昼寝するぶた 掲示板過去ログ:#2658

昼寝するぶた

ここでは、昼寝するぶた掲示板の過去ログを並べています。

No.2658 あらま、やっぱり 投稿者:ゆーじ 投稿日:2003/03/30 01:17 元2世兄弟 排斥でーす 昔壊れてたけど今元気 40代中盤 宗教が無くても平気な人
>「神権的戦術」なんて知りませんでした。
あー、やっぱし。確認しておいて良かったですよ。
神権的戦術という名称は80年代を生きた古いJWさんしか知らないはずです。
(最近この言葉は全然使ってないんじゃないのかなぁ?)
でも、神権的戦術という正式な名前は知らなくも、その内容は全員知って
いるはずですよ。この教えは迫害とセットで年がら年中教わりますからね。


【ものみの塔の戦争協力】に【資料3】として「神権的戦術」の話を
追加したんだけど、どうもこの話が本文になじまないんだよね。
なのでもう少し資料を加えてこの話を独立させようと思ってるんですが、
まだ取りかかったばかりでこれからどうしようか構想中の段階です。

資料3の内容だけコピペしておきますね。 

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

資料3

神権的戦術という、人を「だます」ための教理



ものみの塔の教理は、『エホバの証人は、場合によっては嘘を言っても良い』
と教えています。これを神権的戦術と言います。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ものみの塔 1960年8月1日号「読者からの質問」

「特定な状況によっては、クリスチャン(注:エホバの証人)が真実の事を語
らねばならぬという義務に例外が設けられていますか、という質問の手紙が協
会に時折り送られてきます。その質問に対する答えをいたします」

神のみ言葉は次のように命じています
「おのおの隣人にたいして、真実を語りなさい」(エペソ、4:25、新口)
しかし、誰でも彼でも、その尋ねること全部に答えねばならない、という意味
ではありません。知るべき立場と資格を持つ人には真実のことを言わねばなり
ません。しかし、その資格を持たない人には、言わなくてすみます。しかし、
嘘を言ってはなりません。(中略)

しかし、クリスチャンが常に留意しなければならぬ一つの例外があります。キ
リストの兵士であるクリスチャンは、神権的な戦争を行っています。それで、
神の敵に接する際は、いっそうの注意を払わねばなりません。聖書の示すとこ
ろによると、神の側の益を守るために神の敵から真実を隠すことは適当です。
このことについての聖書的な一例は、遊女ラハブの例です。彼女は、イスラ
エル人の神エホバを信じていたのでイスラエル人の間諜をかくしました。彼女
は、その行いと言葉によってこのことをいたしました。エホバがその行いを是
認されたことは、ヤコブが彼女の信仰を誉めている事からわかります−ヨシュ
ア2:4、5.ヤコブ2:25

このことは、1956年5月15日号の「ものみの塔」内に説明されているご
とく「戦術」ということであり、また、狼の中にいて「蛇のごとく用心深く」
しなければならぬというイエスの助言とも一致するものです。クリスチャンが
証言台に立って真実を語ると宣誓させられる場合、発言するならそれは真実の
ものでなければなりません。発言して兄弟たちを裏切るか、あるいは発言しな
いで法廷侮辱罪を受けるか、そのどちらかを選ばねばならないとき、円熟した
クリスチャンは自分の福祉よりも兄弟たちの福祉の方を重んじます。イエスの
次の言葉を記憶しているからです「人がその友のために自分の命を捨てさるこ
と、これよりも大きな愛はない」−マタイ10:16、ヨハネ15:13

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

*** 塔93 12/15 25 ラハブ―信仰の業によって義と宣せられた ***
ラハブが斥候の追っ手たちをだましたことについてはどうでしょうか。神はラ
ハブの行動を是認なさいました。(ローマ 14:4と比較してください。)彼女
は神の僕を守るために危険を冒し,自分の信仰を表明しました。悪意のある偽
りはエホバの目に悪いことですが,人は聞く権利のない者に真実の情報を明か
す義務はありません。イエス・キリストでさえ,不必要な危害を招く恐れがあ
った場合,事の詳細を述べたり,直接答えを述べられたりはされませんでした。
(マタイ 7:6; 15:1-6; 21:23-27。ヨハネ 7:3-10)敵の役人たちをだました
ラハブの行動も,明らかにそのような見地に立って見るべきでしょう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


神権的戦術とは「神の(ものみの塔の)目的を達成するためには、法律に触れ
ない範囲で何をやっても全て許される。」という考え方で、「ものみの塔の目
的を達成するためには、必要な場合、異邦人(非信者)を騙しても、エホバ神
は全て許してくれる」という教えです。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「だます」事が、信仰の業

