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信者に要求している事と自分たちがやっている事が全然違うものみの塔組織

  【ものみの塔の戦争協力】





アメリカ合衆国海軍の海兵隊が、イラク戦争で初めて実戦投入した
小型無人偵察機 "Silver Fox"と、ものみの塔協会の関係を検証する。













アメリカ海軍の海兵隊が小型無人偵察機 "Silver Fox" をイラク戦争で実戦に
投入したことを報道した新聞記事


『海兵隊はシルバーフォックス機を初めて実戦に投入した。前線に携行可能な
大型模型飛行機サイズで、敵情偵察の斥候(せっこう)代わりに使える。』

朝日新聞2003年4月22日朝刊紙面


記事全文:asahi.com




米海軍小型無人偵察機 シルバーフォックス

Photo: Advanced Ceramics Research
The 8-foot-long, sausage-shaped Silver Fox drone has a propeller in the
front, and detachable wings and tail fins -- all of which fold neatly
into a converted golf club bag. It isn't the only tactical UAV slated
for testing during the second Gulf War.

画像ソース:Wired News




ものみの塔組織はエホバの証人に対して非常に厳しいモラルを要求します。

ものみの塔独自の聖書解釈により、信者はこの世の権威には従ってはならない
とされ、戦争には中立的立場を取るようにと要求し、徴兵に応じることや軍事
協力は一切禁止されていて、徴兵を拒否して投獄されたエホバの証人は世界中
に数え切れないくらいたくさんいます。

聖書に基づいて厳しいモラルを信者に要求するものみの塔組織が、アメリカ合
衆国政府に軍事協力して株で利益を上げていると言ったらあなたは信じますか?

これはアメリカ合衆国政府がインターネットで公開している公文書をソースと
して、ものみの塔組織がアメリカの軍事産業に株式投資を行って利益を上げて
いる事実を証明した英語論文の日本語翻訳です。








注1:論文内容は日本語翻訳時のものです。論文内のリンクは全てつながって
いますが、将来はリンク切れになる可能性があります。論文内容についても今
後修正が入るかもしれませんので内容の確認は英語論文側でお願いします。



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ものみの塔協会は戦争技術に投資を行う
 英語論文日本語翻訳  English paper Japanese translation



The Watchtower's Investments
in Warfare Technology

英語論文のフォント表示は西ヨーロッパ言語(ISO)

http://www.geocities.com/wtgreed/article.htm






The first casualty of war is The Truth.
戦争が起こるとまず真実が犠牲になる





■始めに■

The Watchtower Bible and Tract Society Inc.(ものみの塔聖書冊子
協会)は、自身のことを、平和主義者で中立、非営利宗教団体で、「神への直
接経路」である、と描いている。神への敬意の表れとして、ものみの塔のメン
バーであるエホバの証人は輸血を受け入れてはならないし、政治的、政治的
軍事組織に参加してはならないし、そのような組織とビジネス上の関係を持つ
ことはできない。いくつかの奇妙な予言的な推測にのっとり、ものみの塔協会
は、国連が聖書の啓示の書に述べられている「野獣」を体現している、とか、
地は「サタンの王国」である、と教えている。それゆえ彼らは、Watchtower
Bible and Tract Society of New York, Inc.
(ニューヨークのものみ
の塔聖書冊子協会)が、これからも存在し、発展し、救いに至ることを約束さ
れた唯一のグループであると主張する。ものみの塔は成員に高い道徳的基準、
社会的基準、クリスチャンとしての基準を求め、不道徳と物質主義を非難して
いる。


新しい研究生が、ものみの塔は神に至る直接経路であるという考えを一度受け
入れると、彼らは、ニューヨークのブルックリンにある本部から来る一つ一つ
の言葉を受け入れるように要求される。教義に疑問を持つことや、どんなもの
であっても、その決まりを破ることは、神自身の言葉に疑問を持つことと同一
視され、しばしば、排斥(破門のこと)によって厳しく罰せられる。排斥は、
親戚や友人に避けられたり、排除されたりすることを意味する。恐怖や罪悪感
から自分で考えることをやめることは、とても効果的な思考停止のプロセスで
ある。これは、教化の過程でより多くの病的恐怖を植え付けたり、母なるもの
みの塔の組織に帰属したり、そのなかに「逃げ場」を追い求める個人の必要性
を増大させる。



■この論文の目的■

この研究論文の目的は、ものみの塔協会(WT)が軍事関連産業の普通株を所有し
ているのかどうかを明らかにし、もし所有しているのであれば、ものみの塔協
会がアメリカ国防総省と商取引を行なっているかどうかを明らかにすることで
ある。


主な情報源(本文中に埋め込まれたハイパーリンクからアクセス可能で、その
うちのいくつかは、引用文の参照先としても挙げてある。注:参照されている
文書には大きいものもあるので、電子的ワード検索をお勧めする。)

1.Reg Tech/Regi ニュースリリース
2.アドバンスト・セラミックス・リサーチ(訳注:会社の名前である)
3.合衆国海軍
4.合衆国国防総省
5.合衆国下院
6.合衆国証券取引委員会(SEC)


SECの主な任務は、投資家を保護し、証券市場の清廉さを守ることである。こ
の任務を果たすため、SECは、株式会社に対して、意味のある財政的およびそ
の他の情報を一般に開示することを要請する。また、証券取引所、ブローカー
ディーラー(訳注:証券の自己取引と仲買の両方を行なう業者)、投資アドバ
イザー、オープンエンド投資信託会社、公益事業持株会社など、証券業界の他
の主要な参加者の監督も行なう。SECは主に、重要な情報の開示の促進、証券
取引法の執行、これらの様々な組織や個人と影響しあう投資家の保護に携わっ
ている。SECの実効性の眼目は、法執行の権限にある。REGI USのSECへの提出
書類は、ものみの塔協会が少なくとも三つの関連する会社を部分的に所有して
いること
を明らかにしている。





これらの会社間の協力関係は非常に緊密なので、各社は自分たちを「姉妹会社」
と称している。Rand Cam Engine Corp. は株式非公開会社であり、データがあ
まり表に出ていない。REG TECHNOLOGIES INC.はカナダの投資家グループで、
1986年以来Rand Cam caエンジンについて行なわれた研究のほとんどを助成し
てきた。Rand Energy Group Inc.は1986年10月に創立され、Rand Cam Engine
Corp.と(訳注:本来、「Reg Technologies Inc.の」がここにあるべきなのに
抜けていると思われる)両方にコントロールされている。Rand Energy Group
Inc.はRegi U.S. Inc. をコントロールしているのだが、このRegi U.S. Inc.
は、究極的には主な投資者であるReg Technologies Inc.にコントロールされ
ている。ものみの塔協会が所有している、これらの「姉妹会社」の非公開およ
び公開株式は寄付されたものである。このグループの活動の中心は、Rand Cam
トレードマーク付き (RCトレードマーク付き) と呼ばれる新しいエンジン技術を売ること
である。(訳注:以下、RC ca と記載)


■資金源■

REGI U.S. Inc.は合衆国オレゴン州で1992年7月27日に創立された。RC ca エ
ンジンおよびその他の製品に関する基礎研究と開発は、Reg Techに調整され、
資金供給された。


REGI U.S. Inc.は1986年に創立されており、資産を所有していない。REGI U.S.
社は、現在、カナダのブリティッシュ・コロンビアにある工業団地内の建物で
、Reg Techからオフィススペースを借りている。REGIの資産は、特許や知的所
有権といった無形資産のみである。営業取締役と設計エンジニア以外に従業員
はいない。プロトタイプの政策とテストの費用の大部分は、使用権取得希望者
や製造希望者が負担している。REGIは5073200株を所有しており、これ
までの自己資金調達では不十分ということになれば、継続的な資金の必要を満
たす必要に応じて、株式売却を考えている。REGI社は創立以来なんら収益をあ
げておらず、採算の取れる事業も行なっていないので、2002年4月30日現在で
5308000ドルという深刻な運転資金損失に陥っている。1994年9月21日、Reg
Techは、REGI US Inc.(その子会社)がOTC掲示板上での取引を開始した(シ
ンボルはRGUS)と発表したが、実際のSEC登録は1996年6月6日である(登録申
告番号33-96974)。REGI社内で現在6017850株の公開株式を所有しており、議
決権者全体の約53.31%を握っている。従って、現在のREGI社は、自分たちの
取締役をすべて選任しつづけており、一般にその業務をコントロールしている。


■特許、権利、および協約■

・Rand Energy Group Inc.はRC ca テクノロジーの、米国を除く世界的権利を
1992年以降所有する。一方、REGIはRC caテクノロジーとその応用の米国内の
権利を所有する。

・2000年10月に、Reg Tech は水から水素を分離する技術に関する権利の利益
の50%を得た。

RC ca テクノロジーから派生したREGIの特許製品のうちには、以下のものがある。

・コンプレッサー、ポンプ、コールド・タービン・エンジン・ジェネレーター
およびロータリー・ディーゼル・エンジンのプロトタイプ。

・1995年に、REGI社はMachine Vision Technologyの権利をカナダで販売・頒
布する限定的なサブライセンスを20万ドルで購入したが、同年10月に、それを、
REGI社の主な投資元であるReg Techに売却した。この技術は工業的・医学的応
用が可能だが、軍のミサイル配備のための「知的移動システム」用にもテスト
されている。

・1994年5月、Regi Tech社はウェスト・バージニア大学チームと提携してRC
caエンジンのディーゼル版をさらに開発するため、ハーキュリーズ・エアロス
ペース社と共同企業体契約を結んだ。

