20 わたしたちの天の父エホバ神は,懲らしめを与える点で模範を示しておられます。エホバの矯正は決して極端なものではありません。神はご自分の民に,「わたしはあなたを適度に打ち懲らさなければならない」と言われました。(エレミヤ 46:28)親はこの点でエホバに倣うことが必要です。道理にかなった程度を超えて,あるいは矯正と教えを与えるという本来の目的を無視して与える懲らしめは,確かに子供をいらいらさせます。

注:JWによると、エレミヤ記は西暦前647〜580年の事を書いている。JWは2600年前のやりかたで現在のエホバの証人の子供を教育しろと教えている。

*** 新世界訳聖書 エレミヤ 46:28 ***
28 あなたについていえば,わたしの僕ヤコブよ,恐れてはならない』と,エホバはお告げになる,『わたしはあなたと共にいるからである。わたしはあなたを追い散らしたすべての国の民の中で滅ぼし絶やすことをするからである。しかしあなたについては,滅ぼし絶やすことをしないであろう。とはいえ,わたしはあなたを適度に打ち懲らさなければならない。あなたを処罰せずに置くことは決してない』」。

注:このように聖書に書いてあるので、全てのエホバの証人の子供を「懲らしめのムチ」で死なない程度に叩いて教育しなければならない。

21 親は自分の与える懲らしめが効果的かどうか,どのように確認できるでしょうか。親は,『自分の与える懲らしめは何を成し遂げるだろうか』と自問できるかもしれません。懲らしめは教えを与えるものであるべきです。お子さんは懲らしめが与えられている理由を理解すべきです。親は矯正が及ぼす影響にも関心を抱くべきです。確かに,ほとんどの子供たちは最初,懲らしめを受けるといら立ちを覚えます。(ヘブライ 12:11)しかし,子供たちが懲らしめを受けておびえたり,見捨てられたと感じたり,自分は生まれつき悪い人間なのだと思い込んだりするようなことがあってはなりません。エホバはご自分の民を矯正する前に,「恐れてはならない……わたしはあなたと共にいるからである」と言われました。(エレミヤ 46:28)確かに矯正は,お子さんが,親は愛と支えを与えてくれる存在であり,自分と共にいてくれると感じられるような方法で与えるべきです。

注:ほとんどの2世の子供達は、親にムチで叩かれることにより、ムチにおびえ、親に見捨てられたと感じるようになり、自分は生まれつき悪い人間なのだと思い込み、劣等感の固まりになり、心に深い傷を残す。そしてその状態に子供の心が耐えられないから親の言う通りにJWの信仰に励むしかなくなる。なので、この文章は子供の精神改造を目的とした児童虐待を正当化するための巧妙な詭弁。

「巧みな指導」を得る
22わたしたちは,幸福な家庭を築くのに必要な道具をエホバが与えてくださることに感謝できます。とはいえ,道具を持っているだけでは十分ではありません。その正しい用い方を練習しなければなりません。例えば,道具の使い方の悪い癖がついてしまった大工さんがいるとしましょう。その人の幾つかの道具の使い方は完全に間違っているかもしれません。そういう事情であれば,その人のやり方で作られる物はきっと見劣りのするものとなるでしょう。同じように今あなたは,自分の家庭に入り込んでいる不健全な習慣に気づいておられるかもしれません。ある種の習慣は深く染み込んでいてなかなか変えられないこともあるでしょう。それでも,次の聖書の助言に従ってください。「賢い者は聴いて,さらに多くの教訓を取り入れ,理解のある者は巧みな指導を得る人である」―箴言 1:5。

注:『巧みな指導』とは研究司会者が研究生にムチのノウハウを教える事。
『幸福な家庭を築くのに必要な道具』とは「懲らしめのムチ」
『正しい用い方』とはムチの正しい使いかた。

会衆ごとに違う伝統的なムチのマニュアル:

JWの指導する「懲らしめのムチ」は明文化されていないため、会衆ごとに少しずつ違う。各会衆には母親から母親に口頭で伝えられたムチの詳細なマニュアルがある。(例:1980年代は、関東はステンレス製靴べら、関西は電気コード(上図参照)それ以外の地方はゴムホース、ガスホースなど)

研究司会者は、新人の母親研究生の勉強の進行具合を見ながら「懲らしめのムチ」という名の、乳児虐待,幼児虐待,児童虐待のやりかたを具体的かつ詳細に指導する。(母親の研究司会者が自分の子供をムチで叩いて、母親研究生にムチのやりかたを具体的に教える場合もある)

研究司会者の指導する「懲らしめのムチ」という名の、精神矯正を目的とする虐待行為により、ムチで叩かれる子供は毎回毎回怯え、他の子供が叩かれるのを見聞きすると恐怖を覚え、親が強制する運命に抵抗する気力も失せ、やがて自分の人生をあきらめ、JW組織に従順な無気力な子供に育つようになる。(それを見た母親信者は「聖書に書いてある通りだ」と大喜びする)

現在は、大人になってから精神障害を起こして精神科の病院に通っている2世が異常に多い。さらに、親が子育てに失敗したと気が付いても組織は責任を取らない。『組織の子育て指導は正しい。子育てに失敗したのはあなたに問題があるのだ。あなたの信仰がないからそうなるのだ』という理論で納得させようとする。

二重人格:

親によっては、生まれつきおとなしい子は成人に達するまで1回もムチで叩かれず、生まれつきやんちゃな子は、おとなしい子に変身するまで何回も訓練という名のムチをされる。

2世これにより「面従腹背」「本音と建て前」「何か行動する時は先にいいわけを用意しておく」という2重人格が形成され、それからの人生を生きて行く上での重要な柱となる。

そして、2世の子供が誰でもやらなければならない「自分で自分を騙す」式のセルフ・マインドコントロールによる2重人格形成に失敗した場合は、その後精神障害になり病院に通うことになる。(生まれつきの聖職者タイプの2世はその必要はないが、そういうのは少数派)


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