アブサンさんへ
> 私、長男を奪われ。
> その上娘までもが、エホバに奪われそうになったりしたもんで。
> (私自身が、浅はかだった事が原因なんだけどね)
> 娘は、外目には何ら問題もなく、毎日を送っているように見える。
> けれど、まだちょっとした「キーワード」になるような事があると
> オドオドしている様子が覗えるのです。
ほう、年若くしてエホバの証人の世界に入る人は、日本では母親が入信したせいでそうなるのが圧倒的ですが、ご長男さんはご自分であの世界へ入られたのでしょうか。もしくはお父様経由でもなしに?友人の証言をきっかけに、というのもあるでしょう。
息子さんは、年若くしてこの世の不条理について真剣に考え、どこかに真理があるはずだ、すべてを正してくれる神がいるはずだ、などと考えるタイプだったのでしょうか。だとしたらたとえ家族にエホバの証人がいなくても、エホバの証人の教えが、「これぞ真理だ」と若気の至りではすまない勘違いをしてしまうかもしれません。
仏教的な相対主義的な価値観、多元論などにもふれる機会があればいいのですけどね。確かにこの世の中は「憎まれっ子世にはばかる」「正直者はバカを見る」ところです(これはエホバの証人の世界も同じなんだけど)。まっすぐな考えの子供ならそうしたことが許せず、理想社会を切望するということもエホバの証人の世界を目指すに限らずありうることではあります。まあ、ものみの塔協会創始者のチャールズ・テイズ・ラッセルという人もそういう人だったと言えることは言えるのですけど。
http://www.jwic.info/history1.htm
http://www2s.biglobe.ne.jp/~fusenji/kenkyu/ehoba/ehoba_4_2.htm
http://www.stopover.org/lib/translation/governingbody.html
日本にも来ているそうな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9B%E3%83%90%E3%81%AE%E8%A8%BC%E4%BA%BA
19世紀後半にアメリカで起こった再臨派(アドベンチスト、エホ症、モルモンなど)は、その頃に起こった聖書学、聖書批評学、自由主義神学などに脅威を感じたキリスト教徒たちが精神的自己防衛の手段として興したものであると私は思います。当時はそれでも学問的研究がそれほど進んでおらず、死海文書もナグ・ハマディ文書も発見されていなかった。
研究の進んだ現在では正統とされるキリスト教の主張、聖書中心主義の福音主義などのファンダメンタルな教会の教えも学問的には否定されています。程度の差はあれ、多くのキリスト教会ではそのような聖書を批判的に研究する学問の成果を否定し、悪魔の業としてそのような書物を読まないよう信徒に警告します。いってみればその傾向があまりに強いのがエホ症というだけです。
現在でも、とにかく聖書を絶対の神からの書物とし、それをよりどころにしているかのような生き方をしていればとりあえず安心、というような人は数多くおり、その度合いに応じて、ファンダメンタルな教会に熱心に通う人、それでは飽き足らずエホ症になる人、等々いるのではないでしょうか。
キリスト教の地盤のない日本のエホバの証人拡大の理由には、高度経済成長にともない主婦層をターゲットにしたことなど、
いろいろ言われますが、欧米のそれとはまた違った理由があるのでしょう。
この世の真理というものはあるかもしれませんが、唯一絶対の真理の組織、などというものに幻惑されては、道を誤ります。かつては共産主義の理想が語られ、北朝鮮は地上の楽園などと呼ばれていました。実態はどうでしょう。
まあ、恋は盲目、理想に燃えてしまっている若人を諭すのは簡単なことではないのですが。
> 私、長男を奪われ。
> その上娘までもが、エホバに奪われそうになったりしたもんで。
> (私自身が、浅はかだった事が原因なんだけどね)
> 娘は、外目には何ら問題もなく、毎日を送っているように見える。
> けれど、まだちょっとした「キーワード」になるような事があると
> オドオドしている様子が覗えるのです。
ほう、年若くしてエホバの証人の世界に入る人は、日本では母親が入信したせいでそうなるのが圧倒的ですが、ご長男さんはご自分であの世界へ入られたのでしょうか。もしくはお父様経由でもなしに?友人の証言をきっかけに、というのもあるでしょう。
息子さんは、年若くしてこの世の不条理について真剣に考え、どこかに真理があるはずだ、すべてを正してくれる神がいるはずだ、などと考えるタイプだったのでしょうか。だとしたらたとえ家族にエホバの証人がいなくても、エホバの証人の教えが、「これぞ真理だ」と若気の至りではすまない勘違いをしてしまうかもしれません。
仏教的な相対主義的な価値観、多元論などにもふれる機会があればいいのですけどね。確かにこの世の中は「憎まれっ子世にはばかる」「正直者はバカを見る」ところです(これはエホバの証人の世界も同じなんだけど)。まっすぐな考えの子供ならそうしたことが許せず、理想社会を切望するということもエホバの証人の世界を目指すに限らずありうることではあります。まあ、ものみの塔協会創始者のチャールズ・テイズ・ラッセルという人もそういう人だったと言えることは言えるのですけど。
http://www.jwic.info/history1.htm
http://www2s.biglobe.ne.jp/~fusenji/kenkyu/ehoba/ehoba_4_2.htm
http://www.stopover.org/lib/translation/governingbody.html
日本にも来ているそうな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%9B%E3%83%90%E3%81%AE%E8%A8%BC%E4%BA%BA
19世紀後半にアメリカで起こった再臨派(アドベンチスト、エホ症、モルモンなど)は、その頃に起こった聖書学、聖書批評学、自由主義神学などに脅威を感じたキリスト教徒たちが精神的自己防衛の手段として興したものであると私は思います。当時はそれでも学問的研究がそれほど進んでおらず、死海文書もナグ・ハマディ文書も発見されていなかった。
研究の進んだ現在では正統とされるキリスト教の主張、聖書中心主義の福音主義などのファンダメンタルな教会の教えも学問的には否定されています。程度の差はあれ、多くのキリスト教会ではそのような聖書を批判的に研究する学問の成果を否定し、悪魔の業としてそのような書物を読まないよう信徒に警告します。いってみればその傾向があまりに強いのがエホ症というだけです。
現在でも、とにかく聖書を絶対の神からの書物とし、それをよりどころにしているかのような生き方をしていればとりあえず安心、というような人は数多くおり、その度合いに応じて、ファンダメンタルな教会に熱心に通う人、それでは飽き足らずエホ症になる人、等々いるのではないでしょうか。
キリスト教の地盤のない日本のエホバの証人拡大の理由には、高度経済成長にともない主婦層をターゲットにしたことなど、
いろいろ言われますが、欧米のそれとはまた違った理由があるのでしょう。
この世の真理というものはあるかもしれませんが、唯一絶対の真理の組織、などというものに幻惑されては、道を誤ります。かつては共産主義の理想が語られ、北朝鮮は地上の楽園などと呼ばれていました。実態はどうでしょう。
まあ、恋は盲目、理想に燃えてしまっている若人を諭すのは簡単なことではないのですが。