皆々さま、お元気でいらっしゃいますでしょうか?
私は相変わらず宗教には拒否反応が出ています。
なもんで「あの世」に行ったこともない「この世」の人が平気で「あの世」の話を口にしたり、書いたりしているのを見ると、なぜか性格の悪い私は「くすっ」とほくそ笑んでしまいます。
『神の存在』は人間の理想を対象化したもの(心の中で作ったもの)としては個々には「存在」しているのだからそれを否定することは誰にもできないと思う。それがどんな神であっても。
他人から見て「本物」だろうが「偽」だろうが・・・・
当人だけがそう信じていればそれでいいんじゃないのかな?
[聖書]や[神]みたいな理想を対象化した存在なんか無くても、普通の人は『自己救済』を自分の頭ひとつで考えて対処して普段の生活を送っています。
で、そんな私のような者を宗教家さんたちは「神に感謝もできない人だ」と心の中で哀れんでくれます。それでも、私はいい意味での柔軟性(いいかげんさ)のない宗教は恐いなぁと思うんですよ。
聖書に対して何の神聖性を感じない私は、[聖書]とはものすごく理性的には受け入れられない不合理な読み物だとしか思っていません。
聖書の内容からこの不合理さを一つだけ取り上げるとしたら
“処女が妊娠”と「原因」のないところに「結果」が生じてしまうのですから。それでも信仰されている方は「人間を造った神は何でもできちゃう」という結論を出される。それはそれで夢のある想像力豊かなお話でいいかも。
確かに聖書は分厚い本であって助言や詩、物語も多いし話題もテーマも豊富。クリスチャンじゃなくても愛読している人は多いかと思います。が、根本的解決は「聖書」にしか本当にないのかな?[聖書]だけを信じていれば救われるのかな?
人間、何かを信じていないと生きられない生き物であるとも言えますから、何かを信じるということ自体は決して悪いことではありません。が、[聖書]だけを信じていれば救われるのでしょうか?[聖書]を信じていない人は根本的解決はできないのか?というとそんなバカなことはないでしょ?
私みたいに無宗教の人たちは自己救済を取りながら生活を送っています。「宗教信じずおのれの頭ひとつで考える」というこれもまた自然なことだと思う。
人間は時として自分で解決できない難問、深い悲しみや苦しみから逃れようとする時、問題そのものの解決はひとまず横に置いといて「せめて心の救済だけはしたい」と考えて宗教的な物事に心が動く傾向にあることは確かに頷けます。
どの宗教にも世俗の諸問題に対しての何かしらの解答をそれなりに与えてくれるものであることは事実だとは思う。
それがいかに論理的ではなく根拠の希薄な解答だとしても苦痛で喘いでいる当人の心にとっては“心のよりどころ”となることも時としてありますからそれなりに必要なんだとも思う。
(自分も“交通安全のお守り”なんぞを何個も所持しているし)
そうやって救いを求めて集まって来た人たちを「ひとつの宗教」というもので固く縛り直すと「新たな人間家族」が出来上がるわけです。
[聖書]は苦しみからの救済とか心のあり方とか“あの世”とか“この世” 的な人間なら誰しも自然と持っている関心事を扱っているだけの【ただの本】であれば戦争も論争もなかっただろうに。
「あちらの宗派のは偽で、こちらで扱っているのが本物です」と
同じ書物を巡って何世紀にも及んで言い争いが耐えなかったり・・・
なんだかんだで人間に人種差別や偏見、異端思想を植えつけたのは「聖書」とそれを扱う「人間」なんじゃないの?
もちろん[聖書]の存在そのものに罪があるわけではない。
なぜなら[聖書]はただの活字であって意志がないのだから。
[聖書]は自分の意志で書物以外の猫にも別のモノにはなれない)
そこに存在しているのは生命のない「活字」だけ。
その活字を[聖なる書]だと本の分類(付加価値)を付け加えたのは人間です。同じ書物でも分類を「伝説本」と位置づけにもすることも人間にはできたはずなのに。
聖書の内容が事実か否かなんて、その時代を生きた人々と作者本人に聞かないと判らないような事を2000年以上も時が経ったこの時代に「うちが使っている聖書が正しい」とか「この予言はこういう意味です」なんて「あの世」のことを「この世」の人が言い切るのは・・どうかと思って・・・
説明ができても解明されていないものは、そっとそのままにしておけばいいのに・・
“全ての物事は、なるようになっていて、ならないようにはなっていない”ってのが持論なんですが・・・これじゃイカンのかなぁ〜
どうして、白黒、善悪、上下、左右のラインをくっきりハッキリ付けたがるのかなぁ?
どうしてグレーとかビミョーとか、中間、とかじゃだめなのかなぁ?
万物が存在していることの不思議さに気づくだけじゃだめなのかなぁ?
カチコチの頭の中とカチコチの価値観をどうして欲しがるのだろう?
人間の身体はこんなに柔らかくて、しなやかで、温かい存在なのにね。
あぁ〜私自身の『バカの壁』は恐ろしく分厚い。。。
(それから長い書き込みゴメン)