エホは子どもをロボット化する宗教だ。
父方の親戚が驚くことを口にした。
「毎年のように親戚同士で集まるのに、モーリスちゃんたちは
全然顔を見せなくてね、心配していたのよ」
「訳も分からないうちから集会に連れて行って、何やってるんだ
ってそうとういい争いしたのよ。でもお母さん、結局
『自分の子どもだから』って言って・・・」
父方の親戚は仲がよく、祖父母が亡くなってからも定期的に
集まっていたようだ。だが、そこに法事がからむから、と、
母親は集まりに参加せず父独りを行かせ、私たちにも何も
言わないでいたことが判明した。
また親戚方が色々と気を揉んでくれていて、私たちの心配を
するたびに母親とバトルしていたことも。
去年、父の３回忌だった。
父はもちろん未信者、私はおととしの６月に断絶届けが受理されている。
それでも私に法事の連絡を回してこない・・・
これで母親が私を従属物として扱っていたこと、私のことより
自分のことが何より大事で、私は自分の右腕としてしか見ていなかったことがよく分かった。
新たな怒りが湧いてきた。
もう絶対に母親を許すまい。
過去に母親が親のいない寂しい生活を送っていたとて、私には
関係がない。母親の傷を引き受ける義務などない。
父方の親戚が驚くことを口にした。
「毎年のように親戚同士で集まるのに、モーリスちゃんたちは
全然顔を見せなくてね、心配していたのよ」
「訳も分からないうちから集会に連れて行って、何やってるんだ
ってそうとういい争いしたのよ。でもお母さん、結局
『自分の子どもだから』って言って・・・」
父方の親戚は仲がよく、祖父母が亡くなってからも定期的に
集まっていたようだ。だが、そこに法事がからむから、と、
母親は集まりに参加せず父独りを行かせ、私たちにも何も
言わないでいたことが判明した。
また親戚方が色々と気を揉んでくれていて、私たちの心配を
するたびに母親とバトルしていたことも。
去年、父の３回忌だった。
父はもちろん未信者、私はおととしの６月に断絶届けが受理されている。
それでも私に法事の連絡を回してこない・・・
これで母親が私を従属物として扱っていたこと、私のことより
自分のことが何より大事で、私は自分の右腕としてしか見ていなかったことがよく分かった。
新たな怒りが湧いてきた。
もう絶対に母親を許すまい。
過去に母親が親のいない寂しい生活を送っていたとて、私には
関係がない。母親の傷を引き受ける義務などない。
