復活の段取り
1)(1)JWはハルマゲドンを生き残る。地球を楽園にする作業を行う。
2)(2)最初に、神に忠実だったモーセやアブラハムなど聖書の有名人が地上に復活する。
3)(3)次に、組織に忠実だった現代のJWが地上に復活する。輸血拒否で死んだ人は最優先。
4)(4)その後で、エホバの証人の伝道を一度も受けた事がない一般人が徐々に復活してくる。エホバの証人の伝道を受けて、それを拒否した人は復活しない。
5)(1)(2)(3)の人たちは楽園にする作業を行いながらCの人たちを教育(聖書研究)する。
6)(1)(2)(3)(4)全員が徐々に完全にされてゆき、1000年以内には完全になっている。
7)ただし、霊性の低い人は不完全のまま。霊性の高い人は1000年を待たずに完全になっている。(個人差が生じる)
8)1000年間に、もし悪い事を行ったら、あるいはJWでいたくなければ排斥や断絶ではなく神によって殺される。
9)1000年後、啓示の書の預言どおり悪魔サタンが解き放たれて最後の試みがある。
10)試験に落ちた人は根こそぎ神によって殺される。
11)この試験に受かった人だけが楽園で永遠に生きられる。
12)楽園になると「裁きの日」が終わる1000年後まで毎日の生活で気を抜けない。何かドジると神に殺される。本当に安心出来るのは1000年後。
結論:人間が本当の意味で「永遠の生命」を得れるのは、ハルマゲドンで人類が滅びた後に楽園になってから10世紀も過ぎた後。そうまでして長生きしたい人はご苦労さん! 俺は寿命で充分。
イエス・キリストが処刑される前に行った「過ぎ越しの祭り」を偲んで行うJWの唯一のお祭り。一般のキリスト教会が定期的に行う聖餐式(せいさんしき)と同じ儀式で、クリスマスを祝わないJWではこれしかお祭りが無い。
せいさん 【聖餐】
イエスが最後の晩餐でパンと葡萄(ぶどう)酒をとり「これはわたしの身体わたしの血である」と言い、新しい契約(新約)として弟子たちに分け与えたことに基づく儀式。パンと葡萄酒を会衆に分かつ(二種陪餐)。聖体拝領。聖餐式。ユーカリスト。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
毎年「ニサンの14日」と呼ばれる4月頃のある日の日没後に行われ。イースト菌の入っていない「種なしのパン」が乗った1枚の皿と、1個のグラスに入れられた葡萄酒がバトンタッチ式で信者のまわりをぐるぐるまわり、「あなたは神によって14万4千人の一人に選ばれた」と神から直接命令を受け取った信者以外は食べることができない、「犬のお預け」のような儀式。
主の記念式の集会は1時間程度行われ、長老が延々と30分位講演した後で、聖書を見ながらイエス・キリストに成り代わって「これは私の体です」と言ってから、種なしのパンの乗った皿を参加者全員でバトンタッチ式に順番にまわし、次に15分位喋ってから聖書を見つつ同じように「これは私の血です」と言って葡萄酒の入ったグラスを参加者全員でまわす。
一般のキリスト教会が月に一回程度行う聖餐式では、食パンを小さく切って人数分に小分けしたものと、人数分用意した3cc程度のミニグラスにワインを入れたものが用意してあって、それを2枚のステンレスのお盆に乗せてJWと同じような儀式で信者全員にまわすが、キリスト教会式では自分が希望すればちゃんと飲食させてくれる。しかしJW式では「本当に神から直接命令を受けたえらい人」か「頭の中が完全に逝っちゃっているお花畑の人」以外は絶対に食べちゃ駄目なのが違う。
誰でも一度は、主の記念式でパンと葡萄酒が回って来る時間になると、イースト菌の入っていない小麦粉を水で溶いただけの材料を、油の引いていないオーブンやフライパンでそのまま焼いた、具のないお好み焼きの出来損ないの煎餅のようなかちかちの種なしのパンの乗った皿が自分に回ってきた時に「うむ」とばかりにパンをむんずと手でつかんでバリバリ食い、次にアルコール分をほとんど大気中に飛ばした埃まみれのブドー液のような葡萄酒の入ったグラスが自分に回ってきた時に「よっしゃー!」とばかりに手にとってぐびぐび飲みたい誘惑に駆られるが、みんな正直者だし後が怖いから誰も手を出さない。(おーい誰か勇者はいないのか!)
そしてもし誰かがパンと葡萄酒を飲食すると、記念式が終わった後で長老団に飲食した理由を長時間にわたり詳細に問いつめられるのを知っているから、誰も手を出さず犬のお預け状態で儀式は終了する。(儀式が終わった後でパンと葡萄酒を一部の人が試食できるが私は経験がない)
記念式参加者の人数と、種なしのパンと葡萄酒を正式に飲食した人の人数はすぐに上に報告されて世界レベルの年間統計データに取り込まれる。JWの教理からすればその数がだんだん減って行くはずなのに、いつまでも人数は減らず逆に少しずつ増えていくという魔化不思議な現象が起きている。さらに第2次大戦前のアメリカのJW組織が「あなたは天に行ける14万4千人の一人に選ばれました」という免罪符を発行し終わっていて、既に天に行ける人の受付が終了している事を知っている人はほとんどいない。