・1995年、ハーキュリーズ・エアロスペース社はアリアント・テックシステ
ムズ社
と合併し、REGI US社と結んだ契約下でディーゼル・エンジンの設計
を完了した。

・1996年、新しい航空機エンジンのプロトタイプ数個が、NASAのジェネラル・
アヴィエーション・プロパルジョン(GAP)(訳注:航空機用汎用推進器?)
プログラム向けに、グローバル・エアクラフト社と共同で設計された。この、
8500万ドルのプログラムは、1996年11月、最終テスト中にREGIのプロトタイプ
・エンジンがオイル漏れを起こして頓挫した。(これは、ほとんどのロータリ
ーエンジンに内在する問題である。)この契約はえられなかった。

・2001年12月6日、ものみの塔の「姉妹会社」は、85万ドルの米国海軍との契約、
トピック番号N01-144(契約番号N00014-01-M-0208)が主契約者であるアドバン
スト・セラミックス・リサーチおよびREGIに与えられ、低レーダーシグネチャ
―と高温での運転が可能な0.5馬力の海軍用セラミックエンジンの製作とテス
トを行なうことになったことを公に発表した。この新しいエンジンは米国海軍
の新しい、低コストの無人飛翔体(UAV)である、SWARM(Smart War-fighter
Array of Re-configurable Modules)の動力として開発されている。

(訳注:SWARMとは無人戦闘機のこと。集団飛行を可能にする自律型インテリ
ジェント制御機能とナビゲーション機能を搭載している軍用無人航空機


・最近、SWARMに使用するための高性能のセラミックディーゼルエンジン開発
のため、高性能の海軍地上兵器センターにより、新たにふたつのプログラムに
資金がついた(海軍契約番号N41756-02-M-2026およびN41756-02-M-2037)。こ
れらのプログラムで開発中の設計は、従来型の無人機のサイズにも変更可能で
だ。セラミックスは潤滑油の必要がなく、燃焼中の運転可能温度が高くなり、
エンジンに金属を使わない分だけ軽量化でき、探知回避性も向上する。2002年
7月、海軍研究所はアドバンスト・セラミックス・リサーチ社の無人機をカリ
フォルニア州シミ・バレーでテストしたと、アレン・モシュフェーは述べた。
同氏は、海軍のロボティック兵器開発に従事している技術系将校である。小型
機の演習は、軍高官らの前で成功裏に終了した。テストは、うまくいけば航空
機の大量注文につながることを会社が希望している、一連のデモの一部だった。
現在のプロトタイプ・フェーズでは、手製のファイバーグラスとフォームラバ
ー製のSWARM機が一機あたり2万ドルかかる。射出成型で製造効率が高まれば、
価格は、来年には5000ドル程度になり、2004年までには2000ドル以下まで下が
るはずである。2004年以降、毎年1万機のSWARMが生産されるだろう。

・2002年4月4日、REGI社は、海軍契約SBIR No.1-144用に、10馬力までのRC ca
エンジンについて、アドバンスト・セラミックス・リサーチ社と5年の契約を
締結したことを発表した。REGIは商用および米国海軍での利用のための販売価
格の5%の特許使用料を受け取ることになる。

・2002年5月29日、REGI社は、合衆国海軍の無人飛翔体(UAV)のためにさらに
ディーゼルCAM技術を開発することで、アドバンスト・セラミックス社および
ラディアン・ミリタリー・パーツとライセンス契約を締結した。

・2002年11月13日、REGI社は42馬力のディーゼルエンジンを発表した。これは、
無人ヘリコプターへの応用である。このプロジェクトのデザイン・フェーズ
は完了しており、エンジンの組立てが始まっている。テスト設備の計画および
テストの計画も進行中である。



■まとめ■

・宗教法人であるものみの塔協会は、少なく見積もっても、3つの「姉妹会社」
のかなりの割合の株式を所有している。その姉妹会社とは、Rand Cam Engine
Corp.、Rand Energy Group Inc.、そしてRegi U.S. Inc.の3社である。これ
らの企業は、ランドカムエンジン技術の研究・開発・マーケティングを行って
いて、彼らはまた、ランドカムエンジン技術の利権やいくつかの特許を所有し
ている。

・ものみの塔の所有する「姉妹会社」は、確かに、爆弾も弾薬も製造はしてい
ない。しかしながら、REGI社の経営陣は組織を挙げてアメリカ国防総省の発注、
資金援助や下請契約を手に入れようとしているし、実際に獲得し、国防総省に
RCテクノロジーを供給している。REGIの経営陣は、いくつかの強力な軍事技術
を請け負う業者と、いくつもの契約にサインをしている。現在では、ある軍事
専門家が、マーケティング担当重役として、REGI社の経営に当たっている。彼
は、エンジン技術を、アメリカ海軍の無人戦闘機(SWARM)に提供している。

・ものみの塔の統治体は、これらの資産や、これらの企業がNASAやアメリ
カ国防総省と取引があることについての真実を、協会の成員や世間一般には知
られないようにしている。



■無人戦闘機(SWARM)について■

その基本コンセプトは、アメリカ海軍軍需センター(NSWC)で開発された。慎重
に検討を重ねた結果、SWARMを軍用消耗機(使い捨ての飛行機)とする決定が
なされた。採用の第1の理由は、それが使い捨てであることである。システム
にかかる費用というものは、購入費用ではなく、主にメンテナンス(維持)の
ためにかかるからである。つまり、SWARMにはメンテナンスの費用がかからな
いということである。SWARMプロジェクトが始まったのは2000年の6月の
ことで、ACR(前出のAdvanced Ceramics Research社)は、70000ドルで、
小さなUAV(無人飛翔体−本来は海軍の船に近寄る鯨を発見し回避するために
設計された)の開発を請け負ったときに始まった。単体の「機体」は全長1メ
ートル22センチ、重さ9キロの飛行機で、翼幅は1メートル22センチで、
1.8キロ積載能力を持つ。これはあらゆる種類のカメラや、盗聴マイク、小
型の化学・生物検知器や、さらに性能上では小型の兵器を搭載することさえ可
能である。(この論文で)問題になっているエンジンを搭載したこの小型の
SWARMは、主に諜報・監視・偵察目的で使われ、積載物、センサー、機体の外
装は、任務にあわせて調整を加えることができる



画像: Cloud Cap Technology




画像: Cloud Cap Technology







SWARMのプロトタイプの性能を査定したアメリカ海軍の担当者が、その性能を
認めたにとどまらす、SWARMのコンセプトは、すぐに、鯨の監視という目的を
はるかに超えて、搭載物や、敵地での任務の要求に合わせて簡単に組み替え
が可能な無人飛翔体(UAV)を開発することに拡大していった。一例として、
SWARMに全地球測位システム(GPS)を装備し、対地火力支援(NSFS)のため
の戦場認識妨害に用いようというような、新しいコンセプトもある。この情
報は、全地球測位システム(GPS)によって誘導される兵器に、発射に先だって
送られる。それからSWARMは、飛行中の発射物に対して直接にデータを供給す
るという、支援飛行モードを続ける。もう一つの例として、一群のSWARM
パトロールしている状況を想像していただきたい。一機が、隠されたミサイル
ランチャーで撃墜されても、2機目が、その撃墜を察知し、その地域を調査し、
怪しい建物を発見する。3機目が赤外線カメラでミサイル発射の熱を見極め、
その地点を確認する。次に、それらのSWARMは、4機目のSWARMへデータを転
送して、4機目に備え付けられたトランシーバーが、全ての画像を、分析の
ために中央司令部に送信する。SWARMが敵の地対空ミサイルランチャーを特定
したと担当官が認めれば、5機目のSWARMに対し、ターゲットにレーザーを照
射するよう命じることができる。それは、攻撃のために発射されたスマート爆
弾に攻撃目標を知らせるためである。


ここに挙げたのは二つの例で、地対空ミサイル基地を継続的にモニターする
めにSWARMを使用する方法を開発するために防衛上の発注が数多くなされてい
る。SWARMのコンセプトの中でも重要な特徴は、一人のオペレーターが、10
機かそれ以上の無人機を操縦することができるようになることである。それに
ひきかえ、現在のテクノロジーでは、1機の無人機を操縦するのに、10から
20人のオペレーターを必要とするのである。

[最新のSWARM機がアリゾナ州で飛行テストをしている映像は、ここをクリック
してください]



■検討■

1994年5月11日に発表されたREGI社の初めての新聞発表は、彼らには
年間200億ドルの市場に参入するための商品があり、最初の顧客として、
アメリカ国防総省と提携する予定があることを熱く語っている。

  『Regテクノロジー社は、Hercules Aerospace Company(フォーチ
  ュン500社)とのコンソーシアム契約に入り、ウェストバージニ
  ア大学のチームと協力してランドカムエンジンのディーゼルバージ
  ョンの開発を進めることになった。そのディーゼルエンジンは、軍
  事・商業目的のために開発される予定である。北米でのこのディー
  ゼルエンジンに対する潜在的な市場は、年間200億ドルである。
  Regテクノロジー社は、ランドカムディーゼルエンジンの開発・商
  業化や、その他のRegテクノロジー社に対して計られる便宜を考慮
  して、国防総省の受注に対して、Hercules社にライセンスを与える
  計画がある。


Regテクノロジー社の経営陣は、翌年にはランドカムエンジンの実用模型の作
成に成功し、ライセンス協定からかなりの額の収入をもたらしてくれるだろう
と確信している。Wankelロータリーエンジンには、1960年代のライセンス
権から2億ドルのライセンス料が発生した。』


