そのため発言する場を求めている人の数に対して掲示板の数はあまりにも少なく、当時「2世の掲示板」と呼ばれていたその掲示板には、癒されたい系と議論したがり系の、現役1世2世と、元1世2世と、家族が信者の未信者と、JW擁護派と、キリスト教徒と、全然関係ない部外者達が混在していて、一つの掲示板でその人達が掲示板の流れをぶった切るように入り乱れて発言するので、ちょっとしたきっかけで掲示板が大混乱してしまい、そのたびに若い元2世達の心が傷ついていました。(当時は2ちゃんねるが無い時代ですから、今の2ちゃんねらーのような叩かれても叩かれても凹まない心臓の強さは求められていません)

それを見かねた40代の私と30代の2世男女の常連の3人で、「エホバの証人の子供達のホームページ」の管理者であり、『わらび書房刊 エホバの証人の子供たち』の著者でもある秋本引毅氏に、掲示板を増設しろ!とゴネにゴネて、掲示板増設に乗り気じゃなかった秋本さんを口説き落とす形で、「2世専用、陽のあたる場所」という掲示板が誕生します。(「陽のあたる場所」という名前は、Misia(ミーシャ)の陽のあたる場所という曲のイメージから来ています)

そして言い出しっぺの30代の元2世の男女2人が掲示板の管理人となり、40代オヤジの私は2人に頼まれて後見人という立場になりますが、日本初のJW2世専用掲示板の運営に燃える2人はとにかく頑固で、「自分が納得したいから、石橋を叩いてからじゃないと絶対に渡らない」女性管理者と、「理想優先なので、石橋をたたき壊してでも渡らない時は渡らない」男性管理者という頑固な2人の性格。

しかも女性は、「文字通信なんだからしっかりじっくり納得するまで時間をかけて考えてからメールで連絡」主義で、男性は「掲示板が大好きなんだけど、メールを書くのが苦手でなので手っ取り早く電話で連絡」主義なので、お互いの意見調整が大変で、(緊急を要するときに女性管理人の決断が遅いので男性管理人がぶち切れて暴言することがたまにある→暴言にショックを受けた女性管理人はますますメールでの連絡にこだわる)後見人の私が2人の調整役となり、「管理人連絡用掲示板 陽のあたるぶた」を作りますが、たった3人だけでは連絡用掲示板が動かないのと、掲示板運営について第三者的な意見も聞きたいので、「2世の掲示板」の信頼できる常連数名をメンバーとして迎えて、掲示板運営を開始します。

「陽のあたるぶた」という名前は「陽のあたる場所」に対する言葉あそびで、「どこか陽のあたる場所で子豚がのんびり寝っ転がってるみたいに掲示板がいつも平和で何も問題が起きなければいいなぁ・・・」というのんきなイメージから来ているんですが、現実は逆で、毎週毎週あれやこれやで掲示板が大混乱、連絡用掲示板も管理人2人の意見調整のために大騒ぎでした。

また、ぶたのイラストは、この時にメンバーだった「元彼がJW2だった一般人」の女の子にかいてもらいました。

運営を開始した「2世専用掲示板、陽のあたる場所」では、それまでは自分の心の弱さを表に出すと、必ず出てくる、心ないつっこみ発言が怖くて言いたいことが言えなかった元2世達が、2世専用掲示板のおかげで安心してトラウマの話題を展開するようになったので、掲示板増設は大成功で目的は完全に達成されたんですが、

開設わずか1ヶ月目にして元2世達のトラウマ話を受け止めきれなくなった女性管理人が精神的にダウンしてしまい、いきなり管理人を引退します。

そしたら1人になった男性管理人も、結局元2世のトラウマ話を受け止めきれず、掲示板開設4ヶ月目に精神的に病気になってしまい、これまたダウンしてしまって掲示板は管理人不在になってしまいます。

しかたがないから後見人の私が管理人が回復するまでのつなぎとして、一時的に影の管理人となって掲示板の流れを調整していましたが、ごねにごねて掲示板を無理矢理増設させて、開設わずか4ヶ月で管理人不在になるという異常事態は、「エホバの証人の子供達のホームページ」所有者である秋本さんの意に合わず、結局私も2ヶ月で手を引くことになり、以後は秋本さんが掲示板管理を引き継ぎ、現在に至ります。

そういういろいろなごたごたがあって掲示板開設6ヶ月目にして「陽のあたる場所」掲示板から手を引くことになったので、私の所有する「管理人連絡用 陽のあたるぶた掲示板」は、名前がまぎらわしいので、「会員制パスワード入室式掲示板 昼寝するぶた」と名前を変えて運営を続けますが、これまたよくあるメンバーの暴言をきっかけにしたごたごたで、これもわずか1年半ほどで閉鎖になります。

当時は掲示板管理者としてのノウハウが何もありませんでしたから掲示板運営は試行錯誤の連続でした。(でもそのおかげで今は掲示板で何があっても余裕で対処できます。無駄な苦労はしておくもんです)

その後私がホームページを開設するわけですが、私としてはいろいろないきさつがあって閉鎖することになった「昼寝するぶた」という名前に思い入れがあるので、その名前でホームページを作ろう思って2年近く案を練り、2002年2月にホームページ「昼寝するぶた」を開設し現在に至ります。

というわけで、「昼寝するぶた」という名前に意味は全然ありません(^^)

エホ症用語の基礎知識、おわり

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