結婚してからJWになる場合、夫は大抵未信者で、私の場合も最初から大反対で、夏の大会の時など、夫の反対に逆らって出掛け、洋服ダンスの洋服を全部外にほっぽりだされたり。今思うと、その気持ちもわかるナ〜〜と言うところです。その頃は、神権家族が羨ましく思え、何とか夫をJWに入れたいと、必死でした。でも、夫は何としても靡かず王国会館に送っていってくれても兄弟達と、握手もせず、頑なさを表していました。兄弟達も、怖い顔をした夫を恐れて近付いてもくれませんでした。私は絶望的でした。色々なことがありましたが、結局私の方が今度は組織に対して失望して一切の活動をやめてしまいました。そして、自暴自棄になっていきました。そんな私を哀れに思い愛を示してくれたのは、結局夫の方でした。優しくしてくれました。私にはJWが必要なのだから戻った方がいいとさえ言ってくれました。あんなに反対していたのに。<じゃあ、あなたも一緒に付き合ってくれるの?>との問いには、やっぱり,NOでしたが。鬱状態になってごろごろしている私を、散歩に連れだしてくれました。私のために色々なことを計画して私が立ち直れるようにしてくれました。私は、自分には、本当の愛なんかなかったことに気づきました。恥ずかしかったです。自分のことしか考えてなかったのです。その時初めて、夫がどんなに私に対して忍耐をしてくれていたのかが分かりました。本当の愛を持っていたのは、結局夫の方だったのです。このことによって、私たち夫婦の絆はさらに強い物になっていきました。だから、やはり、強いものは、愛だと思うのです。<愛は多くのの罪を覆うからです。>(ペテ1-4:8)そこには、何の規則もないはずです。組織に従うことに気を奪われるあまり、本当の愛が脇に押しやられてしまうとしたら、悲しいことだと思います。