ゲストブック過去ログ:#725

昼寝するぶた

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No.725 自己嫌悪 投稿者:若葉 投稿日:2004/02/22 18:40 元2世経験者 ♀ 今は不活発でーす 壊れてたけど山は越えた   神がいても無宗教な人
今月の初め、22歳の妹が包丁で手首を切り救急車に乗った。
当日、母が山形から京都まで駆けつけると言うので、
私と夫は飛行機の手配の相談に乗ったりした。
その翌日、母の高飛車な態度に怒った私は冷戦状態に入った。
それは今も続いている。

私が21歳で薬を大量に飲んだ時には全然驚きもしなかった母を思い出したからか、
物心ついたときから愛情を示してもらえなかった記憶がよみがえったからか、
昔の私が欲しかったものを全部与えられてきた妹への嫉妬かどうか良く分からない。

その3日後に、父が私と夫を訪ねて来たので、
私は「母とはそもそも親子関係が成り立っていない。
私が8歳の時に母に言われた言葉をまだ引きずってるから」と言った。

すると父は、そんなに長い年月にわたる感情のもつれとは予測していなかったらしく、
戸惑った表情をしながら「おまえは小さい頃から
そういうことは言わない子だったから・・・」と言い訳した。
そこで私は切れて、「言えるわけが無いでしょ! JWだったんだから!
『建設的な話題以外は話すな』って教育したのはあなたでしょう!
今さら何を言うの!」と言い返した。

それに対して父は、「みんな気違いみたいだったんだ。おかしいんだ、あの組織は。
会衆内にも、泣いている人がいっぱいいるんだ・・・」とぼそぼそと言った。
最近、長年の心労で改革派に近い思想を持つようになった父は、
会衆内で「分裂・分派を引き起こしている」と言われて冷遇されているらしい。

でも、そんなことは私には関係ない。
両親は組織の被害者なのかもしれないけど、
私にとっての両親は純粋に「加害者」でしかない。
「神権家族の娘」としてこの世に生まれてからずっと、
親子と言う名の独裁政権が存在してきたことを私は絶対に忘れない。
両親の不幸な生い立ちや入信の経緯に同情はしても、
それを理由に私の成育歴を両親が正当化するのは筋違いというものだ。
両親が歳を取って弱気になったからといって、
今さら相殺されるものではない。

私は「自分の意思で入ったんでしょう?
それで家族全員を巻き込んどいて、今さら愚痴言わないでよ!」
と突き放した。

父も母も、「地上の楽園」という希望がなければ
とっくにこの世に生きていなかっただろうと思う。
両親がJWの教えと出会わなければ、
私はこの世に生まれてこなかったのかもしれない。
でも、私は生まれてこなかった方が良かったと今でも思う。

父は「今はまいけるさんがいるから、おまえも強くなったな。
幸せになれて良かったな・・・。生まれてきて良かっただろう?」
なんてしみじみ言っていたけど、
私は「今が幸せでも、それは30年以上生きてきた中でたった1〜2年のこと。
私の人生の中では、まだたったの30分の1でしかない!」と言い返した。

本当に可愛くない娘だなーと自己嫌悪しながら、
私はまだ生きている。
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