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私が自分の心の中のJW問題を全部解決したやりかた。

あなたもJWのせいで心が壊れてますか?

JWを辞めた後って暇な時間があると、ついいろいろな事を考え込んでしまいがちですよね。そして、考えると必ず「どよよーん」って心が落ち込んでしまいます。

ひどくなると「やっぱり明日病院に行った方がいいかなぁ」って思うけど、次の日の朝になるとなんとなく回復して、「やっぱ病院行くのやーめた。」って思う時期ってありませんか?

これは、15歳の時に自分から志願して排斥されてJWを辞めた後、自分の心の中にいつまでもしつこく存在する「JW問題」をなかなか解決できなくて、結局自分の趣味にするしかなかった私が、「それは何故か?」と言う自分の心の中の分析と、いくら症状がひどくても精神病院に偏見があって絶対に治療に行かなかった私が、どういう本を使って全部自分一人で解決したのかと言うお話です。

(もう完全に逝っちゃってる人はこんな電波読んでないですぐに病院に行ってくださいね。病院に行って治療を受けた事がある元2世から聞いた話だと、今は良く効くいい薬があるそうですよ。私は精神病院に診察に行ったら強制的に措置入院させられちゃうんじゃないかって思いこんでた間抜けだから絶対に行かなかったけど、そんなに病院は暇じゃないから大丈夫ですよ。)

そして、もしあなたが私と同じタイプの、相手の立場で考える癖があって、神経質で内向的な性格のJW経験者なら、JWを辞めた後に、自分の心の中にいつまでもしつこく存在する、「鬱」と「JW問題」の両方を同時に解決するのに役立つかもしれない、私が使った1冊の本を紹介しようと思います。

(で、「鬱」と言っても、これは鬱病の話じゃないからね。いくら考えても答えが出なくてドツボにはまってしまう、JWのせいで鬱状態になる時の解決法の話です。)

今までネットで出会った元JWさんのほとんどがJWを辞めると必ず壊れるようです。逆に壊れなかった人にぜひお目にかかりたいと思うんですが、今の所そういう知り合いは誰1人としていません。

ですから、パソコンでインターネットを始めたばかりで、JW関連の掲示板やメールで知り合った友達との横のつながりが全然なくて「もしかしたら、こんな壊れ方をしているのは自分だけかもしれない。」なーんて思っている、JWを辞めたばかりの元JWさんがいたら安心してください。あなただけじゃないんです。みんな壊れます、それはもう完全に来ます。だから安心してください。
(なんか変な元気付けのしかただけど、事実は事実だからね。)

JWを辞めるきっかけって人それぞれだと思うんですよ。これは信じる動機によって変わってくると思います。JWの教義が世の中で一番正しいと確信して信じた人もいるだろうし、楽園の魅力に取り付かれた人もいるだろうし、正しいライフスタイルを教えてくれる宗教という位置付けで信じた人もいるだろうし、私みたいに、やりたくもないのに親に無理矢理信仰を強制された人もいると思います。

そう言う人達が様々な理由でJWを離れるわけですが、ネットで発言している人達の中に「私は運良く壊れずに済みましたー、ラッキー!」って人は1人もいませんね。 まぁ、「壊れてなきゃネットでいつまでも発言してないだろ」って考え方もあるかもしれませんが、今まで私がネットで知り合った元JWさん達は、大なり小なりJWのせいで心が壊れた人達です。

で、そういう心が壊れた元JWな人達に対して、JW組織は無責任にほっぽってはいません。ちゃんと社会的責任を感じているらしく、それなりにちゃんと対応しています。それは、再訪問して「いろいろと事情はあったでしょうが、もう一度組織に戻ってきませんか? きっと組織に戻れば良くなりますよ。」と言う真面目なお誘いです。

どうしますか? あなたはこのお誘いを受けます?

「やだ」って人の方が大多数とは思いますが、中には、このお誘いを受けて、組織に戻った方が結局その人のためにいいって言う人もいるかもしれません。もしそういう人がいたら、無理しないで組織に戻った方がいいと思いますよ。世間の風は冷たいですからね。世間の風から保護された空間が必要な人って、世の中には絶対にいると思います。そういう人って組織には迷惑かもしれませんが、お世話してくれるって言うんだからお世話にならなきゃ損ですよ(^^)

そして「やだ」さんたちなんですが、「やだ」さんの中にもまた種類があってその人の元々持っている人間の素質として、生きていくのに【宗教が必要な人】と【宗教を必要としない人】がいます。

【宗教が必要な人】と言うのは自分でJWを選択した、私には絶対に理解することができない存在である1世に多いんですが、一口に宗教が必要な人と言っても、それは宗教思想や宗教哲学を必要としている人なのか、宗教団体に所属して安心したい人なのか、宗教団体の中の甘い人間関係が生きていくのに絶対に必要な人なのかとか、いろいろありすぎて全部書ききれないほどケースバイケースです。

そして【宗教を必要としない人】と言うのは親に宗教を強制された2世に多いんですが、これも同じで、JWのせいで宗教はもうこりごりだって思っていても、その人が元々宗教を必要としないタイプの人だったのか、宗教を必要としている人がたまたま一時的に宗教を必要としない状態にあるのか、それとも、実はそれまでそんな難しい事を一度も考えた事がなくて、自分でも全然わかっていない人だったりとか、これまたケースバイケースが多すぎて、ひとくくりにするには難しすぎます。

