ゲストブック過去ログ:#1230

昼寝するぶた

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No.1230 「地の塩」… 投稿者:小梅 投稿日:2005/06/10 22:22      
「いわゆる“人間的”な事がらで、一番われわれの心が慰められるのは、人々をより深く知るようになれば、たいてい彼らが評判よりも良い人間だということを見出したときである」。

カール・ヒルティという敬虔なクリスチャンはこのように言って、人間は本質的に善であることを説いた。わたしもそう信じたい。

しかし、そう信じようとすればするだけ、期待は裏切られるのだ。人間は本当に「善」なのだろうか。いや、人間は本質的に「善」でありうる、というのが正確であるに違いない。

すっかり自信を失い、誇りを傷つけられ、人格や存在価値を否定された人間の無目的で猥褻なわめき、罵り、人を貶めようとするすがたの醜さといったら…

だが、彼らがそうするのには、やはりそれなりに理由があるのだろう。聞くに堪えない言葉の裏には、きっと深い孤独と絶望があるのだろう。

ほんとうなら神や宗教は、そういう内奥の空白や闇を癒すものであるはずだ。ところがエホバの証人の宗教はその能力を持たない。否、エホバの証人の宗教が彼らの心に深い深い、不信と孤独と絶望を刻み込んだのだ。そんな宗教に何ほどの価値があるというのだろう。

「塩がその効き目を失うなら、人はどうするだろうか。それは外に投げ出されて人に踏みつけられる以外に、もはや使い道はない(イエス・キリスト)」。
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