創設以来、「姉妹会社」は組織を挙げてNASAやアメリカ国防総省からの発注、
下請契約を手に入れてきた。このために、ある「軍事専門家」が、REGI社
マーケット担当重役に任命された。このミスターX(実名は差し控える)は、
宇宙産業・航空産業でマーケティング担当重役や連邦政府担当重役として30
年の経験を持ち、その経験を「姉妹会社」で生かしている。彼は国防総省、海
軍司令部、米空軍司令部、米国国防総省高等研究計画局と、契約者そして(ま
たは)コンサルタントとして関わってきた。ミスターXは会社を設立していて、
REGI U.S.社のエージェントを任されていて、包括的な基準で600万ドルま
でに達している。ミスターXの会社から紹介される契約から受け取る総資金の
うちの5%のエージェント料は、資金調達、ライセンス料、ローヤリティーの
支払い、契約料として支払われるだろう。

  『政府との関係や、先端技術に対するミスターXの広い専門性はラ
  ンドカムプロジェクトのマーケティングとREGI U.S社の資産増加に
  とって、価値のある財産となることを確信している』『現在、我々
  は米軍部に対してプレゼンテーションを行っているが、もし、デ
  ィーゼルエンジンのプロトタイプが評価基準に達していれば、政府
  からの追加の資金援助を受けられる可能性がある。』


では、ものみの塔の軍事専門家が扱っている製品と、それらがターゲットにし
ている市場について考えてみよう。


マシン ビジョン テクノロジー(MVT)

それらの「姉妹会社」は、カナダでのMTVへの権利を所有している。このシ
ステムはカーネギー・メロン大学の人工知能の専門家たちによって、現在も開
発中である。MTVの装置はスペクトルの”特徴”によって画像を記録し、様
々な産業用・医療用に応用されて使われている。例えば、電子部品の分析、署
名の認証、光学特性の認識、筆跡の鑑定、目標の認識、物質検査、通貨の検査
や、医療用の画像認識などである。しかし、それを軍事目的に改造するするプ
ロジェクトは、現在進行中のものである。その開発者たちは、それを「インテ
リジェント交通システム」と呼んでいる。そのシステムはGPSによるミサイ
ル誘導システムよりもさらに複雑で、伝えるところによれば、軍事面での応用
にとても有望であるとのことである。なぜなら、それによって、近接する友軍
と敵軍の車両を、たとえカムフラージュされていても識別できるからである。
模擬戦場シーンを設営し、そこに同じ色ではあるが、スペクトルの特徴が異な
る戦車を配置した。装置を試験するに当たっては、他のタンクや植物、砂、水
などを背景に含めた。抑制アルゴリズムがタンクの違いを区別し、その結果、
敵のタンクを特定することができた。


このマシンビジョンテクノロジーは軍需用としてはテスト中である。また、
このテクノロジーが販売され、そして(または)どこかの国で「スマート爆弾」
の製造のために使用されている、と言うことに筆者は明白な証拠を持っていな
い。しかしながら、ものみの塔の「姉妹会社」は、カナダ国内でこのシステム
を販売・供給する制限付サブライセンス(二次ライセンス)を所有しているこ
とには、疑問の余地はない。


それでも、REGI社のオリジナルの計画は、1994年5月の最初の新聞発表
はっきりと書かれている。

  『Regテクノロジー社は、ランドカムディーゼルエンジンの開発・
  商業化や、その他のRegテクノロジー社に対して計られる便宜を考
  慮して、国防総省の受注に対して、Hercules社にライセンスを与え
  る計画がある。』


ここで、Hercules社との協定はパートナーシップ(partnership)ではなく、
合意(agreement)であると言うことであるということに留意していただきたい。
そして1995年にHercules Aerospace 社はAlliant TechSystems 社と合併
した。Alliant 社はREGI U.S.社との間の契約の元で、ディーゼルエンジンの
図面を完成させていた。そのデザインと図面に対する支払いは行われていて、
Alliant社に対してロイヤリティーが支払われる予定はない。

・Hercules Aerospace 社の製品は、ミサイルの推進器と弾頭。固形推進ロケ
ットと複合構造の設計販売。(Alliant TechSystemsが買収)

Alliant TechSystems 社は、現在、以下の商品全般の販売で13億ドルの
年商を持つ。軍事用の小口径の弾薬、ロケットの推進器、商業用・軍事用の無
煙火薬、警察用・狩猟用の弾薬、関連商品の弾薬、戦略ミサイル、ミサイル防
御迎撃物、カタパルト方式の精密誘導弾、電子軍事システム、兵士装備一式、
ミサイル防御システムの推進器、航空機や兵器システムの複合構造、中口径の
戦車用弾薬、中口径の銃一式、軍事用・航空宇宙用の高性能のバッテリー、戦
術防衛システム、戦術ミサイル用ロケットエンジンと弾頭。

Advanced Ceramics Research 社(ACR)は、軍需活動で600万ドル近くを稼
いでいる。

Radian Military Parts 社は 後方支援システムの統合サービスの工学技術
を、国防総省に提供している、主要な企業である。同社は、「兵器システムに
完璧な品質の部品」を補給する。

Radian社のエンジニアリング課では、アメリカ国防総省の兵器システム管理
者に、包括的なサポートを提供する。そこでは、いくつかの米軍施設に隣接し
た施設からシステムをオペレートする。

Engineered Support Systems社は最近、現金と株式によって、Radian 社を
4170万ドルで購入した。同社は、多角的な供給業者で、ハイテク軍事電子
支援装備と後方支援サービスを米国防軍のあらゆる部門や、いくつかの外国の
軍隊に対して行っている。


SWARMプロジェクトには最近アメリカ下院から追加の支援を得た。2002年
5月10日にアリゾナ州選出の下院議員
は、次のように発表した。

  『2003年度の防衛権限法に述べられた地球規模のテロリズムに
  対する戦いで、我々の軍隊をサポートするこのプログラムは、今朝
  議会で可決された 』『これらのプログラムは、我々の国家安全保
  障にとって決定的に必要であり、防衛法案の中で必要な権限が与え
  られ、私たちはテロリズムに対する戦いを引き続き指揮することが
  できる。この超党派の議員による法案は、我々が戦争状態の国家で
  あることを認識していて、この法案により、米軍は必要とする人的
  資源、装備、そして科学技術を手に入れることができる。南東部の
  アリゾナ州は、我々の国家の安全保障において、中枢的な役割を果
  たし、私は我々の要求が受け入れられたことに満足している。』


彼の言っていた受け入れられた要求とは、以下の二つである


SWARM無人機プログラム:艦船の周辺防衛、哺乳動物探知、潜水艦探知、
地上軍や特殊任務舞台のための戦術支援のために、TucsonのAdvanced Ceramics
Research 社で開発されている軽量で、低価格で使い捨ての無人飛翔体(UAV)
の開発に対して、大統領は予算を要求していたが、これに500万ドル


無人飛翔体(UAV)施設:この価値ある"Huachua砦計画"ではUAVの設置、飛行
操作、メンテナンスのために建物を建設するのだが、これを2005年から
2003年に早める。



■結論■

ものみの塔がこのような投資物件を所有し、その結果軍事技術に貢献している
ことには確証があり、どうでもいい話ではない。実際、エホバの証人が、自分
たちの指導者に対して抱く信頼に深刻な影響をもたらす。もし、エホバの証人
がものみの塔が軍事技術への貢献していることや、この点に関するいかなる活
動や方針に対して疑問を持つならば、この人は排斥(破門)によって厳しく処
罰され、この犠牲者の友人や親戚は、「エホバへの忠誠に対する試み」 として、
その人を追放・排除せざるを得なくなる。


ものみの塔協会は、株による利益配分を求めてはいないかも知れないが、それ
でも、所有権を保持してきた。(株の)贈与者は議決行使権を保持している一
方、ものみの塔協会は直接的な財務上の利益を得ている(おそらく、宗教法人
として税を免除されているだろう)。次に挙げる手紙の画像によれば、ものみ
の塔は「姉妹会社」を所有することを断り、「ものみの塔協会が株式所有者と
して、間違ってリストに載せられた」と主張している。

(最初の方のパラグラフは、手紙の受取人の特定を防ぐために、削除してある)



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ものみの塔協会の公式レターの内容

2002年11月11日

拝啓

しかしながら、ものみの塔協会がRand Cam 社の株式を保有しているという主
張に対するあなたの疑問に喜んでお答えしたいと思います。

この問題が初めて提起された後、私たちは調査の後、統治体が王国の利益に関
心を払うために用いているいくつかの合法的な企業が、Rand Cam 社または問
題となっているディーゼルエンジンの開発に関わるなんらかの関連企業の株式
を保有していることはない、ということが分かっています。二人の兄弟が、か
つて、そのエンジンの発明や開発に携わっていましたが、何年か前に個人的な
取り決めがなされて(詳細は私たちにもわかりません)、投機的事業から得ら
れるあらゆる利益配分を、ものみの塔協会の世界的な業への寄付として贈与さ
れることになったというのが事実です。結果的に、状況から、所有権とエンジ
ンの開発権が兄弟たちのコントロールの及ばないある持ち株会社に譲渡される
必要がありました。ものみの塔協会は、その持ち株会社が公表した株主リスト
に誤って記載され、この間違いは、現在修正されています。ですから、非難は
全て間違いです。さらに、ものみの塔協会は、2人の兄弟たちとの個人的な取
り決めによる寄付金を、受け取っていません。

私たちは以上のコメントがあなたの助けになると信じています。
私たちは、暖かい愛と、クリスチャンの挨拶を送ります。

エホバに奉仕するあなたの兄弟

エホバの証人のクリスチャン会衆

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
訳注:ものみの塔協会は17年前から動産(株式)の寄付を信者に求めています
  (初出:ものみの塔1985年12月1号 毎年1回掲載)