そして、なんとなくわかったような気持ちになって、ネットで誰かに「元2世ってのは、一言で言うとこういう人達なんですよ」なんて言うと「俺は元2世だけど全然違うよ。」なんてのが必ず出てきて、説明している方が混乱して訳がわからくなってきます。

私がオフ会で100人以上の元1世や元2世達に会った経験から言うと、皆さん妙に生真面目さんが多くて、世の中の人達に比べると、自分の心の内側の問題を真面目に考えるのが大好きな内向的な人がやたらと多いって言うぐらいでしょうか、あと、元2世に共通している点は、伝道者まで行った2世は、伝道をするために飛び込み営業の訓練を受けていますから、他人の立場で物事を考えることができる人がやたら多いように思います。

そういうタイプの人達が集まっているのが今のネットの現状なんですが、全員に共通しているのは、JWを辞めた後、漏れなく心が壊れるようです。

この原因はいろいろあるでしょうが、一つには、JW組織が信者の日常生活を懇切丁寧に生活指導するため、常にリーダーの指導に盲目的に付いて行く習慣が出来ていているせいだと思います。

しかし、JWを辞めた後は、自分の人生の先行きをJW組織が懇切丁寧に教えてくれた現役時代とは違い、自分の行動を全部自分の頭で決めなくてはなりません。今までそう言う事をまともに考えて来なかった人は、それまでのツケが一度に回ってきて大変です。

今までは、何か問題があるとまず聖書、それが駄目なら、ものみの塔や組織の書籍、それで駄目なら会衆内での仲間からの助言、それで駄目なら長老の助言と言うパターンで、これだけやってりゃたいてい何かの答えが出ますから、「エホバは偉大よねー」って勝手に感激してりゃいいんですが、JWを辞めたら絶対にそうは行きません。

もう誰も教えてくれませんし、だんだん自分の価値観も現役時代とは変わって来ますから組織の助言も役に立たなくなって来ます。そういう状況の時に最初の鬱が来ますよね。

これは、それまでずーっとお休みしていた物事を判断する脳細胞が活性化してきたんですから、当たり前と言えば当たり前の状態なんですが、それは後になって山を越えた自分が、昔の自分を見て言えるセリフなんで、この時期は依頼心の強い人ほど大変です。これがJWを辞めて最初に来る【心の混乱】です。

でもって、襲って来るのはそれだけじゃないですよね。辞める前にJWの教義は正しいのか間違っていのるか、考えて考えて考え抜いて、最終的にこれは絶対に間違っている宗教だと確信して、じゃあ正しい物は何だってまた考えて、代わりの「何か」を見つけて、次の就職先の内定を取ってから退職届を出すような辞め方をする人は全体の少数でしょう。

ほとんどが、JWICとか良心の危機とか読んで、「やっぱりJWは間違っている」と確信できた時点で真面目に現役をやって行く気がなくなってしまって、不活発と言う形で現役を辞めるんだと思います。そして、この時点ではエホバ神の存在を否定したわけでは無くて、組織に所属するのを辞めた状態ですよね。

でも、それまでの組織の教育のせいで、世の中には「エホバじゃなくても何か必ず正しい物が必ずあるはずだ」って思いこんでいますから、頭の中が「純粋まっすぐ思考」から抜け出ていません。人生経験を積んだ方ならおわかりのように、世の中には絶対に正しい物なんてありっこ無いですから、JWを辞めた今の自分が、本当に正しい行動を取っているのか自分で確信できません。「自分は今は間違った行動を取っているかもしれない、でも組織に戻るのは嫌だ。」と言う、複雑な【罪悪感】につながります。

そして、組織の教える楽園の世界を信じていた人は、ハルマゲドンもセットで信じているわけですから、教義が間違っていると確信できない状態でJWを辞めた場合は「もしかしたら、自分はもうすぐ来るかもしれないハルマゲドンで滅ぼされるんじゃないのか?」と思うので、自分の明日の命に不安が残ります。

なので、「死にたくない、でも組織に戻るのはいやだ」と言う、自分の行動は間違っているかもしれないが、組織に戻るのは絶対に嫌だと言う、自分の命をかけた【罪悪感】にもつながります。

その上、現役時代に、自分たちは世の中に星の数ほどある宗教の中から、一番正しい宗教を選択できた世界の中で一番幸福な人達だと確信していましたから、一般人に対していつも変な【優越感】がありました。しかし、辞めるとその考え方が全部ひっくり返ってしまい、今度は【劣等感】が襲って来ます。

その他に、今まで自分の生活設計を全部JW組織におまかせして、大事な問題を全部先送りをしてきたツケがいきなり襲ってきます。今後の人生設計への不安、子育ての方針の不安、老後の生活の心配など、それが全部【不安感】になって襲って来ます。

組織の指導に従って厳しく子供を育ててきた人は後悔もひとしおだと思います。しかし、過ぎた時間は絶対に戻って来ません。これから子供をどうやって育てたらいいのか全然わからなくて心が混乱して先行きが不安になるかもしれませんね。

