私の母親は組織の決定に忠実に従う「正しいエホバの証人」でした。組織の猫の目のようにころころ変わる決定に忠実に従う母親により大迷惑を貰った私は、自分が親になる時に母親と完全に絶縁しました。私は親の死に目に会う気もないし葬式に行く気もありません。これは組織の決定に忠実に従ってきた母親の自業自得です。

あなたも私の母親と同じ「正しいエホバの証人」ですか?もしあなたが正しいエホバの証人ならこの決定に忠実に従うべきでしょう。

その結果、私の親子関係と同じように親子絶縁になった場合、組織は責任を取ってくれません。

それどころか将来「新しい光が出た」と称して違う決定が出る可能性もあります。その際も組織は過去の取り決めに対して責任を取りません。それがJWという組織です。

ですから、あなたがこの決定に忠実に従った結果、将来自分が子供に捨てられたのなら、それはあなたの自業自得です。

覆水盆に返らず

追記1:
なおJWには排斥された信者に対して復帰制度があります。排斥されて数年間経過後、「また組織に戻りませんか」というお誘いがあり、排斥者がそれに応じた後で、会衆内村八分という制裁を1年近く受けます。会衆内村八分とは、「排斥者は長老以外の誰とも喋ってはいけない」というJWの教えに基づいた信者達による無言のリンチで、王国会館に自分がいても周りはその存在を一切無視します。排斥者は1年近くの無言のリンチに耐えた後、やっと組織に復帰できます。そして、復帰制度を排斥者に適用するかしないかは上の一方的な判断だそうです。

私が以前に2世達のオフ会で聞いた特異なケースとしては、ある長老が輸血して排斥になり、数年後に組織に正式に復帰し、そのまた数年後に長老に返り咲いたケースがあったそうです。

【排斥者が教える排斥されないコツ】
審理委員会では悔い改めの姿勢が何より大事です。審理委員会では自分に正直なお人好しほど馬鹿を見ます。よく姦淫の罪を犯して女性信者はおとがめ無しで、男性信者が排斥されたというパターンがありますが、審理委員会の長時間の尋問により、女性信者は泣き崩れ、男性信者は頭がブチ切れたというパターンになるようです。そうなると女性信者は悔い改めの姿勢が見えたのでおとがめ無し、男性信者は反省の色が見えないから排斥となります。こういう場合、審理委員会とは単なる儀式と考え、男でも七転八倒して泣き崩れ、反省の態度を見せるのが何より肝心です。よく長老の息子や娘が審理委員会にかかってもおとがめ無しで、同じ罪を犯した一般信者が排斥になるのは、長老の親が審理委員会を生き延びるコツを子供に教えるからです。まぁ、審理委員会を生き延びるコツを教えても、お人好しのあなたがその場で使えるのかどうかわかりませんけど、一応自分の経験から参考までに書いてみました。

追記2:
排斥されるとこういう制裁があるわけですから、JWを辞めるには不活発で辞めるのが一番かしこいやりかたです。自分のけじめをつけたいという理由から「断絶届」を出すとどうなるかというと、断絶者は排斥者と同じ扱いになります。JWでは名誉を持ってきれいに辞めるなんてことは不可能なシステムになってます。やれやれだよね。 ┐(´ー`)┌

2002/08/15


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