この声明は、16年間にわたるSEC(合衆国証券取引委員会)の
法的なファイリングと矛盾する。



 『Rand Energy Groupのは、51%をReg Technologies 社が、
 49%をRand Cam Engine 社が所有している。Rand Cam Engine社
 は個人所有の企業で、伝えられるところによると、50%を宗教
 法人であるものみの塔協会が所有
し、34%はジェームス・マ
 キャン(James McCann)、残りを他の株式所有者が保有している。
 マキャン氏が示すところによれば、ものみの塔協会の所有する同
 株は氏が協会に贈与
したものであるが、それらの株式に対する代
 理の議決権は、氏が所有している。』(訳注:該当するソース




この問題は、表に出た直後に、「解決」され始めるのだが、これはなぜだ
ろう。ものみの塔協会は、ひそかに国連NGOのメンバーになっていたが
(訳注:NGO問題関連ニュース)これが公になったわずか2日後にそれを
取り消した。今回もその時のパターンと同じように見える。彼らはこれら
の証拠を「間違ったもの」と呼んで、間違ったものだから嘘である、とい
うことになる。しかし、ものみの塔の「嘘」の定義を見ていただきたい。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*** Insight, Volume 2 pp.244-5 Lie ***
***洞察第2巻 うそ、偽り***
日本語版は、第一巻のP280〜P281

うそ、偽り−真実の反対。偽りやうそには普通、真実を知る権利の
ある人に偽りごとを語り
、しかもその人や他の人を欺いたり傷つけ
たりする意図を持ってそうすることが関係しています。偽りやうそ
は口から出る言葉によるものとは限りません。虚偽の生活を送って
いる人の場合のように、それは行動に表われることもあります。
【中略】
悪意ある偽りは聖書では明確に非とされていますが、だからといっ
て、知る権利のない人たちに真実の情報を明らかにしなければなら
ないわけではありません

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


統治体や長老たちは、誰であれ、嘘をつくものや教義に疑問を持つものを強く
非難するが、彼ら自身には嘘をつく権利を留保しているということを、このこ
とは意味している。彼らが成員に負わせているのと同じ道徳的基準、教義上の
基準で彼らを測るなら、「姉妹会社」の株式を保持して利益を受けることを正
当化できる根拠は絶対にない。所有していたことを知らなかった、というのは
言い訳にはなり得ない。なぜなら、筆頭株主として、ものみの塔協会は、少な
くとも52通のアメリカ証券取引委員会(SEC)のファイリングのコピーを受
け取っているし、REGI社会社の発展のために更新した少なくとも 60通の公式
ニュースリリース
も受け取っているはずだからだ。それに加えて、何千もの財
政報告のレポートや、メモ、その他の内部文書もある。これらは、16年以上
にもわたって、そのような企業を経営するには必要なものである。


ものみの塔協会の指導者たちは、自分たちがこのようなやり方で利益を追
求する権利を留保する一方で、「良心的兵役拒否者」の立場に固執してい
ることは、驚くべき事である。ものみの塔は、明らかに、軍事産業との関
わりに巻き込まれる危険性よりも、年商20億ドルとも言われる市場の開
拓、という金銭欲の方を優先させた。この前述したものみの塔の秘かな経
済投機は、ものみの塔の野心や楽観主義、自己過信、金銭欲を露骨に示し
た。これは、疑うことを知らない成員が、協会に対して持っているイメー
ジとはあらゆる意味で違っている。


ランダル・ワッタースは以前にこう書いた。(訳注:1974〜1980年の間
ニューヨーク,ブルックリン,ベテルで奉仕、元ものみの塔本部職員)


  『ものみの塔協会は古い体制のもとでの投資を批判する点で、他に
  類を見ないようだ。同協会の雑誌「目ざめよ!」は、何年もの間、商
  業利益の『足かせから自由』であるから、ものみの塔協会は「真理」
  を広める点で「制約を受けていない(free)」と述べていた。過去
  に、協会は、支部が様々な利益を生む市場投資の権利を手放すよう、
  強制したことさえあった。その後、彼らは代表者会議を開くことさ
  え行って、そこでエホバに自分たちの罪を謝罪する決議文を読み、
  全参加者の前で、この「道徳的に汚れた」行為を、公式に悔い改め
  た。

  ここで、次のことを少し考えてみよう。1株当たり0.473ドル
  の株式を5371000株所有していると、2347127ドル
  (注:3月20日現在の邦貨換算で約2億8000万円)の資産を
  保有することに等しい。これは、私が知っているたった一社の株式
  についての数字である。しかし、ものみの塔協会が報告されたその
  アメリカ企業の株式の50%を所有していると言うことは、たとえ
  それが「支配」株主持分ではないにしても、興味深い状況である。
  それは、会社の方針に影響を与えるだけの、明らかに支配力のある
  地位ではないだろうか。

  仮に、カナダのブリティッシュ・コロンビア州の会社が主な役割を
  果たすにしても、強力な議決権を行使して、このようなことを阻止
  したり、少なくともその企業が何を作って、何を売るかについて影
  響を及ぼすように援助することができるはずなのだが。議決行使は
  代理によるとは言うけれども、それは、ものみの塔協会に株を贈与
  した人間が行うのである。それゆえ、彼の議決行使(意思表示)は、
  ものみの塔の教えや、方針、エホバの証人に特有の信仰への共感や
  忠節を反映しているはずなのだが。』


愛国心があるわけではないだろうが、この戦争の時代の最中にあって、ものみ
の塔協会は「姉妹会社」の株式を保有し続けている。その企業が国防総省内で
大きな成功を未だ収めていない状況である。ものみの塔は明らかに二重基準
(ダブルスタンダード)で、自分たちの教義に対して、また誠実な成員たちに
対して大いに偽善的であることをよく示している。これが問題である。


The first casualty of war is The Truth.
戦争が起こるとまず真実が犠牲になる









2002年9月1日公開
(訳注:2003/03/21翻訳。この論文は新しい情報が入るとこまめに修正しています)



日本語翻訳終わり


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Military Description
軍事的解説


「たかが無人偵察機のエンジンでしょ。それの何が問題なの?」
話が全然見えない人のために、軍事おたくでラジコンおたくが語る、
オタッキーな軍事解説







■トマホーク巡航ミサイルでの攻撃やステルス爆撃機での爆撃、そして
地上部隊の進撃を成功させる鍵となる小型無人偵察機(UAV)とその搭載
エンジンの重要性について。




朝日新聞2003年4月22日朝刊紙面



UAV(Unmanned Air Vehicle : 無人航空機 )
UAVとは「無人自律機」「無人飛翔体」或いは「無人航空機」と呼称される
遠隔操縦又は高性能コンピューターを搭載して自律飛行を行う無人の航空機の
ことを言います。新聞報道等では軍事目的のUAVを無人偵察機と呼称していま
すので、ここではUAVを無人偵察機と呼びます。


無人ロボット兵器の運用
無人のロボット兵器の運用は人間が行う軍事作戦にはあまりにも危険が伴う
任務を代わって行うのが主任務で、UAVでは、主に偵察・索敵・目標捜索・攻
撃目標の選定・攻撃目標レーザー照射・弾着観測誘導・攻撃損害評価・重要エ
リアの監視・無線中継・合成開口レーダーによる戦場監視のために使用され、
UGV(無人陸上車両)では前方戦場監視・地雷原啓開処理、UUV(無人潜航艇)では
機雷掃海・海浜及び港湾施設の偵察等のために使用されます。

参考情報:近未来最先端軍事テクノロジー



1)トマホーク巡航ミサイルとは?
アメリカのイラク攻撃のTV映像で米戦艦からの発射シーンを見た人も多いと思
いますが、艦船から発射して敵国奥深くの目標に超低空で進入して確実に目標
に命中するミサイルで、誘導装置にコンピューターとGPS(通信衛星による位
置測定装置)と赤外線TVカメラを組み合わせた地上目標攻撃用の長距離ミサイ
ルです。


このミサイルは艦船の誘導弾格納ユニットや潜水艦の魚雷発射管から個体ロケ
ットエンジンにより発射され、発射後ある程度の高度になったらジェットエン
ジンに点火し同時に可変翼を展開して、敵のレーダーに映って撃墜されないよ
うに超低空(50m以下)の高度をミサイルとしてはかなり低速な速度(700km/h程
度)で目標に向かって飛行します。


トマホークが敵国侵入後はあらかじめインプットされた地図情報を元にGPSで
方向を微調整しながらTVカメラによって認識された障害物を巧みに避けつつ目
標に向かい、GPSで設定された目標地点や、開戦前に敵国に潜入した特殊部隊
員が行う目標誘導用のレーザー照射の反射光に誘導されて目標にピンポイント
で命中します。


2)スマート爆弾、GPS爆弾、バンカーバスター爆弾とは?
3種ともコンピューターを搭載した爆弾のことです。航空機から投下する爆弾
の前後に誘導装置を後付けしたものをスマート爆弾(賢い爆弾)と言い、航空
機搭載用誘導爆弾とその誘導用レーザー照射器からなるシステム構成の爆弾の
事を言い、正式にはペイヴウェイ・システムと言います。アメリカではスマー
ト爆弾(Smart Bombs)という表現が一般的です。また、誘導装置の無い爆弾
を、「スマート(賢い)爆弾」に対して、「ダム(馬鹿)爆弾」と呼びます。


スマート爆弾は爆弾の前部に赤外線TVカメラ(レーザー光線探知カメラ)と通
信装置と誘導用の操舵装置、後部に誘導用の操舵装置が取り付けられ、航空機
から投下後に、航空機に搭載されている爆弾誘導用のレーザー照射の反射光を
探知させて目標に命中させるか、事前に潜入した特殊部隊員が行う誘導用のレ
ーザー照射の反射光に誘導されて目標にピンポイントで命中します。 