この、【心の混乱】【罪悪感】【劣等感】【不安感】これが全部心の中でごちゃごちゃになって一度に襲って来るのが、JWを辞めた後に最初に襲って来る鬱状態ですね。

(そして、それだけじゃ足りなくて【納得出来ない怒り】【無常感】【心のパニック】などが後から襲って来ます。)

これが、「ようこそいらっしゃいました、元JWの世界へ」の真実なんです。

で、何故こんなややこしい状態になるかと言いますと、人間には頭と心があるからなんです。いろいろな情報を知ってJWは間違っている宗教だと確信してJWを辞めたとします。でも、それは【頭】がJWは間違っている宗教だと確信しているだけで。【心】はまだJWを信じているからなんですよ。

人間の頭の考えと心の考えは同期していません。そして常に行動的な頭に比べて、心はやたらと保守的です。この頭と心の考えのズレが激しくなると、心のバランスを崩して鬱になります。普段はこういうズレは特に意識しないで生活しているものですが、鬱になると嫌でもこの問題にぶち当たります。

例えば、研究生時代に2年間の聖書研究の時間をかけて頭と心が完全に同期して、JWを完全に信じきって兄弟姉妹になり、ものすごく熱心な現役になった人が、数年後にJWICとか見て、それまで組織の中にいては絶対に知る事が出来ない情報に出会ってショックを受けて「しまった! JWは自分にとって間違った宗教だった」と思ってJWを辞めたとします。

そういう状態の時、【頭】はJWが間違った宗教であることを完全に理解してるのですが、【心】はそんな【頭】の勝手な都合を絶対に理解できません。それは、【心】がまだJWを信じているからです。【頭】の見つけた正しい答えは、【心】が絶対に受け入れることが出来ない間違った答えなんです。

(現役さんでこういう人って良くいますよね。JWの矛盾が書いてある証拠の書類を目の前に突きつけるといきなり思考停止になっちゃう人達。そういう人は、【頭】じゃなくて【心】で生きている人達なんです。)

それは、【頭】は理性的な年齢相応の大人かもしれませんが、【心】は感情的でわがままな子供に出来ているせいなんですよ。

心「バカヤロー、だから研究生をやっている時から俺はJWなんか信じるのは嫌だって言ってたじゃねーか!」

頭「すまん、俺の判断ミスだった、お願い、俺の言うこと信じてちょうだい」

心「あほー! おめーは最初にJWを信じる時にもそう言ったじゃねーか、しかも2年もかけて俺を説得したんだろーが、俺はてめーの言う事なんか金輪際信じねえからな、勝手にやりやがれ!」

頭「いや、そう言われると返す言葉は無いけどさ、お願い、信じて、今回だけは絶対に間違いない判断なんだよ」

心「だったらなぁ、俺が納得する証拠をここに持ってきて見ろ! JWICや良心の危機なんて「頭用」に書いた証拠じゃ信じないからな!「心用」の証拠をここに持ってこい!そうしたら信じてやってもいいぞ。じゃなきゃ、ここでずーっとすねてるからな!」

頭「・・・・んなこと言ったって、どこにそんなのあるんだ?」

心「もう俺は宗教のせいで依頼心の固まりになっちゃったんだからな!自分1人で世の中を生きていくのに絶対に必要な「独立心」なんてものは、お前の言うことを素直に聞いて、とっくの昔に全部捨てたんだぞ!お前は責任を取って俺が頼れるものを今すぐ俺によこせ!俺の依頼心を満足させるためには宗教が絶対に必要だあぁぁああぁぁああ」

頭「だって、俺はもう宗教はこりごりだから宗教はやだよ・・・・・」

心「うるせー! これは全部お前の責任なんだからな!宗教よこせ!何かくれーっ!俺の依頼心を満足させるものを今すぐよこせー!」

(この頭と心の会話は、私がJWを辞めてどん底の鬱の時に、私の頭の中で妖精達が騒いでいた時の会話をベースにしたフィクションです(笑)

よく「宗教は阿片だ」って言うじゃないですか。それは、宗教を信じて宗教に頼りすぎた結果、自分の【心】がそれまで持っていた、自分1人で世の中を生きていくのに絶対に必要な「独立心」を全部捨てて、宗教への「依頼心」の固まりになった状態の事を言うんだと思いますよ。たまにいる、宗教団体を渡り歩く人たちってのは、そういう種類の人たちだと思います。

私が現役兄弟をやっていた頃は、1世の研究生がバプテスマを受けるまでの期間が、早くて1年8ヶ月、普通は2年、3年やって駄目なら研究を打ち切るのが常識でした。たまにバプテスマを受けるまでの期間が1年2ヶ月なんて凄い人がいると、「あの人は研究生の期間が少ないから、間違いなくそのうちにきっと辞めるよ」なんて裏でよく言われたものです。

これは、人間とは、頭で信じても心が信じるまでには時間がかかるものなので、JWの教えを頭で信じただけの人に、上が簡単にバプテスマを許可して兄弟姉妹にした場合は、一時的に熱心かもしれないけれど、すぐに熱が覚めちゃってJWを辞めちゃうんからなんです。しかし、その人の頭と心に2年近い時間をかけてJWの教えを完全に信じさせて、心の底から信仰に燃え上がった状態の時にタイミング良くバプテスマを受けさせた場合は、長期間にわたって熱心な兄弟姉妹になるんですね。

