【JWを辞めてからの自分の心の回復状況のおおざっぱなまとめ】
15 JWを排斥になってやっと宗教をやめれる。
15〜18 1975年10月(18歳2ヶ月)のハルマゲドン待ちで刹那的生活。どうせ死んじゃうんだからやりたいことをやりつくそうと毎日をめちゃくちゃに生きる。この時期は完全に心が壊れていた。JW時代を考えるとパニックになるから一切思い出したくない。でもつい考えちゃうからパニックになる。毎日が重度の躁鬱状態。
18〜19 ハルマゲドンが来なかったので「もう俺にはJWは関係ねーや」の気分になり自分の将来の事を少し考え出す。JW時代を考えるとパニックになるから思い出したくないがたまに思い出しちゃうからパニックになる。躁鬱状態は相変わらずだが少し良くなり中程度の躁鬱状態
19 海上自衛隊に入隊。毎日の奴隷生活が急がしすぎで余計なことを考える暇が一切ない生活になる。忙しすぎて躁鬱なんて言ってられない。とにかく毎日毎日ハードな仕事とハードな人間関係に追われてJW時代を思い出す精神的余裕がまったくない状態になり、2年間のあいだ、JW時代を思い出すのを完全に忘れていたことに気がつく。これが自分の心のリハビリに効果絶大だった。
21 海士長になったら自分の性格が究極のリアリストに変化していた。「世の中には運の悪い奴は必ずいる。たまたまそれが自分だっただけの話。」厳しい男の世界を知ることで自分のトラウマは解決していた。「宗教に頼る奴ってのは、依頼心が強くて性格が弱すぎな奴で、一言で言えば気合いと根性の入ってない奴」と思うようになる。残りのこだわりはJWの教理の正当性の問題だけ。しかし自分の性格が究極のリアリストになっちゃったから宗教そのものに興味がなくなる。
22〜24 3年満期で海自を辞め普通の一般人として生活を始める。たまにJWの事を考えるが完全に他人事。自分を客観的に見れるようになったのでJW時代の事は思い出すとあまりの運の悪さに笑い出す状態になる。「要するに自分は生まれた家を間違えただけ。」人間の運命と宿命の枠を意識するようになり、暇つぶし的に仏教の教理の勉強をなんとなく始める。
25〜26 世の中の常識を知ることによりJWの教理のあらがいろいろ読めてくる。JW時代を考えるといろいろな疑問が湧いてくるようになる。この頃母親を完全に論破してJWを辞めさせる一歩手前まで追いつめる。でも最終的に辞めさせなかった、あの人の人生だから俺には関係ない。(自分の心の面倒は自分で見るのが基本)
27〜30 自分の心のこだわりであるJW問題を解決するためには聖書とは別の価値観が絶対に必要だと理解して既成仏教の教理の勉強を本格的に始める。それによりJWのトンデモ教理より仏教の教理の方がよほど論理的に出来ていることを知る。
30 この頃、JWの世界観や仏教の世界観とも違う、自分なりの納得出来る価値観を心の中に作り上げ、JWが正しいとか間違っているとかいうレベルとは全然違う、「人間にとって宗教は何故必要か」という視点から自分のJW問題を完全に解決する。
30〜35 既に宗教団体の教理の勉強は自分の趣味になっていたので既成仏教の勉強では満足できなくなり、新興宗教の教祖の書いた本で勉強するようになる。GLA、幸福の科学、成長の家、阿含宗など、いわゆる新宗教のたぐいで教祖が本を出版している宗教団体なら仏教や神道を問わず集中的に乱読して徹底的に調べ始める。それをJWと比較して考えると組織運営上の共通点がやたらと多く、それが面白くなってさらにいろいろな新宗教の教理を調べるようになる。
36〜40 気がついたら自分は新興宗教の教祖になる勉強をしていたことに気づく。人間にとって宗教の必要性とは何かがわかるようになる。要は人間側のニーズの問題。「これでもし自分に霊能力があったら俺は教祖様かも?」と思うがそんな霊能力は一切無い(苦笑)それに宗教はこりごりだから仮に能力があっても絶対やらないよ。
40〜44 ネットでJW関連掲示板の世界を発見、2世の掲示板に参加する。自分最後のこだわりだった大いなるバビロンであるキリスト教会を一通り廻り、自分は神や仏や宗教は一切必要ない人だったと悟る。
44〜 HPを作り現在に至る。現在はJWの教理ばっかり調べているので、今までやってきた各種宗教団体の教理の勉強はお休み中。JW問題に飽きたらまた始めるかも。
2002/01/30 公開
2003/12/21思い出した事を追加