レーザー光線探知カメラの代わりにGPS(カーナビ)と慣性航法誘導装置を取
り付け、爆弾投下後に自動的に誘導されて命中するスマート爆弾をGPS爆弾と
言います。GPS爆弾の投下実験では高度12000mの上空からGPS爆弾を16発投下
して、16発すべてが2.4mx6.0mの範囲で目標に命中しました。


バンカーバスター爆弾とは、地中深くに存在する敵を粉砕する目的で使われる
航空機から投下する超大型のスマート爆弾のことを言い(全長4m重量2トン)
強化コンクリートで地下7m、普通の地面だと地下30mにいる敵を粉砕します。

参考情報:Weapons School、航空・宇宙兵器


3)何故あれほど正確に目標に命中するのか?
トマホーク巡航ミサイルやスマート爆弾搭載の誘導装置だけでも確実に目標に
命中するわけですが、目標とは事前の偵察によって確実な目標になるわけで、
「あそこらへんのどこかに隠れている敵」では効果的な爆撃は出来ません。戦
争になれば相手側は航空機の爆撃を想定して防空壕などをちゃんと用意してい
ます。そういう場所では上空からいくら大量の爆弾を絨毯爆撃しても大事な設
備は無傷で残るわけで、いくら爆撃しても何も効果が無いのと同じになります。


そこで必要になるのがアメリカのデルタフォースやイギリスのSASなどの特殊
部隊です。開戦前に特殊部隊員が敵地に少人数で潜入し、攻撃目標を自分の目
で確認して本部に無線で爆撃要請を行い、トマホーク巡航ミサイルやスマート
爆弾をレーザーで誘導して命中させるわけです。特殊部隊員が目標をレーザー
照射してその反射光で爆弾を最終誘導する事によりたったの1発で目標が粉砕
されます。


アメリカのイラク攻撃で航空機が投下したスマート爆弾が目標に正確に命中す
るまでのビデオ映像が公開されましたが、目標物の窓に飛び込むように爆弾が
正確に命中した陰には、開戦前に敵地に潜入した特殊部隊員達のレーザー照射
による最終誘導があったからです。


湾岸戦争までは特殊部隊による爆弾誘導員の存在は極秘でしたが、湾岸戦争で
スマート爆弾が命中するまでのビデオが一般公開されることによりその存在が
表舞台に出てしまいました。となると相手側も当然対策するようになりますか
ら、次の戦争からは特殊部隊員の敵地潜入がより難しくなるわけで、それに変
わる何かを探さなくてはなりません。そこで開発に力が入れられたのが無人偵
察機(UAV)です。敵地に潜入する特殊部隊員の代わりに無人偵察機を飛ばし、
搭載されたTVカメラで目標を確認し、爆撃時に無人偵察機からレーザー光線を
照射して、その反射光でスマート爆弾や巡航ミサイルを誘導して命中させれば、
味方は危険に晒されることなく敵の施設を確実に破壊できます。


それまで無人偵察機は情報部の受け持ちで実戦部隊にはあまり縁の無いもので
した。しかしイスラエル軍が南レバノンで20年にわたって運用してきた実績が
あり、実戦時の人的被害の少なさから各国で注目され、現在は世界各国で無人
偵察機が実用化しつつあります。(自衛隊でも最近開発が始まりました)


4)無人偵察機(UAV)とは?
無人偵察機(UAV)とは大型のラジコン飛行機で、衛星通信経由で遠隔操縦さ
れます。内部には衛星通信装置,遠隔操縦装置,観測装置,レーザー照射装置,
赤外線TVカメラなどの電子部品が搭載されていて、プロペラ駆動やジェット
エンジンで飛行します。無人偵察機には偵察目的によって様々なタイプがあ
り、その目的に応じて使用されています。


無人偵察機(UAV)が初めて実戦に本格投入されたのは1999年に米空軍を
中心としたユーゴスラビアのコソボ空爆で、約600機が実戦投入され、
低高度偵察を任務とするプレデターが使われた。アフガニスタン攻撃で
は活用範囲がさらに拡大して無人偵察機が撮影したデジタル画像がその
まま司令部へ送られ、攻撃目標の選定などに大きな役割を果たした。
事前のプログラムによる完全自動操縦で最高度から偵察を行うグローバ
ル・ホークの投入も含め無人偵察機はこれからのネットワーク型戦闘の
重要な役割を担う存在になっている。


 
Photo by US.AirForce
GNAT−750(RQ−1A)プレデター
アメリカ、ジェネラル・アトミック社製の無人偵察機(UAV)
プロペラ駆動で、赤外線TVカメラとカラーTVカメラを塔載し敵領空内
を12〜48時間滞空して偵察活動を行える。中東のイエメン中部で対戦
車ミサイルを搭載したプレデターが、テロ組織,アルカイダの幹部6人
が乗った自動車をミサイル攻撃して全員殺害したことでも知られる。
イラク軍に撃墜されて一般公開されたのはこの偵察機。



Photo by US.AirForce
RQ−4Aグローバル・ホーク
アメリカ製、世界最大の無人偵察機(UAV)で全長13.53m、翼幅35.42m
高高度(2万3000m)での偵察活動を行う。エンジンはターボファンで
最大速度600km/h以上。最大42時間の作戦運用が出来る。有事以外では
米国防情報局と米空軍によって偵察活動が行われている。




偵察衛星での上空写真は相当な解像度まで解析できるわけですが(車のナンバ
ープレートの文字までわかる)、問題は宇宙からの撮影時間が1分程度で、そ
の時間に雲があれば実質撮影不可能で、撮影した写真を解析するのが本国や前
線後方であり、しかも開戦ともなれば解析注文が山のように来てしまい、せっ
かくの解析結果が前線に来る頃には時期遅れの使えない情報になってしまうと
いう現実があります。これが無人偵察機であれば燃料が切れるまで長時間の観
測が可能です。


また、敵を偵察する場合は無人偵察機より人間の操縦の方が確かなわけですが、
航空機ではパイロットの養成に多大な時間と経費がかかり、ひとたび撃墜され
るとその損害は計り知れないわけで、撃墜されたパイロットが脱出に成功して
も住民に虐殺される危険性があり、捕虜になった場合でも政治的に利用される
場合もあり、撃墜されることで自国の世論を刺激する事が予想されるわけです。
パイロット救出作戦等で二次被害を被る場合もありうるので、航空機では技術
的に可能な限り無人化が進んでいます。


 
Photo by US.AirForce
左写真:2001年のアフガニスタン空爆で、プレデターの
前方監視用赤外線装置で捉えられた、防空用対空砲陣地。

右写真:FLIR(前方監視用赤外線装置)は昼夜を問わず
敵性地域の偵察活動が行える。この画像は昼間撮影されたもの。


☆トマホーク巡航ミサイルの場合
例えば、トマホーク巡航ミサイルを発射する場合、開戦数時間前に領海外の海
上から無人偵察機を飛ばし、トマホークミサイルの進入ルートの確認と目標を
確認したところで開戦時間となり、領海外の海上の艦船からトマホーク巡航ミ
サイルを発射して、ミサイルが接近してきたら無人偵察機が目標にレーザー照
射してその反射光に誘導されたトマホークが目標をピンポイントで破壊する。
目標破壊後は目標の破壊状態を観測して戦果確認を行い今後の攻撃に役立つ情
報を収集する。


☆スマート爆弾やバンカーバスター爆弾の場合
無人偵察機を派遣して目標を偵察させ、敵の位置を確認したらステルス爆撃機
(レーダーに映りにくい航空機)を派遣し、スマート爆弾やバンカーバスター
爆弾を投下して、最終誘導は無人偵察機が照射するレーザー光線の反射光を目
標に爆弾をピンポイントで命中させる。目標破壊後は目標の破壊状態を観測し
て戦果確認を行い今後の攻撃に役立つ情報を収集する。


☆GPS爆弾の場合
GPS爆弾の場合は、無人偵察機に搭載されたGPSで正確な座標を本部に連絡すれ
ば、あとは航空機が適当な位置でGPS爆弾を投下すれば勝手に命中する。目標
破壊後は目標の破壊状態を観測して戦果確認を行い今後の攻撃に役立つ情報を
収集する。


☆航空機投下の通常型爆弾や、地上の砲兵部隊の大砲での砲撃の場合
精密な爆撃を必要としない場合はもっと簡単で、敵を確認したら無人偵察機を
その上空で旋回させてGPSで位置を正確に確認して本部に情報を送り、航空機か
ら投下する通常型爆弾や、地上部隊からの砲撃でその位置を粉砕する。目標破
壊後は目標の破壊状態を観測して戦果確認を行い今後の攻撃に役立つ情報を収
集して、必要であれば追加攻撃することにより完全に敵を粉砕する。


☆その他にも、一発あたりの単価の安い大砲の砲弾を大量にかつ効果的に目標
に叩き込むために、上空からの砲撃観測目的で無人偵察機を使う場合もある。


通常の偵察活動以外にこういうのも無人偵察機の重要な役割なわけですが、プ
レデターのような高価な無人偵察機は用が済んだら回収する必要があるわけで
す。用が済んだら潜入したルートを逆にたどらせて回収するわけですが、この
やり方だと撃墜される危険が増えるのと、行きと帰りの燃料が必要になるので
機体が大型化して敵に探知されやすいのと、大型化したぶん機体のコストが高
くなるという問題があるわけですが、発想を変えて無人偵察機は消耗品と考え、
片道燃料だけの低コストの使い捨て無人偵察機にすれば、任務終了後は敵に回
収されないように無線で自爆させてしまうという合理的な方法が使えます。