てことは、理屈から言えばJWを辞めた後も同じで、頭と心がJWを完全に信じ切るのに2年かけたとすれば、辞めた後にも頭と心がJWを完全に信じなくなるまで2年近い時間が必要になるわけですよね。だから元JWさん達は自分の心の中のJW問題の解決に時間がかかるわけです。

で、このドツボにはまった状態の時の【頭】と【心】の対処方法ですが。頭を納得させるだけなら今は簡単な時代なんですよ。昔と違って今は、教義が原因の【罪悪感】と【劣等感】の解決方法はインターネットですぐに見つかります。

今はインターネットで情報を共有する時代ですから、ネットでJW関連の情報を片っ端から集めて全部自分が消化して、それでも足りなきゃ、JW救済活動をしている牧師さん達が自費出版している、JWの聖書解釈の検証本をネットで申し込んで、書籍到着後、代金振り込み形式で買って読めばいいんです。

そして、どうしても自分の身元を教会に特定されるのが困る事情のある人は、フリーメールとか使って匿名で本の購入を申し込んで、友人の家とか私書箱宛てに送ってもらえば絶対に大丈夫です。

(でも、JWと違って教会側はそんなにしつこくないし、JWみたいな暇人の集まりじゃなから再訪問はしないよ。せいぜい教会のスタンプを押した葉書か封筒をたまーに送ってくる位ですよ。)

私の時代には、JWICも良心の危機も、JWにやたら詳しい変な牧師の書いたJWの聖書解釈の解説本なんか何も無い時代ですから、JWが原因の【罪悪感】や【劣等感】の解決を全部自分1人でやるしかありませんでした。

私がJWの教義にまともに反論出来るようになるまでかかった時間は、JWを辞めてから6年位、全部論破出来るようになったのがJWを辞めてから10年位です。で、結局、いつまでたってもJWのせいで鬱だから、鬱状態を趣味にする人になったんですが、今はネットで情報を簡単に集めれますから、1年位でなんとかなるんじゃないでしょうか。

さて、4つのうち2つの解決策が見つかった後の残りの【心の混乱】と【不安感】ですが、こいつはなかなかやっかいでね、別にJW経験者だからってかかる病じゃないんですよ。人間が成長していくうちに必ず通過しなくちゃならない通過点みたいな物だと思います。一般人の鬱と共通点がいっぱいあります。

そして一般人の場合、この鬱を自力で越すことが出来ないから宗教に頼る人が出てきます。でも、JWのせいで、もう宗教はこりごりだと思っている元JWさんは、ここを通過できない限りまたどこか他の宗教に戻るしかない訳で、ぜひ、あなたにはこのしんどい山を無事に通過して、宗教に頼らないで生還して欲しいと思っていますよ。

さて、この鬱ですが。私は医学とか心理学の専門家じゃない、当時のJW組織の指導に忠実に従わされた、ただの【中卒】ですから、全部自分の経験だけで説明するのですが、一言で言えば、人間には向上心と言うものが備わっていて、明日の事を考えるからよけいな事を悩むんだと思います。

神経質で内向的な性格の人は、今日の失敗を反省するからこそ明日は努力しようと思う。でも明日どうなるかは明日にならなきゃ絶対にわかりません。だから頭の中でいろいろ考えます。その時答えが出ればOKです。でもいくら考えても答えが出なかったら? ここから鬱が始まります。

人間って、明日の心配の重圧に押しつぶされそうになるのはみんな一緒です。明日が不安だからみんな心配するわけですし、そういう不安が嫌だから毎日一生懸命頑張るわけですが、いくら頑張っても解決出来ない場合は鬱になります。そして、絶対に取り戻せない過去のJWだった頃の問題を深く考えても鬱になりますよね。

こういう気持ちになっている神経質で内向的な性格の元JWさんっていっぱいいると思います。そしてこの鬱の状態の時に、自分の心のコントロールに失敗すると本当の鬱病になってしまい、病院に行くことになります。

例えば、とりあえずJWを辞めたけど、いままで組織の指導に忠実に従順に来たせいで、せいぜいアルバイト経験ぐらいしか無くて手に職が何も無い人とか、組織にもうすぐハルマゲドンだから年金や保険を払うなんて無駄だって言われて素直に従って来て貯金も保険も無い人とか、就職したら会衆内の女性的なぬるま湯体質に慣れ過ぎて育ったせいで性格が繊細になりすぎていて、職場の人間関係がうまく行かず、自分では修正不可能なほどおかしくなってしまって、どうしていいのか完全にわからなっなった人とかいますよね。

そういうJWが原因とか遠因で、「これから私はどうしたらいいの?」って状況になって、自分の頭の中の考えだけでは完全に身動きが取れなくなっている人っていっぱいいると思うんですよ。そう言う時、いろいろ先行きが心配になるから、とにかく明日のことをいっぱい考えますよね。それが普通だと思いますよ。

で、いろいろ情報を集めて頭でいろいろ考えて、自分の心の中のJW問題についてとりあえずの正しい答えが出たとします。ところがここで困った問題がおきます。

【頭】が見つけた答えを、【心】が聞いてくれないんですよ。

【心】はそんな【頭】の勝手な都合を絶対に理解できません。人間の【頭】は理性的な大人ですけど、【心】はわがままで感情的な子供だからです。あなたはその時の、わがままで言うことを聞かない子供のような自分の【心】の正しいコントロール法を知っていますか? 

