昼寝するぶた 掲示板過去ログ:#7721

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No.7721 Re:重要なお知らせ 2 投稿者:Samsung 投稿日:2005/08/16 15:41     
ちょっとヒマなものですみませんちょっと言わせてください。

エホ症問題を比較するのに北朝鮮とか旧日本軍国主義がよく引き合いに出されますが、
類似点は非常に多いけどやっっぱり大事なところで決定的に違うと思います。
国っていうのは、特に日本人の場合は、長い歴史をかけて作り上げられてきた同じ言語同じ文化の生活共同体だし、自分自身のよりどころです。
ものみの塔はどうでしょうか?確かにどっぷりつかってしまえば生活共同体かもしれないけど、彼らの生活は周囲の圧倒的大多数の世の人々の努力がなければ当然成り立たないわけです。しかもその組織たるや根本が塔痴態だのニセ預言だののウソ八百の上に成立しているものです。

塔痴態がただの阿呆な老人だと分かっていてそれでもさまざまな事情でエホ症を続けている人は、今でも少数派なのではないでしょうか。

天皇が現人神だとか本気で信じていた人は、というか信じ込まされていた人が国の末端の人々であった、というのはエホ症と似たようなもんですが、上に行って教育水準が高いほどもっと理知的に考えていたのではないかと思います。ていうか天皇が(ただの)人なのは当たり前ですが、少なくとも国家統治の正統性は血筋だけからしても、塔痴態が神の代弁者と自称するよりははるかに合理的な根拠があると私は思います。

二等兵だった田中角栄は「上官の命令は天皇陛下の命令と思え」式の思考の軍隊が大嫌いで戦後もタカ派とは一線を画していたようですし、天皇陛下のためとかいって実際は戦場で最後に「天皇陛下万歳」などといって死んでいく人はおらず「おかあさん」といって死んでいったそうです。

高等教育を受けていた全員将校であった神風特攻隊員は、天皇陛下のため、といって喜んで死んでいった、のでしょうか?そうでないことは残された隊員たちの手記を一部読めば分かります。彼らは末端の何も知らない知らされていない国民とは違い、日本がもはや戦争に勝てるはずもないことは十分分かっていたが、それでも選択の余地のない状況、親を思い家族を思い故郷を思い国を思う気持ちから(最後の抵抗を試みるかそうしないかだけで講和の条件も違ってくる、というようなことを言っていた人もいる)、散っていった。特攻隊員に限らず、軍隊教育を受けた将校のみならず赤紙をもらった兵隊たちみな天皇陛下のためなどではなく、愛する家族や故郷や国のために戦ったのではないでしょうか。

これが宗教の盲信だと本気でアラーの神や麻原や塔痴態のためには死んでも怖くないむしろ歓喜となるからまさに狂気です。

天皇が神であろうがなかろうが、軍国主義が間違っていようがなかろうが、あの時代には現実に他国からの侵略の脅威、先にやらなければ逆にやられる、っていう状況が現実にあったわけです。ハルマゲドンだこの事物の体制の終わりだなどというインチキとは根本的に違います。

もちろん旧日本軍および大日本帝国は大いに国策を誤ったと思いますが、日本国民として祖国防衛のために命を賭けて戦った、またそれを支えた市民の当時のあり方は戦争に負けたからといって全否定されるものではないと私は思います。
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