一人の研究生が一人の研究司会者と組んでバプテスマまで行く例は少なく、たいていは数人の研究司会者とバトンタッチ式で勉強の仕上げをして行くが、母親研究生の場合は、最初は男性の研究司会者で聖書研究が始まっても、研究が進むにつれ、途中でベテラン母親姉妹と交代する例が多く、その時にムチのテクニックを伝授されるパターンが多い。
ベテランの母親姉妹の全員がムチを使うわけではないが、中には信仰の視野狭窄状態に陥っているすんごい母親姉妹もいるわけで、そういう鬼姉妹と研究することになった母親研究生の子供は間違いなくムチで叩かれるようになる。
研究生がどういう研究司会者と組むかで自分の子供にムチをするかしないのかが決まるというのが現状なので、集会中に少しでもうるさかった子はおうちに帰ってから親のお説教が待っていて、その時に子供にムチを使うかどうかは親の気分次第、研究生時代の研究司会者次第になる。
1964年5月〜1970年代のムチ
叩く場所はパンツを下ろした生尻、叩く回数は20回まで。
手、竹のものさし、足踏み式ミシンの皮ベルト、女性用の細いウェストベルト、男性用の細い皮ベルト、水道ホース(但し、水道ホースは組織指定のムチが手に入らない場合のみ可)そして私は足踏み式ミシンの皮ベルト。
1980年代〜1990年代のムチ
原則として生尻だが、叩く場所の制限はなし。叩く回数の制限も無くなる。
手、竹のものさし、水道ホース、ガスホース、布団叩き、鉄製チェーン、木のハンガー、樫の棒、アクリル棒、ステンレス製の靴べら、電気のコードを束ねたもの、ビニールコーティングした自動車牽引用のワイヤーロープを短く切ったもの、鉄拳、逆さ吊りして浴槽に漬ける、裸にして頭から水をかけて外に放り出す(その他、子供に効果的な痛みを与えられるものであればなんでもOK)
現在のムチ
現在の、乳児,幼児,児童が大人になるまで本当のことはわからない。
・ムチの原則
1)ムチは現在も禁止されていない。組織はムチをやりすぎるなと指導している。
2)現在は王国会館でのムチは原則的に禁止されていて、集会中にうるさかった子は、家庭に帰ってからムチをするように指導している。
3)ムチを実施するかしないかは長老団の判断により変わり、ムチ絶対禁止の会衆もあればムチ奨励の会衆もある。
4)長老によりムチが禁止された会衆でも、組織は出版物で定期的に「懲らしめ」を指導しているし、ムチをする事に罰則はないので、必要があれば長老の指導を無視してムチをする信者が多い。
・新人研究生に対するムチの指導
5)ムチの指導はベテラン女性の研究司会者に任されている。
6)ムチの指導を受けるのは乳児,幼児,児童を持つ母親研究生に限られている。
7)ムチの指導を知る立場にない信者はムチの詳細を知ることが出来ない。
・ムチの現状
8)知る立場にない信者はムチの詳細を全然知らないので、本気で大真面目に「現在のJWにはムチは無い」と思い込んでいる あきめくらで、大間抜けで、大馬鹿者の現役信者(男女)が意外に多い。
9)なので、現在のムチの詳細は子供が大人になるまで誰にもわからない。
※現在のムチに関しては、最近JWを辞めたばかりの母親信者の証言が多数有る。但しその人達はネットで発言してない。
ある程度の年月を重ねたベテラン姉妹は、全ての母親研究生にムチの指導をする義務があるが、どうしてもムチの指導ができない心優しい姉妹も多い。これを「無能な研究司会者」と言う。
無能な研究司会者は長老によりすぐに有能な研究司会者と切り替えられる。ただし、ムチの指導が出来ない無能な信者であってもペナルティは無い。
下図のムチは最近行われた、エホバの証人の母親と未信者の父親の間で行われた離婚裁判の証拠物件として法廷に提出されたムチで、乳児期から幼児期の男の子の体を叩くために母親が使っていた「懲らしめのムチ棒」
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(画像:エホバの証人の離婚裁判で裁判所が証拠として認めた現在のエホバの証人の子供を叩くために使われている電気コード製の「懲らしめのムチ棒」)
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JWは現在も「懲らしめのムチ」という児童虐待行為を公式に指導している。
証拠:現在使われている新人研究生用の教科書「永遠の命に導く知識」より引用
参考情報:聖書から『知識』を論じる
*** 知識 146〜149ページ 神に誉れをもたらす家庭を築く ***
神についての知識に従って子供たちを育てる
19懲らしめ。聖書は愛ある懲らしめの重要性を強調しています。(箴言 1:8)今日,子供たちを導く責任を回避する親たちは,明日,ほぼ確実に悲痛な結果に直面することになります。しかし,親には,他の極端に走ることに対する警告も与えられています。「父たちよ,あなた方の子供をいらいらさせて気落ちさせることのないようにしなさい」と,パウロは書きました。(コロサイ 3:21)子供を矯正する際に度を過ごしたり,子供の欠点をくどくどと繰り返して子供の払った努力を批判したりすることは,親として避けなければなりません。
注:『子供たちを導く責任』とは、親が自分の子供を強制的にJW信者にすること。
『責任を回避する親たち』とは、懲らしめのムチで自分の子供を叩けない親のこと。
『悲痛な結果』とは、エホバの証人の子供が自分の意志でJW信者を辞めること。