このように理論的に宗教とは何かをわかりやすく解説している本です。一読すると目からウロコになること請け合いです。「詭弁論理学」を卒業した後は、この本を読んでみることをお勧めします。

「詭弁論理学」を読んで詭弁という人を騙すテクニックから目が覚めた人は次に「<脱>宗教のすすめ」を読むと、今度は宗教から目が覚めますよ。

<脱>宗教のすすめ 竹内 靖雄 (著)

PHP新書 価格:\720 ISBN4-569-60918-X

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内容:宗教は衰退産業であり、将来自然消滅する?? 徹底した市場主義の立場から資本主義社会における人間と宗教のあり方を論じた異色評論。

解説:宗教にトラブルがつきものなのはなぜか? 法律で取り締まる必要はあるか?

数多い宗教書のなかで、宗教にまったく関係のない人間が書いた著書は少ない。本書は、経済学者である著者が、消費者という視点から聖書やコーランを読み解いた異色の宗教論。徹底した市場主義の立場から、「宗教はサービス産業であり、かつ現代では衰退産業である」と捉え、現在の問題を見事に言い当て、そのあり方と対策を辛辣かつユーモラスに問う。

「宗教の需要はどこからくるか?」「どんな宗教が生き残るか?」「なぜ死後の世界を説くのか」「信じるものはだまされる」「人間は神をつくる動物である」「脳は迷信的に思考する」など、世界史における宗教の犯罪歴から、新興宗教のカラクリまで、赤裸々に宗教の姿を描き出す。

<反>ではなく<脱>宗教、つまり宗教を「卒業」するために、真実の宗教を学ぶための一冊。

各章をまとめたQ&Aや、「宗教に関するテスト」などユニークな試みも魅力。

出版元のPHP研究所の解説より

人類を救いたいという衝動は、たいていは支配したいという衝動を隠す表向きの看板である。 H・L・メンケン

宗教は、…民衆のアヘンである。…宗教は、人間が自分を中心に行動するようになるまでの間、人間のまわりを回る幻想上の太陽であるにすぎない。カール・マルクス

2003/05/19


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