こう言う時、自分は医者に行くほど壊れてないと思っている時は、たいてい本に頼りますよね。で、本屋や図書館に行って自分に合った本を探すわけですが、これは、言ってみれば、自分の心を納得させる本を探しているわけですよね。

頭は、JWは間違った宗教だととりあえず納得してる、でも、なんかそれだけじゃ納得できないから本屋に行くんですよね。

心理学、精神医学、アダルトチルドレン関連、自己啓発、宗教、哲学、と、いろいろなジャンルの中から今の自分に最適な本を探すわけです。でも、いっぱい本を買って読んでも、どうもいまいちピンとないでしょ。

それは当然な話でして、日本の著者が書いている本は、お客が本を買ってくれなきゃ商売になりませんから、売れない本はすぐに返本されて自然淘汰されてしまい、生き残っているのは、ほとんど土着的日本仏教思考で書いてあるからなんですよ。

で、そうじゃない日本の教会関係者の書いた本はって言うと、今度は大いなるバビロン思考で書いてあるから、JW経験者は読む前に心が拒絶反応を起こしちゃうでしょ(苦笑)

だから何を読んでも、帯に短しタスキに長しで、全然ぴんと来ないか即座に拒絶反応になっちゃう本ばかり多くて、どうしても拾い読みになってしまいます。

皆さんはJW経験者なんだから、自分の思考ベースであるJW思考に近い方が一番ピンと来るんですが、そんな小さいマーケットに合わせた本なんか買う人が少なすぎますからすぐに返本です。出版元も商売ですから売れない本なんか出版しません。試しに1冊出して売れなきゃ2冊目は絶対に出しません。

で、「やっぱり本じゃだめだぁ」なんてあきらめちゃう人が多いんですが。私が若い頃に読んで感銘を受けた本がありますので、ちょっと本屋で立ち読みするとか、図書館で読んでみてはいかがでしょうか?・・・・ 

って、それが言いたくて、ここまで前振り付けてだらだら書いてきました。(^^; 



D・カーネギー著「道は開ける」

"How to Stop Worrying and Start Living" by Dale Carnegie

この本は、自分の進むべき道が見つからなくなった時の脱出方法と、鬱になりがちな自分の【心】のコントロール方法が書いてある本です。

私は15歳の時にこの本を見つけれたおかげで自殺せずに済みました。そしてこの本に書いてある事を読んで、全部納得した上で、長い時間をかけて自己改造して、自分の生き方や考え方を全部変えて来ました。冗談でも大げさでもなく、私が今まで生きて来れたのはこの本のおかげです。

15歳の時に、たまたまこの本を見つけることが出来たから、プロフィールに書いてあったような、JWを辞めてからのめちゃくちゃな先の見えない状況でもちゃんと生きて来れました。

私に効果があったからあなたにも効くはずだ、なんて思い上がった事は言いませんが、あなたが私と同じタイプの、他人の立場に立ってもの考える癖があって、神経質で内向的な性格の元JW経験者なら一読する価値のある本だと思いますよ。

この本はずーっと昔から売っている本です。どこの本屋にも必ず置いてありますから店頭で見かけた人もいるでしょう。でも今の若い人はこの有名な本を知らないみたいですね。

今まで私が元JWのオフ会で会った人や掲示板で知り合った人で、心の壊れ方が特にひどい神経質で内向的なタイプの元JWさんには、必ずこの本を薦める事にしてきました。同じ元JWさんでも、性格やタイプが全然違う人や、JW問題の山を越えた人に勧めても「ふーん、面白そうな本だね」で終わりでしたが、他人の立場に立ってもの考える癖があって、神経質で内向的なタイプの人が鬱になって心がぐちゃぐちゃに壊ている時には効果抜群で、鬱状態がみるみる回復していく人が多かったです。

JW経験者全員に合う本とも思えませんが、他人の立場に立ってもの考える癖があって、神経質で内向的なタイプのJW経験者の鬱状態の回復に非常に効果がある本なので、ぜひ一度、買う前に本屋で立ち読みか、図書館で読んで、気に入ったぜひ読んでみてください。絶対に銭を無駄には使わせません。なぜならこの本を読む時のノウハウまで公開するからです。

この本には何が書いてあるかと言うと マタイ伝6:34の、イエス・キリストが山上の垂訓で言った有名な聖句である「明日のことを思いわずらうな」の事が詳しく書いてある本で、JWの教義では絶対に教えてくれない、イエス・キリストが言った言葉の意味を基本にして考える普段の物事の考え方の提案、ただそれだけの本です。

マタイ6:34

「次の日のことを決して思い煩ってはなりません。次の日には次の日の 思い煩いがあるのです。一日の悪い事はその日だけで十分です。」(新世界訳)

「あすのことを思い煩うな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である」(1962年のものみの塔に書いてあった文語訳)

「あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。 労苦はその日その日に、十分あります。」(日本聖書刊行会、新改訳)
(私はこれしか持ってないから、ついでに書いておきました)

