【JW式ムチの具体的なやりかた】
(1964年のムチ開始から私がJWを離れる1973年までの初期の頃のムチ)

1. 子供がJWの教理的に判断して悪いことをした場合、親は子供が根負けするまで聖書をベースに長時間言い聞かせて、子供が根負けして「僕をムチで叩いて心の中にあるサタンを追い出してください」とお願いする形に持っていく。(親と聖書ベースのお話し合いが出来ない幼児の場合は問答無用でムチ20発)

2. 子供が椅子にひざまずいて自発的にパンツを下げる。これにより羞恥心が刺激されて、性に対して異常なほど強い罪悪感と嫌悪感と潔癖感を持たせることができる。

3. 生尻に力一杯20発のムチを実施。アメリカ式ムチのようなインターバルの指導は一切無いので、子供が絶対にムチの痛みを忘れないように、とにかく力一杯叩くのが肝心。

だから、TV番組、"大草原の小さな家"のムチシーンは、正しくインターバルを取っているのと、子供が自主的にパンツを下げるシーンがないのでJW的には間違っている。

当時のムチ:手、竹のものさし、足踏み式ミシンの皮ベルト、女性用のウェストベルト、男性用の細い皮ベルト、水道ホース(水道ホースは組織指定のムチが手に入らない場合のみ可)ちなみに私は足踏み式ミシンの皮ベルト経験者。

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元2世達から聞いた80年代のムチ:手、竹のものさし、水道ホース、ガスホース、布団叩き、鉄製チェーン、木のハンガー、樫の棒、アクリル棒、ステンレス製の靴べら、電気のコードを束ねたもの、ビニールコーティングした自動車牽引用のワイヤーロープを短く切ったもの、鉄拳、逆さ吊りして浴槽に漬ける、裸にして頭から水をかけて外に放り出す(その他、子供に効果的に痛みを与えれるものであればなんでもOK)
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4. 組織の指導に従って、親は子供をムチで叩いた後必ず抱きしめる。その結果、子供の心が混乱して、独立心や自立心が消えて、親に対する依頼心が増え、親離れ出来なくなる。

5. 親に抱かれたことにより子供は親とJW組織を全て許し、その反動で自分を強く責めるようになり、自分で自分の心を傷つけて、深刻なトラウマを作る。
(子供がJW組織と親に心を傷つけられたと思わないようにするのが味噌)

6. 親はそういう子供の心が全然理解出来ないから、ムチの恐怖により従順になり、集会中に長時間蝋人形のように動かなくなり、反抗期を粉砕されて反発できなくなった子供を見て、JW組織のムチ指導の偉大さに感激して「エホバは偉大よねー」を連発して、さらに信仰に熱心な信者になる。

7. 子供が大人になってJW組織を離れると長期間トラウマに苦しむ。

8. 例によって例のごとく、JW組織は組織を離れた人間に対してしらんぷり。当時の組織側の見解は、「もしムチで子供の心が壊れたとしても、楽園に行けばエホバ神が全て治して下さるので、何も問題は無い」と言う考え方。つまりJWを辞めた奴が悪いわけ。

*** 幸せな家庭を築く秘訣(1996年) 59-61 5 幼い時から子供をしつける ***
懲らしめは不可欠

20 懲らしめとは,思いと心を矯正する訓練のことです。子供たちには絶えず懲らしめが必要です。パウロは父親たちに,「エホバの懲らしめと精神の規整とをもって[あなた方の子供を]育ててゆきなさい」と助言しました。(エフェソス 6:4)親は,エホバが行なわれるように,愛のうちに懲らしめるべきです。(ヘブライ 12:4-11)愛に基づく懲らしめは,言って聞かせるという形で施されることもあります。「懲らしめに聴き従(え)」と言われているのはそのためです。(箴言 8:33)では,懲らしめはどのように与えたらよいのでしょうか。

21 親の中には,脅しつけるように子供に話したり,叱りつけたり,さらには侮辱したりすれば,それだけで子供を懲らしめたことになると考える人もいます。しかし,この同じ問題についてパウロは,『父たちよ,あなた方の子供をいら立たせてはなりません』と警告しています。(エフェソス 6:4)クリスチャンは皆,「すべての人に対して穏やかで,……好意的でない人たちを温和な態度で諭す」よう強く勧められています。(テモテ第二 2:24,25)クリスチャンである親は子供を懲らしめるに際し,毅然とした態度の必要性を認めつつも,これらの言葉を思いに留めるようにします。とはいえ,言って聞かせるだけでは足りず,何らかの罰が必要なときもあるでしょう。―箴言 22:15。

22 どんな懲らしめが必要かは,子供によって異なります。「単なる言葉によって正される」わけではない子供もいます。そういう子供にとって,言うことを聞かなかったために時々与えられる罰は,命を救うものとなるかもしれません。(箴言 17:10; 23:13,14; 29:19)しかし子供は,自分に罰が与えられている理由を理解している必要があります。「むち棒と戒めは知恵を与える」のです。(箴言 29:15。ヨブ 6:24)

さらに,罰には限度があります。エホバはご自分の民に,「わたしはあなたを適度に打ち懲らさなければならない」と言われました。(エレミヤ 46:28後半)聖書は決して,怒りにまかせたむち打ちや,激しい殴打を容認してはいません。そのようにすれば子供の体にあざをつけ,ひどい時には傷を負わせることになります。―箴言 16:32。

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注:以前は、ムチでいくら叩いても子供は死なないので、親は徹底的に子供をムチで叩けと教えていたのだが、その教理に忠実に従った親のムチで子供が死んでしまい、マスコミに非難されるようになるとムチの教理を変更した。


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