昼寝するぶた 掲示板過去ログ:#6427

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No.6427 Re:Re2:アメリカの宗教法人法 投稿者:AL 投稿日:2004/11/19 13:59     
> アメリカ合衆国とは自由,平等,博愛の精神を持つフリーメイソンの宗教思想
> がベースになって作られた国ですからそんなもんでしょう。
>

非常にいい意味でとればそうですが、私はむしろエホバの証人的な、聖書を神話でなく歴史的事実が書かれた本と本気で信じ、自分たちの集団および国家を神に選ばれたものだとするきわめて独善的で偏狭な考え方によって誕生したのがアメリカという国であると思います。
そしてエホバの証人という宗教はむしろファンダメンタリズムを徹底させた、福音派などの考えに飽き足らない人が作った、逐語霊感説、ファンダメンタリズムという観点からすればある意味より純粋で徹底的な宗教であると思います。
思想や良心の自由、言論や表現の自由という観点からすれば確かに他の国より優れた面があって、それがハリウッド映画や音楽などのエンターテインメントの分野でアメリカが世界を席巻している大きな理由ですが、こういった雰囲気は今回の大統領選挙ではっきりアメリカが二分されたと言われるように東西海岸諸州の外国との交流の多い比較的リベラルな地域のものです。

アメリカの国の本質が本当の意味で自由と博愛であるなら、唯一の超大国として外国にも尊敬されるアメリカをめざすべき、とするケネディ大統領の掲げたような理想に向かうはずですが、現実はその逆に向かっています。方向を誤っているというより、本質へ戻っているというのが私の考えですが。
確かに経済は日本のような実質社会主義経済の国と違い自由度が高いという意味でまだ力はありますが、諸外国をひきつける求心力を失い一国主義に走っているアメリカは今後徐々に衰退の方向へ向かうと思います。

確かに南北戦争に勝ったリンカーン大統領の掲げた理想などは自由・博愛の精神かもしれませんが、アメリカの南北戦争はあれで決着がついて北がアメリカの精神になった、なんていう単純なものではなくて、南北対立は今でも同じように続いています。
テキサスを「南部」というとテキサスの人は怒りますが、今現在では南部の田舎者だがそれなりに愛嬌もあって大衆に人気のあるブッシュが、アメリカという国の本質である偏狭な精神のもとに大統領になりアメリカおよび世界を牛耳ろうとしています。

> ものみの塔は順法精神にあふれた宗教団体ですから、時代の変化に合わせて変幻自在に変化していきます。

輸血問題などと違い、サイレントラムが中心となって批判活動を行っている性虐待問題はものみの塔の組織ぐるみの極めて違法性が高い事実だと私は思います。

仮にものみの塔がその資金力とお抱え弁護士を総動員して個々の裁判に勝ち、あるいは不利とみれば多額の示談金で和解に持ち込み「協会敗訴」の悪いイメージをなんとか払拭しようと努めたところで、未だに組織として問題を組織的に隠蔽し一切の事実を認めていないのに問題の本質は何も変わっていないのですから、これは臭いものにフタをしようとしたところでいくらでも湧いて出てくることだと思います。

レイプや性的虐待、近親相姦などの問題は、性が開放的なアメリカと比べれば確かに日本では問題になりにくいとは思いますが、おそらく泣き寝入りしているケースが多いだけで日本のエホバの証人においても決して稀ではないと思います。児童虐待に関しては、法律上の問題として対処できないのが残念ですが、日本のほうがアメリカのエホバの証人よりひどいかもしれません。

この問題は今後さらに表面化してきて協会としても対処できなくなってくると私は思います。なんだかんだいっても法律を破っているわけではない、信教の自由に基づいてやっているのだから別に構わないではないか、と組織同様開き直っている現役信者にも考え直してもらいたいものです。

ものみの塔は人権侵害を組織ぐるみで隠蔽し、助長すらしている危険な反社会的カルトです。日本でもっと危険な団体とされているオウム真理教、統一協会といった犯罪行為を行っている宗教組織と全く同列の扱いになる日もそう遠くないでしょう。
もちろんそれでも開き直る、どうしようもなく洗脳された信者はどうしようもありませんが、そうでなければものみの塔という組織は決して法律をよく守る、社会のルールから逸脱しない集団などではないことを現役の方、やめようかとも思っているけど諸般の事情で未だ信者を続けている方々に一度考えていただきたいと思います。
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