この板では、みなさん、はじめまして。
「償い」の歌詞を読んでいて、ふと思い出したこと。
もう十数年も前になるのかなぁ、私は、すこし人目は惹くものの、
化粧などは殆どしない、素直な雰囲気の女の子でした。
何かの帰り道で、夜の雑踏の新宿を歩いていたとき。
真面目なサラリーマン風のやせたおじさんが、後ろから、
ねぇこんばんは、と声をかけてきた。私に「花を買ってあげる」という。
普通のナンパとは、なんとなく違うみたいだし。
おじさんは、とても嬉しそうだし、とても地味な感じの人だった。
おじさんは、戸惑う私に、自分から、楽しそうにどんどん話しました。
十年も貸していたお金が、あきらめていたのに、今日、突然返ってきた。
返ってくるなんて思っていなくて、本当にあきらめていたのに、返してくれた。
友達がそうして返してくれたのが、もう、とても嬉しくってね、と。
だから、あなたに花を買ってあげる、って・・・。
私は、びっくりして、
いえいえそんなそんな・・・、と、とにかく遠慮しました。
それでも、「どうしても買ってあげる」という、この嬉しそうなおじさん。
ちょうど西武新宿の駅の前でしたが、屋台風の花屋が出ていて
その前で、何の花が好き?と、おじさんは、私にききました。
私はその頃、黄色いチューリップが、とても好きで。
おじさんは早速、黄色いチューリップの花束を注文しました。
大きな花束を私に持たせると、私に「ありがとう」と言って、
おじさんは、そのまま、また雑踏の波に消えていきました・・・。
「償い」の歌詞を読んでいて、ふと思い出したこと。
もう十数年も前になるのかなぁ、私は、すこし人目は惹くものの、
化粧などは殆どしない、素直な雰囲気の女の子でした。
何かの帰り道で、夜の雑踏の新宿を歩いていたとき。
真面目なサラリーマン風のやせたおじさんが、後ろから、
ねぇこんばんは、と声をかけてきた。私に「花を買ってあげる」という。
普通のナンパとは、なんとなく違うみたいだし。
おじさんは、とても嬉しそうだし、とても地味な感じの人だった。
おじさんは、戸惑う私に、自分から、楽しそうにどんどん話しました。
十年も貸していたお金が、あきらめていたのに、今日、突然返ってきた。
返ってくるなんて思っていなくて、本当にあきらめていたのに、返してくれた。
友達がそうして返してくれたのが、もう、とても嬉しくってね、と。
だから、あなたに花を買ってあげる、って・・・。
私は、びっくりして、
いえいえそんなそんな・・・、と、とにかく遠慮しました。
それでも、「どうしても買ってあげる」という、この嬉しそうなおじさん。
ちょうど西武新宿の駅の前でしたが、屋台風の花屋が出ていて
その前で、何の花が好き?と、おじさんは、私にききました。
私はその頃、黄色いチューリップが、とても好きで。
おじさんは早速、黄色いチューリップの花束を注文しました。
大きな花束を私に持たせると、私に「ありがとう」と言って、
おじさんは、そのまま、また雑踏の波に消えていきました・・・。