ラジコン飛行機の操縦をマスターするには半年以上の時間がかかり、単独で飛
ばせるようになるまでには様々な技術が必要です。ラジコン飛行機の飛行まで
の手順は、購入した機体を組立てた後に、エンジンや操縦装置の搭載と調整が
必要で、完成してからも飛ばす前に地上でエンジンの慣らし運転とキャブレタ
ー調整が必要で、それが済んだらテスト飛行のために離陸して上空での機体と
エンジンと操縦装置の微調整がまた必要で、調整が終わったら着陸して機体の
再整備と調整をやって機体の変な癖を取り、安定して飛行できるようになるま
で何回も何回も調整のためのテスト飛行をして操縦しやすい機体に仕上げるわ
けです。これが終わるとやっと自由に空を飛ばせるわけですが、1日の最後に
着陸させた後は、今度は格納するための再整備がまた必要になります。これを
全部一人で出来るようになってやっと一人前になるわけで、わずか15分の飛
行のために軽く1ヶ月以上の整備時間かかるのがラジコン飛行機です。ラジコ
ン飛行機は模型とはいえ誰にでも簡単に飛ばせるものではありません。


これが趣味なら天気がいい日に暇人がのんびり時間をかけてやればいいでしょ
うが、兵器として使う場合にはどんな状況でも確実に飛ばせるようにしない限
り兵器にはなりません。そこで飛行前の整備調整は納入会社の工場で全部済ま
せて、操縦者は現場で箱から取り出してマニュアル通りに組み立ててからカタ
パルトで発射するだけにして、飛んだら操縦はコンピューターに全部お任せに
して燃料が切れたらその場で自爆させれば、長期間の練習が必要なラジコン飛
行機の操縦を誰もマスターする必要がなく、必要な時に誰でも確実に使えるよ
うになります。


そのために開発されたのが↓ものみの塔の関与している使い捨て無人偵察機です。

この小型無人偵察機による飛行中の地上撮影映像 .avi 12MB





この写真の兵隊の帽子の形から見ると米海軍の地上戦闘部隊である海兵隊の兵
士のようです。手に操縦装置を持っていますが、操縦装置から背中の背嚢にケ
ーブルが延びているので、背嚢の中に衛星通信装置が入っていると思われます。
という事はこの小型飛行機は前線後方から離陸させて戦闘の最前線で使用する
事も想定して作られたようです。


機体の垂直尾翼のアンテナの長さが異常に短いのは衛星通信を利用して操縦す
るためで、機体の大きさはラジコン飛行機で言うと大型機の部類に入りますが、
この大きさだと風の強い日に安定して飛ばすために必要にして充分の大きさに
なります。このサイズの飛行機を最前線で運用すると言うことは、味方が進撃
する際に数キロ先の敵を探す目的で使う使い捨ての無人偵察機のようです。


今までの戦闘形式では、数キロ先の敵を上空から探すには偵察ヘリコプターを
低空で飛ばして急加速や急減速したりして敵を観測するわけですが、それでも
敵の兵隊が肩に担いで撃つ可搬式の地対空ミサイルで撃墜されてしまう危険性
があるわけですが、この使い捨て無人偵察機なら何機撃ち落とされても人的被
害はありませんし損害も低コストで済みます。


5)何故ものみの塔が関与しているランド・カム社のエンジンなのか?
上の写真の小型無人偵察機に搭載されているエンジンがランド・カム社のロー
タリー・ディーゼルエンジンで、開発中の白い機体に搭載しているエンジンは
市販されているラジコン飛行機専用のグローエンジンです。写真の形状から、
2サイクル単気筒のグローエンジンで、大阪の小川精機製、排気量9.95c、出
力1.9馬力の、通称「60クラス」のラジコン飛行機専用エンジンと見ました。

両者の写真を拡大比較して見るとエンジン構造が全然違うのがよくわかります。
左側がランド・カム社のロータリー・ディーゼルエンジン、右側が単気筒グロ
ーエンジンです。

  

形状の違いを確認するためにランド・カム社のエンジンとラジコン飛行機用の
エンジンで比較してみます。下の写真の左側がランド・カム社のロータリー・
ディーゼルエンジン断面図、中央がラジコン飛行機用バンケル型ロータリー・
グローエンジン、右側が白い機体の使用しているラジコン飛行機用単気筒グロ
ーエンジンです。

  
Rand Cum Diesel Engine.    小川精機製 ROTARY ENGINE 49PI  小川精機製 MAX-61FX


グロー燃料を使うグローエンジンと、グロー燃料を使うディーゼルエンジンの
違いは点火方式です。グローエンジンはグロープラグと言う白金をニクロム線
のように特殊加工した点火プラグを使い、始動前に1.5vの電池でグロープラグ
を赤熱化させ、メチルアルコールに潤滑油とニトロメタンを添加した燃料の混
合気をグロープラグで点火させ、始動後は電池を外し、燃焼した燃料の熱で白
金線を赤熱化させ続ける事で運転し続ける原始的な焼き玉エンジンです。


グロー燃料を使うディーゼルエンジンはメチルアルコールとひまし油の混合燃
料を吸入空気と一緒に圧縮して自然着火させて運転するエンジンの事を言いま
す。(燃料は軽油とは限りません)ラジコン飛行機用として市販されているグ
ロー・ディーゼルエンジンは低燃費というメリットはありますが、微妙な調整
が必要な不安定な低出力エンジンで、とても実用に耐えるものではありません。
(以前は日本製もあったが、現在は高価な消耗品であるニトロメタン燃料と白
金プラグを使いたくない途上国ユーザー向けに輸出される中国製が多い)


この機体に何リットルの燃料が搭載できるのかはわかりませんが、搭載物を一
切考慮しない場合はサイズ的に見て4リットル程度の燃料搭載が限界のように
感じます。60クラスの2サイクルエンジンの標準的な搭載容量である350ccの
燃料タンクで飛行した場合、通常は8分30秒〜14分の飛行時間になりますので、
グローエンジンの場合は4リットルのタンクで約1時間40分〜2時間10分飛べ
る計算になります。


そうなると、この無人偵察機は使い捨て目的ですから、グローエンジンで離陸
させれば2時間半後には確実に燃料切れで墜落してしまい、ただのゴミになっ
てしまうわけです。


何万ドルもする機体を2時間程度の飛行でゴミにするのは効率が悪いわけです
から、極力燃料消費の少ないエンジンにするのが理想なんですが、搭載物の多
い重い機体ですから、小型軽量大馬力の2サイクルグローエンジンから燃料消
費が少ない2サイクルガソリンエンジンに変えた場合はエンジン重量が3倍は
重くなりますし、4サイクルグローエンジンに変えた場合は構造的にパワーが
ありませんから排気量が2倍大きなエンジンが必要になりエンジン重量も2倍
は重くなります。かと言って単純に燃料の搭載量を増やせば機体重量の増加に
より揚力が不足しますから常時全開運転しないと飛べなくなり航続距離が短く
なります。


要するに航続距離を伸ばすには機体を大型化する必要があり、大型化すれば低
速化してしまうためにより大きなエンジンが必要になり、結果として燃料消費
も機体コストもまた増えてしまうという悪循環が待っています。


そこで必要なのが、エンジンが軽量でパワーがあり、燃料消費がとにかく少な
く、設計上の要求馬力を容易に得られる小型エンジンです。実績があるラジコ
ン飛行機用のエンジンが山のようにあるのに、何の実績も無いランド・カム社
のロータリーエンジンが採用されたのは、飛行時間を延ばすという技術上の必
要性からだと考えられます。



画像:Reg Technologies, Inc.


このベーン式ロータリー・ディーゼルエンジンですが、構造的にあまり優秀な
エンジンとは言えないと思います。このエンジンの本来の構造は水や液体を送
るポンプであって、家庭用エアコンの室外機に使う冷媒の循環ポンプに使う方
がふさわしいと思えるような構造です。


燃料に石油製品を使うエンジンは運転すると燃料の燃焼により熱を持ちますか
ら各部品は必ず膨張します。エンジンを設計する時には部品の熱による膨張の
逃げや隙間が絶対に必要なわけですが、このランド・カム社のベーン式ロータ
リー・ディーゼルエンジンは部品が膨張しても部品の逃げ場がどこにも無い独
特の構造ですので、パワーを上げるべく燃料を送れば送るほど部品が熱で膨張
して部品同士の摩擦が高まり、最終的に焼き付いてしまうという構造的な欠陥
を持っています。ですのでこのエンジンは小型エンジン専用で、大型エンジン
にするには向かない特殊な構造のエンジンだと言えます。


これが液体を送るポンプであれば液体を動かすことにより熱が奪われて各部品
は収縮し、運転すればするほど適度な隙間が出来て理想的なポンプになると思
いますが、燃料を燃焼するエンジンとして使うにはかなり無理があると思いま
す。そのために部品の膨張率の少ないセラミック部品を使うのは当然で、その
せいでエンジンが軽量化できたわけですが、これを実用化するまでに大量の予
算が必要になったのも当然と思います。


ただし、燃料消費の点で見た場合は優秀な構造であるのも事実で、エンジン内
部の摩擦抵抗が非常に少ない構造ですから、燃料噴射弁で燃料を制限して送る
ことにより、少ない燃料で大きな馬力を得られる可能性が高いエンジンでもあ
ります。


さらに、グロー燃料というアルコールを主成分にする燃料を使うことにより、
燃料そのものでエンジン本体を冷やすこともできます。(夏場の暑い時期にラ
ジコン飛行機を飛ばす時は、エンジンをオーバーヒートさせないためにキャブ
レター調整で燃料をわざと余計に送って、アルコール燃料でエンジンを冷やす
というテクニックを使います。そうするとエンジンを素手で触れる位冷えます)


