ラッセルはアドベンティスト派やミラー派の教理とフリーメイソンやピラミッド学などのオカルト教理を融合させ、独自の聖書解釈により、現在のものみの塔の教理である。
イエス・キリストは神ではない。神の子であって天使ミカエルである。三位一体はまちがいで、エホバのみが唯一の神であるもうすぐハルマゲドンが来て人類は滅ぼされ、エホバの証人だけが助かる。
と言う、一般のキリスト教とは全然違う、現在ものみの塔の教えの根幹となるオカルト教理を作りあげ、現在に至ります。
1913年(大正2年)、61歳の時にラッセル牧師はカナダの牧師を名誉毀損で訴えます。
裁判の証言に立ったラッセル牧師は相手側弁護士の尋問により、聖書の専門教育を受たことがないので、聖書の専門家が正しい聖書解釈をする上での基本であるギリシャ語とヘブル語が理解できない、無資格の聖職者だということがばれてしまいました。
1916年(大正5年)、ラッセルは死の間際に「フリーメイソンの服装」を要求した事実が、ものみの塔1916年12月1日号に書かれています。(復刻版6005頁)
つまりものみの塔という宗教は、中卒の学歴しかない20代中盤の裕福な若者が、明治時代初期に独自の聖書解釈で作りあげたオカルト宗教なわけです。
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【ネットでよく使われるエホ症用語】
Jehovah's Witnessesの略語。ものみの塔、エホバの証人 の事を言う。
信者が「ものみの塔…」と表現する時は法人部門や出版部門や組織を意味し、「エホバの証人…」と表現する時は信者や組織の事を意味するが、部外者が正しい用語を使い分けるのが非常にややこしいので、「JW」(じぇーだぶ)と言う言葉で表現し、JW、JW信者、JW組織、という言葉で簡略化して使用する。
JWという言葉は非常に便利な言葉で、公衆の面前で会話していて「ものみの塔」とか「エホバの証人」と言う言葉が出ると、周りの人はいぶかしげに「何事!」と注目するが、「JW」と言ってるぶんには誰も気にしないので、人前で気楽に使える便利な言葉。
ものみの塔、エホバの証人 の事を言う(ネット用語)
エホ証という言葉は、1999年初冬に東京の渋谷で行われた、秋本 弘毅 (著)「エホバの証人の子どもたち―信仰の子らが語る、本当の姿」出版記念オフ会で、ある2世が「ネットで証人なんて言わせない。僕はこれからエホ証と言う言葉をネットで流行らせる。」と宣言したら、いつの間にか本当に定着しちゃった言葉。(その派生でエホ症という言葉もある)
自分の頭で考えてJWを選択した奇特な人(理解不能)
☆理解不能なんだけどいろいろ考察してみると大きく分けて5タイプいます。(それが複雑に絡み合ってわけのわからない状態になってるので分類は難しい)
1)いつまでも夢を見ていたい人
注:常に存在します。JWはそのために存在しているのかも?
JWの展開する「ハルマゲドンの滅びと楽園の希望(終末論)」の教理と、楽園で不老不死になる「永遠の生命」の教理は、約3000年前の古代ペルシアの時代から続いている拝火教の教理の焼き直しだが、人間の側に根強い終末論願望があるのでいつの時代にも世の中に何%かの割合で確実に存在している。この手の人達は、世の中を生きているとしんどいので、世の中に対する強烈なリセット願望があり、終末論と不老不死の希望にしがみつき、JWの教えが正しいとか間違っている以前に、自分の夢が覚めてしまうから「何が何でもJWの教えが正しくないと困ってしまう人達」と言える。現実が間違っていて夢が正しいと勘違いしているので、こういう人にJWの隠された真実を無理矢理教えようとすると、現実逃避の夢が覚めてしまう恐怖から目の前の事実を直視出来なくなりパニックに陥ってしまう不思議な人達。
2)JWはこの世の中で絶対に正しい宗教だから信じる人
注:以前は主流派だったが現在は少数派になりつつある。
様々な人生経験をしてきて世の中に絶望し、JWがやっと見つけた世の中で唯一の真理だと思っている人達。苦労してやっと見つけた真理なので、組織の言う事を忠実に守り、自分の信仰のために良くない情報は一切取り入れない。しかしJWが間違っていると気づくとあっさりと辞める人が多い。このタイプの人は理論派で頑固者だから納得するまでやたら時間がかかる。そしてこの手の人達が信者の動向をチェックするお局様であり会衆内での信者達のモラルの牽引役となっている。この手の人達は信仰のために鉄面皮になれるが(新人の母親姉妹に子供をムチで虐待するように苛烈な指導をする)自分が他者を傷つけているのと同じ事を自分にされると、(大きくなった自分の子供に反撃されて家庭内暴力になった時など)簡単に心が傷つく人が多く、「相手の立場に立って物事を考える」というごく当たり前の想像力が欠落している不思議な人達。(私の母親もこのタイプ)幼い頃から過度な虐待を受け重度の心の問題を長期間抱えている2世の親はこのタイプが多い。
3)優柔不断で他人の誘いを断ることが出来ない人
注:以前は少数派だったが現在は主流派になりつつある。
教理の正しさより人間関係優先な人、(布教する側から見れば美味しい『鴨ネギ』タイプ)本人の資質として他人の意見に流されやすく、「子供をムチで叩け」と言われれば素直に叩き、「誰がそんな事を言った、子供をムチで叩くな!」と言われればあっさり止める。基本的に自分の意見というものがなく、他者の意見や指導に従うことに喜びを感じるタイプで、この手の人は普段から悪徳セールスの口車にあっさり騙されやすいタイプでなので、JWが間違っている事を懇切丁寧に教えても難しくて理解できない人が多い。なので一度辞めてもJW側の引き戻し工作を受けるとまた戻るし、JWを辞めたらそのまま右から左に宗教を乗り換えたりする不思議な人達。(めんどくさいことをとことん真剣に考えるのが嫌いなの?)