教会の本棚からいろいろな本を借りてきて読むうちに、あー、これはまるで<鬼畜米英>と言われ、英語も話してはいけない、洋楽も聞いてはいけないと言われ、<お国のために一丸となって・・・>と、教育された戦時中の状態とよく似ていると思いました。日本はそんなでしたが、アメリカはしっかりと日本という国を調べていて戦争に勝ったのです。つまり、世のキリスト教は、JWのことなんか先刻承知で知り尽くしている、と言うことがわかりました。いろいろな出版物も私たちがものみの塔研究や、書籍研究で学んでいることが当たり前のことのように書かれていました。そこで思ったことは、<な〜〜んだ、結局統治体は我々信者には読むなと言いながら、自分たちは、世のキリスト教の出版物からエキスを貰っているんじゃないか!>と言う裏切られ感でした。キリスト教世界の出版物はありとあらゆる事柄が網羅されていて、知ろうと思えば何でも知ることが出来るのです。このことにも愕然としました。そして、押しつけられる物は何もなく、読みたい物も自由に読めるのです。そのように、JWのインチキがわかってきたら、今度はキリスト教世界に対して腹が立ってきました。<あんたらがしっかりキリスト教を伝えようとしないからこういうインチキに騙されてしまったんじゃないか!>と言う怒りです。この思いにも苦しめられました。そして私はこのことを早速仲間のJW達知らせたくなりました。しかし宣教師には<疲れるだけです>と言われました。このように、はっきりしたにもかかわらず、私の中のJWはなかなか抜けませんでした。