米海軍が無人偵察機を開発する際に、他にいくらでも優秀なラジコン飛行機用
のエンジンがあるのに、わざわざものみの塔が関与するランド・カム社のベー
ン式ロータリーエンジンの開発にこだわり、追加予算を立ててまで実用化した
のは、セラミック製エンジンの軽量さと低燃費のためだろうと推察しています。









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情報ソース:Wiard News 日本語
戦場の偵察に最適な超小型無人偵察機が登場




The 8-foot-long, sausage-shaped Silver Fox drone has a propeller in the
front, and detachable wings and tail fins -- all of which fold neatly
into a converted golf club bag. It isn't the only tactical UAV slated
for testing during the second Gulf War.
Photo: Advanced Ceramics Research
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画像ソース:Wiard News 



2003年3月24日 2:00am  [日本語版:平井眞弓/湯田賢司]

現在ロボット偵察機を使えるのは司令官クラスだ。しかしこれからは、戦場に
いる兵士も、自分専用のスパイロボットを持てるようになるかもしれない。

米軍のロボット兵器は進化を続けているが、最新の無人偵察機は、『アポロ』
時代の模型ロケットのような外観で、ゴルフバッグに収まるほど小型となって
いる。隠れ家に潜むサダム・フセイン大統領が、これを見たとしても震え上が
るようなものではない。

しかし無人偵察機『シルバー・フォックス(写真)』は、イラクに派遣された地
上部隊の指揮官たちの役に立つかもしれない。空気に拡散する化学兵器の検出
や、戦場を空から観察するために使えるからだ。

軍の最高司令官たちは、『プレデター』や『グローバル・ホーク』といった無
人航空機(UAV)を使って主な戦略目標を偵察している。しかし砲火の飛び交う
なかで、特務曹長クラスがUAVを使って、前方の砂丘の裏に何があるかを確認
するというわけにはいかない。こんな要請が指揮系統の上方までなんとかたど
り着いたときには、もう戦闘が終わって何日もたっているだろう。

とはいえ、数十万人規模の軍勢を指揮する司令官だけではなく、数百人規模を
率いるクラスの指揮官たちも、シルバー・フォックスを利用できるようになっ
た。

「戦場の指揮官は(シルバー・フォックスを)、自分の裁量で使うことができる」
と『アンマンド・ビークルズ』誌の編集者、ジェイムズ・マッシー氏は述べた。

『米海軍研究局』のジョン・ミットルマン副局長も、「何の手続きも不要だし、
許可を求める必要もない。いちいち上官に確かめなくいいのだ」とコメントし
ている。

シルバー・フォックスは、ソーセージのような形状のおよそ2.5メートルの無人
偵察機で、前部にプロペラ、主翼と尾翼を備え、翼は着脱可能となっている。
折りたためば丸ごとゴルフバッグに収まるサイズだ。今回の第二次湾岸戦争で
テストが予定されている戦略UAVはシルバー・フォックスだけではないが、この
機には同クラスのUAVにはない能力が備わっている。

重さ約9キロ、主翼幅約1.8メートルのシルバー・フォックスは、海兵隊が誇る
重さ約2.2キロ、翼幅約1.1メートルの小型無人偵察機『ドラゴン・アイ』より
も数倍滞空時間が長い。しかも、より高い高度――150〜300メートル――を飛
ぶことができる。

ただしドラゴン・アイと違って、シルバー・フォックスはバックパックに仕舞
い込んで1人で運ぶというわけにはいかないため、携帯性に優れているとは言
えない。しかしドラゴン・アイができるのは「見る」だけだ。シルバー・フォ
ックスは見るだけでなく、臭いをかぐこともできる。サンディア国立研究所で
開発された検知器を搭載しているため、神経ガスやびらん性ガスの痕跡を検出
できるのだ。

シルバー・フォックスは、アドバンスト・セラミックス・リサーチ社(アリゾ
ナ州トゥーソン)の製造で
、水晶板に接続する『スニッファースター』(Sniffer
STAR)という非常に小型のセンサーの集合体が搭載されている。スニッファー
スターは重さ約14グラム、すべてのセンサーを合わせてもバター1かけ程度の
大きさにすぎない。空気中の粒子がセンサーに当たると、水晶板が振動する。
それぞれの粒子には「固有」の振動があるため、探知器が毒物の痕跡を検出す
れば、比較的簡単に判断できる。全処理の所要時間は、わずか20秒ほどだ。

シルバー・フォックスにはこの探知器のほかにも、多くの高性能装置が搭載さ
れている。『米海軍海上戦センター』カーデロック部門の技術者、ビンス・カ
ステリ氏によると、シルバー・フォックスは自動車で広く採用されているジャ
イロスコープと、携帯電話用に設計されたGPSチップを利用して航行し、模型
飛行機の多くで使われている「グロー燃料」を燃料としている
。また、ごく単
純な圧縮空気式のカタパルトから発射できるという


「一般市場で使われている技術を、軍用に応用した」とカステリ氏は述べた。

UAVは本来、軍事目的の中でもきわめて穏やかな目的のために造られたものだ。
海軍の船舶周辺の水域にいる鯨を監視するという目的だ。

連邦政府の定めた環境規制では、海軍が爆撃航程演習を実施したり、アクティ
ブソナーをテストしたりする際、付近に鯨がいないことを確認するよう義務付
けている。2002年夏の終わりに完成したシルバー・フォックスは、鯨監視の任
務を果たすことになっていた。

しかし技術に関心が高く、海軍の作戦指揮官直属の『ディープ・ブルー』とい
うニックネームで呼ばれる士官集団、『海軍作戦グループ』がこの計画に着目
し、任務の性格が根本的に変わることになった。海中の哺乳動物ではなく、
上の海兵隊員を援護することになったのだ


さらに多くのシルバー・フォックスが建造されるにともなって、再び任務が変
わる可能性もある。

米海軍研究局のミットルマン副局長は、「200グラム程度の小型兵器を設計でき
るようになった場合」を想定すると、無人偵察機を使って偵察以上の任務を果
たせるようになると述べている。150メートル上空から敵に苦痛を与えるロボッ
ト戦闘機になる可能性もあるのだ




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この記者は、「模型飛行機の多くで使われている『グロー燃料』を燃料として
いる。」と言っているのですが、「模型飛行機の多くで使われている『グロー
エンジン』である」と言っていないのに注意してください。


ということで拡大比較してみました。

 


ラジコン飛行機は空気でエンジンの熱を冷やしますから、エンジンから出てい
る突起物がシリンダーヘッドなら冷却用のフィンがあるはずです。ところがこ
のエンジンには冷却用のフィンがありません。この突起物はシリンダーヘッド
ではなく燃料噴射弁のようです。冷却を必要としない金属製エンジンなどあり
得ませんので。これは冷却を必要としないセラミック製エンジンと判断できま
す。






Photo: Advanced Ceramics Research

この2枚の写真を比較してみると、1.排気管の形状が若干違う 2.エンジン
を覆うカウリングの形状が若干違う(余計に切り取っている) 3.機体中央部
のアンテナがあるか無いか、それ意外はまったく同じです。




ものみの塔の戦争協力の証拠

1)小型無人偵察機シルバーフォックス搭載エンジン写真の拡大比較
  シルバーフォックスに搭載されているエンジンの写真を拡大比較すること
  により、一般に市販されているラジコン飛行機用のエンジンではなく、独
  特の形をした特殊エンジンであることが確認できた。

2)朝日新聞の報道
  海兵隊はシルバーフォックス機を初めて実戦に投入した。前線に携行可能
  な大型模型飛行機サイズで、敵情偵察の斥候(せっこう)代わりに使える

3)Wiard Newsの記事
  シルバー・フォックスは、アドバンスト・セラミックス・リサーチ社(ア
  リゾナ州トゥーソン)の製造で

4)論文
  ・2002年4月4日、REGI社は、海軍契約SBIR No.1-144用に、10馬力までの
  RC caエンジンについて、アドバンスト・セラミックス・リサーチ社と5年
  の契約を締結したことを発表した。REGIは商用および米国海軍での利用の
  ための販売価格の5%の特許使用料を受け取ることになる。

5)論文
  ものみの塔協会は Regi U.S.Inc.の45%を所有





結論
ものみの塔の戦争協力の証拠は、ものみの塔が株で関与している Rand Cam エ
ンジンを積んだ、アドバンスト・セラミックス・リサーチ社の製造した機体で、
アメリカ対イラク戦争で実戦投入された、米海軍海兵隊の使う小型無人偵察機、
『シルバーフォックス』です。



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資料1

ものみの塔の出版物は宗教組織が軍事産業に協力して
利益をあげる行為に対して何と言っているのか?