この有名なイエス・キリスト山上の垂訓の聖句ですが、現役時代になんて教わりました? 私が現役兄弟だった時に教わったのは、「王国を第一にして自分のことを考えないようにしなさい。」でした。これは現役にとってものすごく大事な聖句ですから、今もそうですよね。

で、私はJW組織の聖書解釈なんか完全に忘れてますから、組織の教えを覚えている最近JWを辞めたばかりの元姉妹に、JW組織の言う現在の正しい聖書解釈を確認してもらいました。それが以下の文です。

(引用は私が元姉妹に書いたメールでの質問です。私は資料が何も無しの船内生活をしてますので、読んでくれる人にソースを提供するのが大変です。)


> 1.「明日のことを思いわずらうな」って聖句はマタイ伝何章何節だかわかる?
> 2.んで、新世界訳をまだ持ってたら、その1節だけ全部教えてくれる
> 3.もひとつ大事なこと、この聖句のJW的解釈を教えてちょ

マタイ6:34

JW的解釈は「王国を第一にして自分のことを考えないようにする」でした。

34節の前の33節が

「王国と神の義をいつも第一に求めなさい。そうすればこれら他のもの(物質の必要なもの)はみなあなた方に加えられるのです」
という聖句なのですが

その聖句の注解は
「神に私たちの必要を顧みる義務を負わせている聖句。たとえ王国のために仕事を失っても、生活が出来なくなったと考えるべきではない」
なのです。

ですから
「心配する事はその日その日に生じる問題を増やすだけです。思い煩うようになったら真理を話しなさい」

「普通を超えた力を与えてくださるエホバに頼りなさい」

「楽園が来るまでの少しの間忍耐しなさい」

「時間を割いて神の言葉を読み、黙想しなさい。そうすれば神の目的を認識し、生活の中で神の関心事を第一にしようという気持ちが強くなり、余計なことをいろいろ思い煩わなくなります」

上のようなことばが、マタイ6:34の聖句の注解として必ずでてきました。

だから思い煩っていると「姉妹は過度に自分のことを考えすぎる。エホバに頼っていさえすれば、思い煩いはエホバに転がして、明るい顔で奉仕ができます。天に宝を積みましょう。エホバは覚えていてくださり、必ず報いを与えてくださいます。」みたいなことを言われそうで、言われることが分かっているから、誰にも相談できないし、表面はなんにもないような顔をしている人が多かったと思います。

結局、解決策ではないのですよねえ。JWに縛るための教えだから、当人の悩みは解決されないままなのです。

これこれをすれば報いがあるとか、救われるっていう教えに縛られて悩みがある自分はまだ足りない、もっとやらなきゃって思ってしまい、やればますます悩みが解決しないから、悩んでる自分は神に嫌われていそうで祈る事もできず、心の病気になっちゃいます。それでも楽園がいつかくるのなら問題はないのですが(笑)


この女性は私と同じ神経質で内向的なタイプの元姉妹で、今、私が勧めた「道は開ける」読んでいる最中ですから、発言はどうしても組織の聖書解釈と「道は開ける」との比較になります。


んでね、私はJW組織の聖書解釈をどーたらこーたら言う気は全然無いんです。聖書の解釈なんて星の数ほどあって当たり前だと思ってますから、キリスト教信者じゃない私は、そんな不毛な議論にかかわる気は全然ありません。

ただ、それじゃぁ現役さんは大変だねぇって思うけどね。
(って、昔の自分もそうだったんだけどさ(^_^;)

で、私が言いたいのは、世の中に星の数ほどある聖書解釈のなかなら、
D・カーネギーさんが考えた
「次の日のことを決して思い煩ってはなりません。」(新世界訳)
の考え方を知るのも一考ではないでしょうか、きっと読むとあなたの心が楽になりますよ。

D・カーネギー著「道は開ける」

 第一部   悩みに関する基本事項、

  第一章    今日一日の枠の中で生きよ

これが「道は開ける」の最初の章です。
この本の著者の聖書に対する考え方はJWに近い位置にあります。ですからJW経験者のあなたはきっと抵抗無く読めると思いますよ

そして、この本を読むときに絶対に守って欲しいルールがあります。あなたがこれを守らないと、せっかく買った本のお金をどぶに捨てる事になります。もし読むなら絶対に守ってくださいね。

それは


  1. 一番最初のページから順番に読んで、絶対に斜め読みしないこと、そして、先を読みたくても我慢して絶対に先を読まないこと。

  2. 一つの章を読んだら、その日は次の章を読まないこと。読みたければ同じ章を何回も読み返すこと。

  3. 書いてあることが納得出来て、著者の言う事を自分が理解できると思ってから次の章に進むこと。

  4. もし納得できなければ、自分の今の精神状態が著者の言う事を理解できる状態ではないと考えて、本を見えるところに置いて読まないこと。

  5. たとえ、読み終わるのに1年かかってもそれはみんなそうだと思うこと。

  6. 絶対に線を引かないこと、ものみの塔に線を引くときみたいに赤ペン青ペンなんか使っちゃ駄目です。付箋もだめ、せいぜいしおりぐらいにしてください。


ただこれだけです、

1〜5までは本に書いてあります。私が追加したのは6だけです。

私は昔から速読派なんで、この手の本ならだいたい3時間から4時間で読み終わるんですが。一番最初にこの本を読んだ時は、全部読み終わるのに2週間かかりました。そしたらものすごく後悔しちゃってね、こんないい本には2度と出会えないから、せめて1ヶ月かけて読めばよかったって後で思いました。

