昼寝するぶた 掲示板過去ログ:#7288

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No.7288 ゲスブのmimiさんの書き込みへの感想 投稿者:小梅 投稿日:2005/06/21 07:11     

学校や会社でさえも、パワーハラスメントがあると、周りの人はどうしようもなく、遠巻きにしてしまいます。事実、立場的にどうしようもないからです。フランスでは労働者を心理的に追い込むパワーハラスメントを「モラル・ハラスメント」と命名し、労働者を職権を利用したあらゆるハラスメントから保護するため、モラル・ハラスメントを禁止する法律が2002年1月に制定されています(「モラル・ハラスメント」/マリー=F・イルゴイエンヌ・著)。どの程度の効果があるかは未知数ですが、社会が「本人の気持ちの持ちよう」だとする問題回避から、ハラスメントの対象になっている人の側に共感的な立場を取りはじめたということは、大きな進展だと思います。

人間の社会での出来事なら、こういう問題はむずかしいことだとみなされるのは無理もないことかもしれません。でも唯一絶対の「愛」の神が、自分の名声を代表する宗教組織の中でも同じような問題を深刻に抱えているというのは、批判されて当然だと思います。少なくとも真の愛が実践されていることを明らかに示すべきではないでしょうか。

イジメが行われる事情を心理学的にも社会学的にも十分に調べて、予防と対処の実際的な手段が講じられることを強く期待されてあたりまえです。「人類の必要」を完全に満たす「神の政府」の代表なのですから。それがぜんぜんできていないというのは、所詮、エホバの組織も管理職者のメンツのための組織であって、人間の真の必要、つまり、愛し愛され、尊重し尊重される人間関係を提供する能力がない、=エホバという神も信頼できる指導者ではない、と見なされても当然だと思います。ニューエイジのグループや、アダルトチルドレンのワークショップ・グループのほうが、そのような人間関係の達成度は高いです。

「日本においては、モラル・ハラスメントを問題にし、その対処、解決を図るにはまだまだ長い時間が必要である。その人固有の人権と自由を尊重する民主主義というものが徹底されていないところで、どうしてモラルハラスメントが解決されようか。教科書的に言うならば、あるいは法律的に言うならば、民主仕儀はゆうに成立しているにも拘らず、われわれ日本人の日常生活は、民主主義などというものとは無縁なところで生き方を模索している段階にあるのだ(「モラル・ハラスメト」/M.F.イルゴイエンヌ)」。

ならば、民主主義を否定し、信者を「臣民」と定義し、「神権的」と称して絶対的、全体主義的な体制を敷くエホバの証人の社会で、どうして権力をかさにきた人権侵害やハラスメントが解決されるでしょうか。エホバの証人の社会では、「愛」というのは、ハラスメントと人権侵害を容認し、見てみぬふりを正当化するための「政策」でしかない。だから良心を見失っていない少数の信者は自分を責める必要はないと思う。でも個人的に対処するスキルを身につけようと努めるのは、自分の成長を図る、立派な意欲だとも思います。

わー遅れる!

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