公式ではないJWサイトを見ると「背教者」がオカルト的な
教えを嵐のように繰り広げているのだとずっと思っていました。
だから何年間も恐ろしくて近寄ることができなかったんですけど、
なんてことはない、皆私と同じように熱心な親の元でひたすら
がんばることを強要されていた人たちだったんですね。
私は幸い「ムチ」の被害者ではないんですが、(でも大会のトイレは
怖かった。サタンを追い出します!とか言いながら幼い我が子をたたく親、泣き叫ぶ子供・・・)私は一見「良い子」だったので、たたく
必要がなかったんだと思います。
そんな私に効果的だったのが「怖い話」です。
心霊術関係の物品が喋ったとか、お寺の敷地で山菜を摘んでいたら
悪霊に殺されたとか。今考えるとまるっきりの笑い話だけど、子供の私を震え上がらせるのに十分な怖さでした。
JWをやめたら、ホラー映画のような世界にたった一人放り出される
事になると信じていました。
私がバプテスマを受けるきっかけになったのが次のような話です。
世界の様々な国ではJWに対する禁令が始まっている。
平和なニッポンもハルマゲドンの前には禁令下に置かれるであろう。
さてここで質問です。
1)長老
2)開拓者
3)研究生
迫害の際にこの内誰がもっともひどい虐待を受けるでしょうか?
え〜と、やっぱり長老でしょ?だって偉いから。
ブー!迫害者は知っているのです。長老や開拓者がちょっとやそっとの迫害で信仰を捨てることがない事を。だから・・・フフフ・・・
あなたのようなバプテスマ前の研究生、こういった信仰の確立していない人たちは、裸にされたり、生爪はがされたり、ムチで打たれたり
などの集中攻撃を受けるのです!
バプテスマを受けて、開拓を目指すことがどれだけ身の守りになるか
わかりますか?
・・・はっ!はいっっ!
こんな感じでした。ちなみに、
4)JWではない一般人
という選択肢は当時全く思いつきませんでした。