わたしの財産は、
認めてもらえないことと、受け入れられないこと、
悲しいことと、悔しいこと、
挫折したことと、裏切られたこと、
そして孤独を味わい知ったこと…です。
「自分が傷つかぬ限り、人は他人の痛みを感じない、
自分が飢えるまでは、他人の飢えには無関心なものです、
人間というものは」。
(「正雪記」/山本周五郎 )
「人間は絶望し、絶望から抜け出るたびに高められる」。
(「泣き言は言わない」/同著者 )
きっと、たどり着く。
このトンネルを越えたところにある高みに。
カルトに依存する者などはだれも
そこに立つことは決してない高みに、
きっとたどり着く。
「にんげん生きているうちは、終わりということはないんだな…」 (「おさん」/同著者 )