ゲストブック過去ログ:#1016

昼寝するぶた

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No.1016 日ごろ想っていること 投稿者:ホワイトスモーク 投稿日:2004/11/13 22:02 元2世兄弟 不活発で棄教でーす ちょっと壊れてる O型 20代後半 宗教はもうこりごりな人
初めて書かせて頂きます。
長文ですが、どうぞお許しください。

”真理”を受け入れる・受け入れない、ということについてです。
人間の考え方は、生まれた場所や生きてきた環境に左右されると思います。
それは、エホバの証人の言う”真理”を、聞く聞かないにも大きく影響するはずです。
南国の暖かくゆっくりとした時間の中、家族に囲まれて生活している人と、
家族が殺され、戦地で恐怖に怯えている人とでは、
求めるものも将来への望みも違うはずでしょう。

それでも、エホバの証人は言います。
「どこで生まれようと、どういった環境で育とうと、
真理を受け入れる・受け入れないは、その人の問題です。
ハルマゲドンまでに、神の見地で平等に真理はふれ告げられます。」と。

現時点では、エホバの証人の数が多い地域、また少ない地域というのは確かに存在します。
この偏りがなくならない限り、本当の意味で平等とは言えないはずです。
エホバの証人となる可能性が、生まれた場所や環境に左右されることになるのですから。

あるエホバの証人は言うかもしれません。
「現時点で偏りがあったとしても、ハルマゲドンの前までにそれは解消されます。そのために今、世界中で宣べ伝えているのです。
仮に解消されなくとも、きっと特別な計らいがあります。
そもそも、真理を伝えることは、人間でなくてもみ使いでも良いのですから。」と。

特別な計らいがあるのであれば、自分はその計らいがある側でいたかったと思います。
今言えることは、その計らいに関係なく、
不慮の事故で死に、復活させられ、”楽園”を実際見た方が、自分は”真理”を受け入れやすいだろうということ。
世界には、日々の現実が重すぎて、”真理”を受け入れられない人が大勢います。
その人たちにとって、”真理”や”楽園”は、今の生活からはかけ離れたものでしょう。
しかし、その人たちも実際に”楽園”を見て、自分たちがなぜ復活したかを聞かされれば、おのずと”真理”を聞くようになるのではないでしょうか。
この点、納得できず違和感を覚えます。
この段階の質問になると、エホバの証人は苦笑いを浮かべて、
「そこについては私達もわかりません。ただ多くの答えが提示されている中で、兄弟の言っていることは重箱の隅をつつくようなものです。後は、兄弟の信仰によるのではないですか。」と答えるのです。

否。

信じていたものに裏切られたと感じている者、
また、矯正できないほどに痛手を受けた者が持つ、疑念と葛藤。
それに対峙し、自分の中で消化しようとする時、単純に「信仰」で片付けられない問題が、多く深く存在するのです。
その問題のため、日々の生活や想いに支障をきたしているとすれば、上の答えは救いようのないものです。

「愛、力、公正、知恵の特質を持っているものがいて、真理を受け入れ、信仰を持つことによって救われる」
そう信じることが出来ない人間が、ここにいます。
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