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今、現役信者をやっている人で、過去にJW組織の指導に忠実に従って子供をムチで叩いた経験のあるあなた。将来子供に捨てられる可能性がありますよ。ちゃんと自覚してますか?

若い頃は許せても、年齢が上がるにつれて許せなくなることがいっぱいあります。それが人間というものだと思います。

私がJWの教えの通りに自分でパンツを下げて母親にムチで叩かれた合計はせいぜい60発です。恐怖の80年代を生きてきた2世に比べたら、本当に何て事は無い数です。たったの60発です。でもたったそれだけの回数でも、人間は年をとると絶対に許せなくなるものです。

私は20代の頃、母親を完全に許しました。

しかし30代になると許せなくなりました。

それは何故かと言うと、20代の頃は、母親が何を考えて私にそう言う訓練をしたのかが理解できなかったからです。確信を持ち自信を持って私を教育する母親とは、純粋に私に対する愛情と、純粋に神に対する信仰から厳しく私を育てたと判断しました。ですから、その動機には悪気は無かったんだろうと好意的に考えて、親に育ててもらった恩と、母親に対する優しさから過去を全てを水に流し、母親を完全に許しました。

しかし、自分が年を取って当時の母親の年齢を過ぎれば、母親が何を考えてそう言うことをしたのかが自然に理解できるようになります。そしてどういう動機でそう言うことをやったのかも自然に理解できるようになります。

自分が親になってみると、親とはそれほど純粋に子供を愛しているわけでもないのがわかるし、母親が会衆内での自分のポジションを維持するための見栄で動いていたとか、自分の判断や考え方に自信なんか全然なくて、常に不安で、それを一人で解決できないから安易に宗教に走り、JWを信仰しても常に不安で、その不安感の裏返しで私に当たり散らしていたというのがわかってきます。そして、それがわかるようになると話の答えが変わってきます。

過去にムチで叩いたとしても、親がJWを辞めたのであれば親はJWに騙されていたんだと納得できて許せます。人間の心とは弱い物だと思います。自分一人で神や信仰に頼らないで生きていける私みたいなタイプの人もいますが、信仰や神がいないと常に不安な人もいます。そう言う人には信仰は不可欠でしょう。そういう心の弱いタイプの親が信仰を求めてろくでもない宗教にひっかかり、今は改心したと考えれば過去を許してあげることもできます。

しかし、最後まで組織の教えに忠実に従う現役信者であれば、そういう優しい考え方は絶対にできません。そういう親は、組織の指導に忠実に従った確信的な共犯者です。

いろいろあって母親と絶縁しましたが、40代になった今は母親と絶縁して正解だと思っています。そして今は、頼むから一日でも早く死んでくれと願っています。そういう感情は理屈ではうまく説明できませんね。

JWで、悪魔サタンの支配する世の中と言われている日本の一般社会を長く生きて来て、「自分に厳しく、他人に優しく」という日本的な考え方を知る事が出来て、自分もそうあろうと努力して生きていますが、JWで教わったのは、「自分に厳しく、他人に厳しく」と言う厳しい考え方でした。

たとえ自分の親であれ、自分が蒔いた種はちゃんと刈り取ってもらわなくてはなりません。私はそういう考え方をJW組織から体で教わりました。

今は信仰に熱心な信者と、なんちゃって信者の差が激しい時代だと聞きますが、なんちゃって信者の親に育てられた2世より、信仰に熱心な信者の親に育てられた2世の方が私みたいになる可能性が高いです。

今も現役信者の親をやっている人達はよく考えてね。もしあなたが過去に熱心な信者で、JWの教えに忠実に従って、【行いよりも動機が大事】って教育をしながらムチで叩いた人であれば、あなたの子供が、今の時点で過去の虐待行為を許してくれたとしても将来は絶対にわかりませんよ。

子供は時間が経てば必ず大人になります。その時に、その当時のあなたの心の奥底にあった本当の動機が自然にわかるようになります。その時にあなたが現役信者をやっていたら、大人になった子供が再びあなたを許すどうかは誰にもわからないと思いますよ。

JWとは人を裁くのが大好きな宗教です。大人になった子供は、昔あなたが教えた通りに、将来のあなたを裁く可能性がありますよ。

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