寄付箱:

献金を入れる箱。一般のキリスト教会と違い、集会中に「献金の時間」というプログラムが無いので、信者は好きな時に現金を入れる、

最初はみかん箱の段ボールに白の模造紙を張り、マジックインキで「寄付箱」と大きく書いた箱が一つだけだったが、そのうちもう一つ増えて「書籍代金用寄付箱」が設置された。現在はもう一つ寄付箱が増えて、「世界のJWのために寄付するための寄付箱」が出来て、会衆用,書籍代金用,世界用,という3つの寄付箱になった。最近は寄付箱も木製になり、泥棒よけの鍵がかかるようになった。

当時は「ものみの塔」と「目ざめよ!」誌が1冊50円の有料販売の時代だったので、両冊子の仕入れ価格は、伝道者は8掛けの40円、正規,補助開拓者は7掛けの35円、特別開拓者は3割5分掛けの17.5円だった。

専業伝道者だから出版物の売り上げを生活費に充てることが許される特別開拓者以外の全ての伝道者は、売り上げ金を寄付箱に直行すべきとされていて、信者は真面目に売れ残りの出版物の仕入れ代金+売れた出版物の定価代金を寄付するので、組織はいくら出版物を刷っても刷ったぶんだけ確実に売り上げを確保出来た。

その後アメリカの国内事情の変化により、宗教団体が出版物を有償で販売する行為は課税対象とされ、国に税金を取られるのを嫌った組織が全ての出版物を無償配布とした。そのため組織はあからさまに出版物の仕入れ代金を信者に要求しないが、集会の講演で寄付の励行をあからさまに求めるので、信者は暗黙の相場に従って売れ残りの出版物の仕入れ代+売れた出版物の売り上げ金+αを真面目に寄付するので、組織はいくら出版物を刷っても確実に売上金を確保出来る。

その他にも、不動産,株券,遺産,生命保険の受取人の権利などを組織に寄付する。これは、ものみの塔1985年12月1号で発表されて以来毎年1回掲載され、信者はあらゆるものを組織に寄付する事を求められている。

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(画像)
「心の温まる寄付」『ものみの塔』1986年12月1日号、30ページ
人々が王国の業のために寄付する方法

◆ 贈与: 現金の寄付を Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania, 25 Columbia Heights, Brooklyn, New York 11201か、または寄付者の住む国にある当協会の支部事務所へ直接に送ることができます。動産また不動産も寄付できます。(ただし不動産の場合、必ず前もって協会と連絡をおとりください。)そのような寄付には、その寄付が自発的なものであることを説明した簡単な手紙を添えることになっています。

◆ 条件付き寄付の取り決め: 個人的な必要が生じた場合には返還が受けられるという条件で現金を、ものみの塔協会に寄付することもできます。

◆ 遺言: 法規どおりに作成された遺言状によって動産および不動産または現金をものみの塔協会に遺贈することもできます。その場合には公正証書遺言の形式をとることをお勧めします。(ただし不動産の場合、必ず前もって協会と連絡をおとりください。)

◆ 保険: 生命保険の保険金受け取り人に、ものみの塔協会を指定するという方法もあります。その場合に協会にその旨を通知することになっています。

これらの事柄についてさらに詳しい情報やアドバイスをお望みの方は、Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania、25 Columbia Heights、Brooklyn、New York 11201か、地元の当協会支部事務所(日本:243‐04 海老名市中新田1271 ものみの塔聖書冊子協会)に手紙でお問い合わせください。
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信者を持つ非信者さん、あなたの知らないうちに財産や生命保険の受取人名義がものみの塔に書き代わっていませんか? ちゃんとチェックしました?

エホバ神:

JWの教義は、キリスト教の根本教義である「父と子と精霊」の三位一体の教えを否定し、イエス・キリストは神では無く神の子であり、精霊は御使いであり、唯一の神はエホバ神のみであるとしている。

さらに「旧約聖書の神聖で口にすべからざる神名」を声高に主張する変な宗教でもある。

エホバ [Jehovah]
〔旧約聖書の神聖で口にすべからざる神名 YHWH の伝統的な読み方。近年ヤハウェと読まれることが多い〕⇒ヤハウェ

ヤハウェ [Yahweh]
旧約聖書の神の名。有りて有るもの、の意で、イスラエル民族とともにあることを示す。ヤーウェ。エホバ。

キリスト [(ポルトガル) Christo]
〔ヘブライ語「マーシーアッハ(メシア)」のギリシャ語訳 クリストスの転。元来、油を塗られた者の意で、王に与えられた称号だった。紀元後一世紀には、この世の終末に現れる救世主の意味になる〕イエスの敬称。のちイエスそのものをさす。クリスト。〔「基督」とも書く〕

せいれい【精霊】
(1)物質的な身体をもたず人格化された超自然的存在や力。草木等に宿るとされる。
(2)死者の霊魂。肉体を離れた死者の魂。

きょうぎ けう― 【教義】
ある宗教で公に認められた真理。また、それを命題化したもの。教理。ドグマ

さんみ-いったい ―ゐ― 【三位一体】
(1)〔doctrine of Trinity〕キリスト教の根本教義の一つで、三位はすべて本質(ウーシア)において同一であり、唯一神はこの三つをもつ実体であると いう考え方。三位一体論。三一論。
(2)三つのものが、一つの物の三つの側面であること。また、三者が心を合わせること。「親と学校と地域が―となって子供を守る」

三省堂提供「大辞林 第二版」より

ユダヤ教,キリスト教,イスラム教とものみの塔の関係:

ユダヤ教:旧約聖書+タルムード=神の名はYHWH
イスラム教:旧約聖書+コーラン=神の名はアッラー
キリスト教:旧約聖書+新約聖書=神の名はヤハウエ
ものみの塔:旧約聖書+新約聖書 =神の名はエホバ

エホバ = ヤハウエ = YHWH = アッラー は同じ神


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