが、責任のゆえの「あるべき」自分と、自分の良心とのせめぎ合いに苦しみました。結局特権はおりましたけど。
振り返って見ると、例え見せ掛けでも「白さ」を要求するJWにいて、そして自分の弱さにまけ、結局自分もやはり「白く塗った墓」であったと思う。

その不誠実さと、僕が他人に押し付けてしまったJW流の「あるべき」は、自分がずっと背負って以下なければならない「十字架」だと思っています。
発言者別リストに戻る
過去ログ一覧に戻る
トップに戻る