世界のコンピューターの発展事情から見た各宗教の相互関係。

コンピューターと言うものが世の中に存在する前の時代に、2進法の神である電脳の神エホバが存在していた。電脳の神エホバは地球上での初めて創造物として、人類初のコンピューター ENIAC(楽園)を作った。

これは巨大な建物のようなコンピューターで、14万4000本の真空管を使う原始的なデジタル計算機なので、常に管理者が管理していないとすぐに真空管が切れてしまって動かなくなるため、電脳の神エホバは試作コンピューターの保守作業を「御使い」という保守グループに任せ、西暦前4026年に楽園の常駐管理人としてアダムとエバという2人の男女を雇う。

ENIAC(楽園)は常時14万4000本の真空管によって熱を発しているので、楽園内でアダムとエバはいつも裸で生活していた。ある日、保守グループのサタンという保守者が、修理用の特殊工具「蛇」を使ってエバをだまし、エバはアダムを説得して、ENIAC(楽園)の心臓部の「知恵の実」という真空管を抜いてしまう。

これによりENIAC(楽園)は致命的なダメージを受け、怒った電脳の神エホバは、常駐管理人のアダムとエバを ENIAC(楽園)から追い出してしまう。さら保守グループ「御使い」の一人であるサタンも首にして、楽園を閉鎖した。その後、「御使い警備社」のケルビムというガードマンに楽園の建物を管理させた。

紀元前
4026年 最初の人類、アダムとエバが、数週間のずれで同時期に誕生する(過去のJWの主張)

3000頃 バビロニヤで算盤(アバカス)を発明
1600頃 最古の数学書、"リンドのパピルス"著される
50頃 ローマに算盤(アバカス)が伝わる

西暦
700頃 インドで"0"が発見される
1200頃 アラビア数字がヨーロッパに伝わる
1500頃 ダビンチ計算装置を設計
1643 パスカル機械式加算機を開発
1673 ライプニッツ、加算・乗算用計算機を開発
1928 IBM、80桁のパンチカードを採用
1946 ペンシルベニヤ大、モークリ、エッカート、世界初のコンピュータENIACを完成

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※世界最初のコンピューター ENIAC(エニアック)
世界最初のコンピューターエニアックは、第2次大戦中のヨーロッパ戦線とアフリカ戦線で砲弾の弾道計算を素早くできる機械を必要としていたアメリカ陸軍の資金援助を受けて作られ。1946年にアメリカのフィラデルフィア市の郊外にある米陸軍弾道試験所で開発に成功した。真空管を18,800本も使って作られ、重さ30d、電源スイッチを入れると町全体の三分の一余りの電灯が暗くなったという。さらに当時の真空管の品質は悪く、エニアックが計算を開始すると、18,800本もある真空管は絶えずどれかが壊れてしまい、すべての真空管が1本も壊れずに動いて計算結果を出すことは大変な作業であったという。

高さ9フィートのキャビネット40個に、真空管1万8800本と何マイルもの配線が収まった装置で、消費電力174KW、重量30トンの巨大なデジタル式電子計算機。当時の手回し式計算機で20時間、微分解析機で15分かかる弾道計算をわずか30秒でこなす圧倒的な処理能力で、総開発費用は48万6804ドル也。
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コンピューターは少しずつ世に広まり、世界各地で作られ、各国の独自の宗教(電脳の神と人間の間を取り持つオペレーティングシステム、通称OS)として発達していく。当時の宗教の教理は羊皮紙やパピルス… じゃなくてパンチカードという紙製の細くて長い巻物に穴を開けて、一般人が読めない暗号で書いてあり、この暗号を使う宗教を、メインフレーム・コンピューターで使うプログラミング・データ、通称「フォートランやコボルのプログラム」「いつまでも終わらないバグ取り作業」と言った。

パンチカードという一般人が理解できない暗号の巻物を使った宗教の発達を見ていた電脳の神は、一般人が理解できないような宗教はよくないと考え、共通の宗教言語となるべき宗教、UNIXコードを人類にお与えになった。

人類はUNIXという、オペレーティングシステムの旧約聖書とも言える宗教を手に入れてさらに発展していくが、UNIXコードは規則がうるさく、少しでも間違えると、コンピューター本体はフリーズはしないが、コンピューターが自分の相手をしてくれなくなるので専門家以外は扱えなかった。

当時は神殿政治の時代なので、電脳の神に直接アクセス出来るのは神殿(電子計算機室)に出入り出来る神官(プログラマー)だけで、一般庶民がプログラミングを知っていても神殿に出入りするには、高価な電算機を管理する神殿の管理者、パリサイ派の電算機室管理者の許可が必要で、電脳の神と庶民をつなぐ道はどこにもなかった。

それを憂いた電脳の神は、人々のために救い主イエス・キリスト…じゃなかった、当時大学生だったビル・ゲイツという人を遣わして、8080用BASICを開発。マイクロソフト・ベーシックというそれまでにない新しい宗教(OS)を説かせた。これにより一般庶民が電脳の神に直接願い事(アクセス)ができるようになった。

さらに電脳の神はプログラミングが苦手な人々のために、マホメット…じゃなくて、スティーブ・ジョブスという人を使って、イスラム教のコーランとも言うべき新しい宗教、Apple Computer社 APPLE-1を人類にお与えになった。これをアップル教と言い、その信者をMAC教信者、またはマカーと言う。

その後ビル・ゲイツは何故か磔にならず、マイクロソフト・ベーシックを発展させ、聖書に出てくる過去の偉人のように活動し、オペレーティングシステムの新訳聖書とも言える、旧約聖書のUNIXを自由に解釈した新しい教理、MS-DOSを発表し人類に広く普及させた。これをマイクロソフト教と言い、その信者をDOS/V信者と言う。

当時のイスラム教であるMAC教信者とキリスト教徒のDOS/V信者はとにかく仲が悪く、さらにNEC PC98信者や富士通FM-TOWNS信者まで加わって4つどもえの十字軍の遠征…じゃなくて、シェア争いという名の宗教戦争まであった。現在は、NEC PC98は消滅してDOS/V信者に転教、FM-TOWNSも消滅してDOS/V信者に転教してしまい、アップル教だけがマイクロソフト教と争っており、科学技術の発達で劣るMAC教信者に不利な状態が続いている。

それまでのメジャーな電脳社会にはマイクロソフト教の教理MS-DOSしかなく、DR-DOSという東方正教会のような教理もあったが、DR-DOSはとかく異端視され、DR-DOSを使うと日本語のコンピューターがまともに動かないという時代が長く続いた。


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