毎日が夏休み 掲示板過去ログ：#901

すみません、わざわざカットアンドペーストしないと見れないし、私の考えを押し付ける気もありませんので、参考程度に見ていただければ幸いです。

イスラム原理主義の自爆テロについて、以前にハーレムを夢見て死んでいったのだから神風とは本質的に異なる欲望のための身勝手な死だ、と書いたように思いますが、
パレスチナで絶望的な自爆テロが後を立たないことを考えても、その本当の動機は「死をもってしても相手に一泡ふかせてやりたいほどの絶望的な怒り」ではないか思いなおしました。これと同じ動機で自殺する人は平和な日本においてもたくさんいると思います。
どうせ自爆テロやるならでっかくやろう、アメリカに一泡ふかせてやろう、思い知るがいい、と考える人がいても不思議でなく、それが同時多発テロにつながったのでしょう。イスラム教徒であっても、自爆テロで殉教者となれると教えているのはごく一部の過激な教派だけでしょう。本気でそんなこと信じられるとは思えません。
http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r12-116.htm

神風特攻隊員はアメリカに対する怒りから任務を果たした人はいないでしょう。この意味でやはりイスラム過激派の自爆テロとは異なっていると思います。

原爆まで落とされ、「アメリカにはかなわない」ということで納得してしまう農耕、多神教民族の日本人と違い、一神教を奉じ何よりも民族の誇りを大切にするイスラム諸国の人々がたとえ軍事力で負けてもアメリカに屈服することはありえないでしょう。またなんだかんだいっても太平洋戦争は日本が始めた戦争ということもあります。これに対してパレスチナ問題はもともと英米の身勝手さに原因があり、パレスチナ人には何の非もありません。

すべてのアメリカに敵対するムスリムを殺戮しない限りアメリカの思い通りにはならないと思います。そんなことは不可能でしょう。戦争するための口実に使っているといわれるのは仕方がないのではないでしょうか。