*** 鑑90 172-3 フィンランド ***
ラザフォード兄弟は1942年に亡くなる直前に,協会の文書が禁止された場合,同
組合が他の文書の形で真理を印刷する許可を与えました。こうして,健康に関
する本がアル・サノから出版され,「テルベユッテ・カイキッレ」(万人の健
康)という雑誌に「ものみの塔」誌の記事が一部掲載されました。

禁令下では,特異な方法で野外奉仕が行なわれました。カルレ・サラバーラは,
こう説明しています。「当時の私たちの目的は,現在と同じものです。つまり,
人々が抱えているすべての問題を実際に解決できるのは神の王国だけであるこ
とを人々に知らせるのが,私たちの願いでした。そうするには神権的な戦術と
忍耐が求められました。人々はよく,『皆さんはあの宗教団体が経営している
薬局の方ですか』と尋ねてから,自分が患っている病気を長々と説明しました。
私たちは普通幾らかのアドバイスを与えて,健康の問題を扱ったパンフレット
を提供した後,会話を王国の音信に切り換えました。『もちろん,医療品は老化
と死を食い止めることができませんが,健康な若々しい体で永遠に生きられる
とすれば,それはすばらしいことではありませんか』といった具合いに話を進
めました。それは時として非常に充実した話し合いに発展しました」。


*** 鑑93 100-1 デンマーク ***
デンマークでは最新の雑誌や他の出版物を引き続き受け取ることができました
が,デンマーク人とドイツ人の間の政治的関係がだんだん緊張するにつれ,神権
的な戦略が必要となりました。デンマーク人のある若い姉妹が,コペンハーゲ
ンに住むスペインの外交官の家で子守として働いていました。その外交官はス
ウェーデンからこの姉妹のもとに贈り物の包みをとても快く持ち帰ってくれま
した。小包の中身をその人が全く知らなかったことは言うまでもありません。

それで,霊的な食物が欠けることは決してありませんでした。戦争中ずっと,
「ものみの塔」誌や「目ざめよ!」誌や他の出版物を出版し,配布することが
できました。1941年の後半に英語版の「ものみの塔」誌がダニエルの預言を説
明した記事を幾つか掲載し,ドイツが北の王であると指摘した時でさえ,兄弟た
ちはやはりその情報を入手することができました。こうした記事をデンマーク
語で印刷して「ものみの塔」誌に掲載するのは賢明ではないように思われたた
め,記事は謄写版刷りにされ,巡回監督が会衆を回り,身分証明書を持っている
兄弟姉妹たちだけを集めてその記事を大声で読み上げました。想像できる通り,
こうした講演が行なわれる時には集会場所はいつも満員でした。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


これは、エホバの証人をある程度の期間やっていれば、神権的戦術という正式
な名称は知らなくても、誰でも必ず習う重要な教理です。


エホバの証人が伝道の時に、明らかに宗教の布教活動をしに来たのに「これは
宗教の勧誘ではありません。私たちはボランティア活動をしているのです」と
嘘を言って他人の家を訪問するのは神権的戦術です。


しかし、エホバの証人の信者達は、神権的戦術とは自分たちが必要に応じて非
信者に使うものであって、ものみの塔協会に神権的戦術を使われて、自分たち
が組織にだまされるとは考えていません。これがものみの塔協会が信者たちに
使う神権的戦術の応用戦術です。


その応用戦術とは、JWの内部情報を知ることが出来る「知る権利のある」階
級のエホバの証人は、下位者(信者と非信者)に対して、必要に応じて偽りを
言って良いという教えです。そして、神権的戦術の応用戦術を知らされていな
い末端信者は「知る権利のない人たち」です。


それがわかる人は「エホバの証人はだまされている」と言い、当のエホバの証
人たちは「エホバ神の真理は斬新的に民に伝えられる。神の組織に何かまちが
いがあっても、人間は不完全だから間違いはある。だから私たちは正しい。
一日も早くエホバの証人にならないとみんなハルマゲドンで滅ぼされる。それ
までに一人でも多くの人に神の真理を伝えなくては。」と思い込んでいます。




神権的戦術の解説はこの論文が詳しいです。

エホバの証人の神権的戦いの教義の分析(日本語翻訳)
アメリカ合衆国ノースウェスト州立大学心理学博士 ジュリー・バーグマン著
http://www.jca.apc.org/~resqjw/lying.htm

情報ソース:日本マイコン研究会
http://www.jca.apc.org/~resqjw/


【theocratic war strategy】神権的戦略が翻訳語としては正しいのですが、
日本語版ものみの塔が strategy(戦略)を戦術(tactics)と訳したせいで、
日本の信者の間では神権的戦術として知られています。
(93年以降は戦術から戦略に変更になったようです)
発言者別リストに戻る
過去ログ一覧に戻る
トップに戻る