子供の幸せを願うのはどの親でも同じだと思います｡でもJWって宗教は､自分と子供の｢今｣の問題にはものすごく効き目のある強い薬かもしれませんが､明日の効き目は実証されていませんよ｡
それは元2世達の存在が証明しています｡
良く利く強い薬とは毒薬並の副作用がある薬だということを忘れないでくださいね｡
JWの親はみんな必要以上に子供に干渉しすぎです｡親の過干渉は過保護と同じです｡子供を過干渉で育てると子供が大きくなってから､世の中を生きて行くには弱い人間になってしまいますよ｡
私は､親は子供に必要以上に干渉せず常に見守りながら育てて､子供の意志を尊重し､基本的にほっぽっておいた方がちゃんと育つと思います｡それは放任主義ではなく子供を野生化させる事です｡その方が､子供が一人ぼっちになっても世の中をちゃんと生きて行けるようになると思います｡
それに､親は必ず子供より先に死ぬんですから｡独立心を養うなら早いほうがいいですよ｡どうせいずれそうなるんですから､早めに｢親はあてにならん｣って思わせておいたほうが子供の将来の為にはいいと思います｡だって本当に親はあてにならんのですから(笑)
私は､元2世って｢実は鴨だった､みにくいあひるの子の物語｣だと思います｡渡り鳥の鴨がいっぱいいる池に､少数のあひるの親子が共存しています｡でも､そのあひるの子は､あひるじゃなくて鴨なんです｡
渡り鳥の鴨は寒くなると北へ向かいますから､小鴨はみんな子供の頃から飛行訓練を受けて飛び方を覚えなくてはなりません｡一生懸命楽しそうに飛び方を練習している子鴨達を見て､あひるの子鴨もまねをして空を飛びたくてしかたがありません｡
でも､あひるの親は､｢そんな危ないことを練習してどうなるの､この池にいれば､毎日親切な人間のおじいさんが餌をくれるから一生食べていけるんだよ｡それに空を飛ぶなんてつまんないんだよ､第一飛んだら疲れるし危ないでしょ､親の言うことをちゃんと聞きなさい､聞かないとﾑﾁだからね｡｣って言われて育つわけです｡
でも子鴨は､親のいない隙を突いてちょっと空を飛んでみたら､ちゃんと自分は空を飛べるし､それが楽しくて仕方がないんです､だからますます空を飛ぶ練習をしたくなるわけですが親は大反対です｡特に正規の飛行訓練はｻﾀﾝだから絶対に駄目だと言うわけです｡
そこで､親の言うことに従って飛ぶのをあきらめた子鴨や､最初から空を飛ぶのには向いていなかった｢生まれつきの聖職者ﾀｲﾌﾟ｣の子鴨は､親の言う事をしっかり聞いて､目指せ海老名ﾍﾞﾃﾗｰ､特別開拓者ｺｰｽに行きます｡
でも､自分はｱﾋﾙじゃなくて､みんなと同じ鴨なんだと自覚した子鴨は､親や周囲の反対を押し切ってでも池から空に飛び出すわけです｡
でも､飛び出したはいいけれど､小さいときから飛ぶことを全部親に禁止されてますから､基本的な空の飛び方を誰にも教わっていないんです｡だから､ちょっとした乱気流に遭うといきなり墜落して怪我をしてしまいます｡懲りずにまた飛んだら､また落っこちて怪我をしてと言う､傷だらけの人生になってしまいます｡
特に雌の子鴨は､お年頃になって恋をして､雄鴨に振られて傷ついて､徐々に免疫をつけていく､雌の子鴨の天敵の狼から身を守る大事な練習を全部禁止されていて､同年代のﾖﾋﾞﾄの雌の子鴨に比べて依頼心が異常に強くなっていますから､狙う方からすれば､鴨がﾈｷﾞと薪と鍋を背負って100円ﾗｲﾀｰ持って､狼に食べられるのを待っている状態です｡
で､やっぱり親の言うことは正しかった､自分は池に帰ろうって思っても､私みたいに､ｱﾋﾙの群から排斥された排斥鴨は何が何でも意地でも飛ぶんですが､そうじゃない不活発鴨は､池に帰ると仲間がいつも通り受け入れてくれるから､不満なのに池を出たり入ったりします｡でも､池に戻っても全然つまらない｡で､また飛び出すと正規の飛び方を知らないから怪我をする､この繰り返しになります｡
こういう子鴨って､どっちの生き方が正しいと思います?
鴨なのに､自分はｱﾋﾙなんだってだまし続けて生きていくのが正しいのか?それとも､いくらｱﾋﾙとして育てられても､鴨はやっぱり鴨なんだから､ﾘｽｸ背負ってでもみんなと一緒に北へ向かうべきか?
私が思うに一番幸せなのは｢生まれつきの聖職者ﾀｲﾌﾟ｣の子鴨でしょうね｡元々自分にそういう素質を持っていたんだから､そういう糞難しいことを､なｰんにも考える必要がないんですからね｡(ﾏｼﾞでうらやましいよ)
で､そういう答えの出ない話はそこまでにして､
ご存じかどうかわかりませんが､JWとは､表で見えていることが全部ではないです｡見えないところに真実がいっぱい隠されています｡そして､あなたがそれを知りたくても､それを知ったあなたの信仰がぐらつかないと周りが認めるまで誰も教えてくれません｡
で､｢なんで?｣って聞かれても､JWはそういうｼｽﾃﾑになってるんだからしかたがないんですよ｡もともとそういう宗教なんですから｡
でも､隠している人達には全然悪気はないんですよ｡あなたより信仰の強い人達は､あなたを真剣に救いたくてしかたがないんです｡でも､あなたにJWの真実を教えた結果､あなたがｼｮｯｸを受けてJWを辞めてしまったら､教えた方は神に対して申し訳が立たないから絶対に教えないんですよ｡そういうJW信者側の真面目な事情を理解しておいて下さいね｡