ものみの塔の出版物「啓示の書−その最高潮は近い!」にはこう書かれています
「秘儀」の改訂版。1988年出版


*** 啓 263-4 36 荒廃させられる大いなる都市 ***
18「地の旅商人たち」とはだれのことですか。今日では多分,彼らのことを貿
易業者,商業界の要人,大企業の敏腕な事業家などと呼べるでしょう。これは,
合法的な事業に携わることが間違っているという意味ではありません。聖書は
事業に携わる人々のために賢明な助言を与えており,不正,貪欲その他,同様の
悪いことを戒めています。
(箴言 11:1。ゼカリヤ 7:9,10。ヤコブ 5:1-5)
「自ら足りて敬虔な専心を守ること」は,より大きな利得をもたらす道です。
(テモテ第一 6:6,17-19)しかし,サタンの世は義にかなった原則に従わない
ので,腐敗がはびこっています。
それは宗教,政治,そして大企業の世界にも見
られます。報道機関は政府の高官による横領や兵器の不正取り引きなどの汚
職事件を時々暴露します。

19 国際的な兵器貿易総額は毎年,1兆ドル(約130兆円)以上に急騰している一
方,何億もの人々が生活の必需品に事欠いています。これは実にひどい話です。
ところが,軍備を整えることが,世界の経済を維持する基本的な支柱の一つとな
っているようです。ロンドンのスペクテイター紙の1987年4月11日号の記事は
こう報じました。「直接関係のある産業だけを数えても,米国ではおよそ40万
件,ヨーロッパでは75万件の職種が関係している。ところが,実に奇妙なことに,
武器製造の社会的,経済的役割は増大したものの,製作者たちが十分守られてい
るかどうかという現実の問題は,背後に押しやられている」。爆弾その他の武
器は世界中で,また潜在的な敵国とさえ取り引きされ,膨大な利益をもたらして
います。いつの日か,それらの爆弾は戻って来て,その売買をする者たちを滅ぼ
す火のような大破壊をもたらすでしょう。
何という矛盾でしょう。その上,兵
器産業を取り巻く汚職があります。スペクテイター紙によれば,米国だけで,
「奇妙なことに,毎年,国防総省は9億ドル(約1,170億円)相当の兵器や装備を
失って」います。啓示の書の中で地の商人たちが好ましくない者として言及さ
れているのも,確かに少しも不思議ではありません!


20 輝かしいみ使いが予告した通り,宗教は商取り引きのこのような不正な慣行
に関係してきました
。例えば,1982年に起きたイタリアのアンブロシアノ銀行
の倒産にバチカンが関係していた事件があります。この事件は1980年代のこれ
までずっと尾を引いており,同銀行のお金はどこへ行ったのかという疑問はま
だ解決されていません
。1987年2月にイタリア,ミラノ市の治安判事は,米国の
ある大司教を含め,バチカンの3人の僧職者に対して,不正倒産を起こさせた共
犯者としての容疑で逮捕令状を出しましたが,バチカン側は本国送還要請を拒
否しました。1987年7月,騒然とした抗議が行なわれたさなかに,その令状はバ
チカンとイタリア政府との古い条約に基づき,イタリアの最高裁判所により無
効とされました。

21 イエスは当時の商取り引きのいかがわしい慣行とかかわりを持たれました
か。いいえ。イエスは地所を持ってさえおられませんでした。というのは,
『頭を横たえる所がなかった』からです。イエスは金持ちの若い支配者にこ
う忠告なさいました。「あなたの持っている物をみな売って,貧しい人々に配
りなさい。そうすれば,天に宝を持つようになるでしょう。それから,来て,わ
たしの追随者になりなさい」。これは優れた訓戒でした。というのは,その訓
戒に従えば,商売上の事柄にかかわる心配事をすべて除去することができたは
ずだからです。(ルカ 9:58; 18:22)それとは対照的に,バビロン的な宗教
は多くの場合,大企業との芳しくない結びつきを持っています
。例えば,1987
年に,オールバニ・タイムズ・ユニオン紙の報告によれば,米国フロリダ州
マイアミ市のカトリック大司教管区の財政管理者は,同教会が核兵器を製造
する会社
,準成人映画の製作会社,たばこ製造会社などの株を所有している
ことを認めました。







ものみの塔は偽りの宗教である証拠をカトリックに当てはめていますが、
実際は自分たちもまったく同じ行為をしているわけで、ものみの塔とは
他の宗教を批判する資格など無い、啓示の書に書かれている地の旅商人
たち
であり、自分たちの行いが証明している通りバビロン的な宗教だっ
たわけです。








資料2

では、ものみの塔は信者に対して、バビロン的な宗教を認識したら
どのようにしろと言っているのか?



「啓示の書−その最高潮は近い!」の続き、

『わたしの民よ,彼女から出なさい』

22 ヨハネが次に述べる言葉は,預言的な型の一層の成就を指し示しています。
「また,わたしは天から出る別の声がこう言うのを聞いた。『わたしの民よ,彼
女の罪にあずかることを望まず,彼女の災厄を共に受けることを望まないなら,
彼女から出なさい
』」。(啓示 18:4)ヘブライ語聖書中の古代バビロンの倒
壊に関する預言にも,やはりご自分の民に対する,『バビロンから逃げ去れ』と
いうエホバの命令が含まれています。
(エレミヤ 50:8,13)同様に,大いなる
バビロンの来たるべき荒廃を考えて,神の民は逃れるよう,いま促されています

西暦前537年に,忠実なイスラエル人はバビロンから逃れる機会を得たので,大
いに喜びました。同様に,1919年,神の民はバビロンへの捕らわれから解放され
たので,喜びを得ました。(啓示 11:11,12)そして,その時以来,何百万ものほ
かの人々が,逃げるようにとの命令に従ってきました。―マタイ 24:15,16と比
較してください。

23 大いなるバビロンから逃げて,世の宗教の会員としての資格を取り消しても
らい,完全に離れるのは,実際,それほど急を要することでしょうか。その通り
です
。というのは,わたしたちは年経たこの宗教上の怪物である大いなるバビ
ロンに関する神の見方を持たなければならないからです。神はこのバビロンを
大娼婦と呼んで
,本当のことをずばりと言われました。それで今度は,天から出
る声はこの売春婦に関してヨハネにさらにこう知らせます。「彼女の罪は重な
り加わって天に達し,神は彼女の数々の不正な行為を思い出されたのである

彼女自身が返したとおりに彼女に返し,二倍を,つまり,彼女が行なったことの
二倍を彼女に行ないなさい。彼女が混ぜ物を入れた杯に,二倍の混ぜ物を彼女
のために入れなさい。彼女が自分に栄光を帰し,恥知らずのおごりのうちに暮
らしたその分だけ,彼女に責め苦と嘆きを与えなさい。彼女は心の中で,『わた
しは女王として座す。やもめなどではない。嘆きを見ることは決してない』と
言いつづけているからである。そのために,彼女の災厄は一日のうちに来る。
それは死と嘆きと飢きんであって,彼女は火でやきつくされるであろう。彼女
を裁いたエホバ神は強い方だからである
」―啓示 18:5-8。

24 確かにこれは強烈な言葉です! ですから,行動が求められています。エレ
ミヤは当時のイスラエル人に行動するよう促して,こう言いました。「バビロ
ンの中から出て逃げよ。……これはエホバの復しゅうの時だからである
。神が
これに返す仕打ちがある。わたしの民よ,彼女の中から出て,各々その魂をエホ
バの燃える怒りから逃れさせよ」。(エレミヤ 51:6,45)同様に,天から出る
声は今日,大いなるバビロンから逃げて,彼女の災厄にあずからないようにする
よう,神の民に警告しています
。大いなるバビロンを含め,この世に対する災厄
のようなエホバの裁きは,今やふれ告げられています。(啓示 8:1-9:21; 16:
1-21)もし神の民がそのような災厄に遭って,結局,彼女と共に死ぬようなこと
を望まないなら,偽りの宗教から離れる必要があります。それに,そのような組
織の中にとどまっているなら,彼女の罪にあずかることになります。そうなれ
ば,彼女のように,霊的な姦淫の罪と「地上でほふられたすべての者」の血を流
した罪を負うことになるでしょう。−啓示18:24。エフェソス5:11;テモテ5:22
と比較してください

25 しかし,神の民はどのようにして大いなるバビロンから出るのでしょうか。
古代バビロンの場合,ユダヤ人はバビロンの都を物理的に旅立って,はるばる約
束の地に戻らなければなりませんでした。ですが,それ以上のことが関係して
いました。イザヤはイスラエル人に預言的にこう告げました。「立ち去れ。立
ち去れ。そこから出よ。汚れたものには何にも触れるな。エホバの器具を運ん
でいる者たちよ,彼女の中から出て,身を清く保て」。(イザヤ 52:11)そうで
す,彼らは,自分たちの奉じているエホバの崇拝を汚す恐れのあるバビロン的な
宗教の汚れた慣行をすべて捨てなければなりません
でした。

26 使徒パウロはコリント人にあてた手紙の中でイザヤの言葉を引用し,こう言
っています。「不釣り合いにも不信者とくびきを共にしてはなりません。義と
不法に何の交友があるでしょうか。また,光が闇と何を分け合うのでしょうか。
……『それゆえ,彼らの中から出て,離れよ』と,エホバは言われ[ます]。『そ
して汚れた物に触れるのをやめよ』」。コリントのクリスチャンはこの命令に
従うため,コリントを去らなければならなかった訳ではありません。しかし,彼
らは確かに,偶像崇拝者の汚れた行為から霊的に離れると共に,偽りの宗教の汚
れた神殿を物理的にも避けなければなりません
でした。1919年に神の民はその
ような仕方で大いなるバビロンから逃げ始め,何であれ残っていた汚れた教え
や慣行から自らを清めました。こうして,彼らは神の清められた民として神に
仕えることができました
。―コリント第二 6:14-17。ヨハネ第一 3:3。




啓示 18:4,5
「わたしの民よ,彼女の罪にあずかることを望まず,彼女の災厄をともに
受けることを望まないなら,彼女から出なさい。彼女の罪は重なり加って
天に達し,神は彼女の数々の不正な行為を思い出されたのである」。


























2003/03/21 一般公開
2003/05/01 朝日新聞の記事の画像を追加、レイアウト変更

March 21, 2003 translation public presentation.


長文を翻訳してくれた友人に感謝! ヽ(´ー`)ノ







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