もし、あなたがこの本を手にとって、最初の数ページを読んで気に入って買ったら絶対に斜め読みしないで、最初の1ページから順番に読んでくださいね。日本の本屋で売っている本で、他人の立場に立ってもの考える癖がある、神経質で内向的な元JWさん達の心にぴったり合う本なんてまず手に入りませんよ。

さて、6番目の線を引くなって話ですが、何故かと言うとJW経験者さん達は線を引くのが大好きだからなんですよ。読んでて感銘を受けるとすぐに線を引いちゃいます。本が真っ白だと落ち着かないってすごい人までいますよね。

でも、この本は駄目です、JW経験者は絶対に線を引かないで下さい。

その理由は、線を引くと、自分は本の内容を全然理解していないのに、ちゃんと理解したと勘違いする錯覚を防ぐためと、線を引くと、それ以外の文章が目に入らなくなって、何回も何回も読み返す事によってにじみ出てくる、文章の中に隠されている、著者が本当に言いたい本来のメッセージを読めなくさせる、心の錯覚を応用したJWのマインドコントロールテクニックの影響を避けるためなんですよ。

人間って、受け入れきれない程の大量の情報を短時間に詰め込ませると、前に詰め込んだ情報をすぐに忘れちゃうでしょ。それは、人間の一時記憶領域のメモリー容量は小さいから、覚えていれるのは最新の記憶だけで、以前の記憶はすぐに忘れるように出来ているからなんですよ。言ってみれば容量設定の小さいブラウザのキャッシュみたいなもんです。

この書籍に線を引かせるやりかたを考えた当時のJWの頭のいい人は、きっと今頃墓の中だと思うんですけど、実にうまいやりかたですよね。

みなさんは現役時代にあれほど聖書勉強してるのに、勉強した内容をすぐに忘れませんでしたか? あんなに勉強してるのになんでだろって不思議に思いませんでしたか?

それは、自分の頭が完全に理解する前に線を引くから、自分が理解したと錯覚してるだけなんですよ。現役時代、注解の予習はするけど、毎日の現役生活が忙しいから、復習まで手が回らないでしょう。だから線を引いてもすぐ忘れるんだと思いますよ。

本来、線を引く目的は復習のためですよね、予習で線を引くのって変だと思いませんか? 本来は予習する時はざっと本を読んで、授業当日に先生の話をよく聞いて、話を理解しながら大事なところに線を引いて、その本で復習できるようにするのが、本に線を引く本来の目的でしょ。それを、まだ何も学んでないうちに、習う当日のために線を引くのって変でしょ? JWのシステムがそうなっているから変だって言ってもしかたが無いんですが、でもやっぱり変なものは変です。

そして、自分が研究生の時、司会者にものみの塔とかに線引けってしつこく指導されさせんでしたか? そしてキャリアの長い兄弟姉妹の持っている本って、赤ペン青ペン使って壮絶に凄いでしょ。

あれは、そうしないとものみの塔の注解ができなくなっちゃうから、しかた無しにやる目的もあるんですけど、実は、見る人があの線を引いた箇所を見るだけで、その人が霊的にどのくらいのレベルにあるか一目瞭然でわかるんですよ。

研究生の線を引っ張っている箇所と、ベテラン兄弟姉妹達の線の引っ張っている箇所と、長老レベルの人が線を引っ張っている箇所って微妙に違いますよね。あれって、その人がどのくらいの霊的レベルにあるのかを客観的に判断できる、簡単で便利な方法なんですよ。(知ってた?)

その上、ものみの塔誌には2種類のメッセージが隠されていますよね。一つは一般人向けの普通の出版物として読んでもらう広報誌としてのものみの塔の性格。もう一つは、JWの教義の教科書としてのものみの塔誌の性格です。

日曜日のものみの塔研究で使う記事がありますよね。兄弟姉妹クラスにとっては、そこがものみの塔の中で一番大事な場所なわけで、他のページで変な事が書いてあっても、それは一般人向けのメッセージだからどうでもいい記事なんですよ。仮に教義に矛盾した変な記事があっても「あ、世の人向けの神権的戦術の記事ね」でおしまいです。

よくネットで、過去のものみの塔の記事を一部引用して、「見ろ!ものみの塔の記事はこんなに矛盾してる!」って頑張る人がいますが、あれってちゃんと、日曜日のものみの塔研究で取り上げられた記事の場所使ってるんですかね? そうじゃない場所だと現役に対してなーんにも意味が無いと思うんですけど、どうなのかな?

現役が、ネットで引用されたものみの塔の矛盾記事を見てショックを受けて、自分の家にある過去のものみの塔で確認して、赤ペン青ペンでいっぱい線を引っ張っている場所で矛盾してたら大ショックだと思います。でも全然線を引っ張っていない場所なら「ふふふ、こいつはJWの資料はいっぱい持ってるけど、JWの本質をなーんにもわかってないんだな」って思うはずなんですけどね。 

まぁ、現役側にはそんな考え方もあるんだよってつもりで書いたんですけど、私はJWの教義の正当性とかに全然興味が無い人だから、そういうJW側のお家の事情なんてどうでもいいんです。

だけど、「道は開ける」を、JWの出版物のつもりでがんがん線を引っ張られたら困るんですよ。「俺が自分の金で買った本だ、どこに線を引こうが俺の勝手だろう」って言うのなら、まぁ無理に止めませんがね。

「道は開ける」って本は、
 初めて読んだときに感銘を受ける場所があって、
2度目に読んだときに感銘を受ける場所があって、
3回目に読んだときに感銘を受ける場所があって、
半年後に読んだときに感銘を受ける場所があって、
1年後に読んだときに感銘を受ける場所があって、
3年後に読んだときに感銘を受ける場所があって、
5年後に読んだときに感銘を受ける場所があって、

と言うように、読んだ自分がだんだん成長していくに連れて、線を引くべき場所が変わっていく不思議な本なんです。だから読むときは、しおりだけにして、自分にしか見えない線を心の中に引いてください。

1回目をざっと読んだだけで「ここは大事だからチェーック!」って赤ペン青ペンで線を引っ張っちゃうと、1回目に「道は開ける」を読んで成長した、今までとは違う自分が引くべき2回目の線の場所がわからなくなります。3回目なんて絶対に無理です。人間の目って、どうしても線を引いた場所を注目するように出来ています。最初に線を引くと1回目の線を引いた場所から自分が成長出来ません。

だから、せっかく買った本をそのままどぶに捨てないために、何も線を引かずに、付箋も貼らずに真っ白なまま読んで下さい。特に鬱な人には、きっとこれからのあなたの人生のお役に立つ本だと信じています。ぜひ6つの約束を守って読んでくださいね。

これを読んで、著者の言いたい事が全部理解できて、それを自分なりのやりかたで全部実行出来るようになれば、自分の心の中にある他のJW問題も解決の糸口が見つかると思います。

なぜなら、私はこの本の言うことを全部自分なりに消化して、自分の考え方を「道は開ける」をベースに長い時間をかけて自己改造してきたせいで頭の中の発想法が完全に変わり、自分の心の中のJW問題を全部1人で解決出来たからです。

毎日がお祭り騒ぎの世界で、楽しくて居心地はいいけど、明日の自分が全然見えない水商売の世界から完全に足を洗い、情けない自分の性格を叩き直すために海上自衛隊に入る決断をしたのもこの本があったからです。

相手の立場で考える癖のある、神経質で内向的なJW経験者には自信を持ってお勧めする本ですが、私とは全然性格の違うタイプのJW経験者にもきっと効果はあると思います。何故なら、売れなくなるとすぐに返本されて裁断される、厳しい日本の出版業界で、昭和34年から版を重ねて今まで生き延びて来た有名な本ですからね。

【道は開ける】デール・カーネギー (著) 
"How to Stop Worrying and Start Living" by Dale Carnegie
   価格:¥1,600
   創元社 ; ISBN: 4422100521

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4422100521/


(ゆうじん追記)
文庫版、新訳、電子書籍版も出ています。

デール・カーネギー (著)、『道は開ける 文庫版』 価格:¥756 創元社

デール・カーネギー (著)、『新訳 道は開ける』 価格:¥778 角川書店

デール・カーネギー (著)、『新訳 道は開ける』 Kindle版 価格:¥700 角川書店

(追記終了)


私は、JW経験者だろうが一般人だろうが、人間を長くやってるなら、必ず何かのトラウマを持っていると思います。 例えば、彼氏や彼女に振られた事による心の傷。これだって立派なトラウマですよね。

だから、人間をやっている限り、みんな心のどこかが壊れていて当たり前と思うんですよ。そして、その状態の時の一番の問題は、自分の心が壊れたときの具体的な解決方法を知らないのが一番の問題だと思うんです。
(病気の話じゃないからね、病気の時は急いで病院にGO!ですよ。)

私は自分では「自分の心のJW問題を完全に解決した」と認識していますが、他人から見れば、私が認識していない部分で解決していない部分がいっぱいあるかもしれません。

そうなると、「では何をもって完全に解決したと考えるのか?」「その完全に解決された状態の正しい提議とは何か?」「その解決の限界は何か?」「もし完全解決に限界があるのであれば、その原因である、絶対に取り戻すことの出来ない過去をどうやったら取り戻すことが出来るのか?」そして「過去を取り戻せないのであれば、どこで見切りを付けるべきなのか?」って話になってくると思います。

そういう考え方で言うと、今の私は「道は開ける」を知ることで、自分の心の問題を解決する具体的方法を知っているから、これから先何が起ころうと、絶対に平気だもんねー(^^)
・・・・という状態で死ぬまで壊れ続けているのかもしれません。

でも、そんなもんでいいんじゃないんですか。

いつ来るかわからない完全解決を目指すより、とりあえずの解決をひとつひとつ積み重ねていく解決の方が、心が早く楽になれるもんですよ。

これ1冊でJW問題が全部解決するわけもないですが、この本が何かのきっかけになってくれればいいなと思います。

2002/02/09

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