贖われた結果与えられる聖霊により頼まねばなりません(ローマ8:1-17、ガラテヤ5:16-18)。

*** 新世界訳聖書 ローマ 8:1-17 ***
1 こういうわけで,キリスト・イエスと結ばれた者たちに対して有罪宣告はありません。2 キリスト・イエスと結びついた命を与える霊,その[霊]の律法が,あなたを罪と死の律法から自由にしたからです。3 肉による弱さがあるかぎり律法には無能力なところがあったので,神は,ご自身のみ子を罪深い肉と似た様で,また罪に関連して遣わすことにより,肉において罪に対する有罪宣告をされたのです。4 それは,律法の義の要求が,肉にではなく,霊にしたがって歩むわたしたちのうちに全うされるためでした。5 肉にしたがう者は自分の思いを肉の事柄に向けるのに対し,霊にしたがう者は霊の事柄に[向ける]からです。6 肉の思うことは死を意味するのに対し,霊の思うことは命と平和を意味するのです。7 肉の思うことは神との敵対を意味するからです。それは神の律法に服従しておらず,また,現に[服従し]えないのです。8 それで,肉と和している者は神を喜ばせることができません。

9 しかし,神の霊があなた方のうちに真に宿っているなら,あなた方は,肉とではなく,霊と和しているのです。けれども,キリストの霊を持たない人がいれば,その人は彼に属する者ではありません。10 しかし,キリストがあなた方と結びついているなら,体は罪のゆえに確かに死んでいるとしても,霊は義のゆえに命となっているのです。11 そして,イエスを死人の中からよみがえらせた方の霊があなた方のうちに宿っているのなら,キリスト・イエスを死人の中からよみがえらせたその方は,あなた方のうちに住むご自分の霊によって,あなた方の死ぬべき体をも生かしてくださるのです。

12 それですから,兄弟たち,わたしたちは義務を負っています。それは,肉にしたがって生きるという,肉に対する[義務]ではありません。13 肉にしたがって生きるなら,あなた方は必ず死に至るからです。しかし,霊によって体の習わしを殺すなら,あなた方は生きるのです。14 神の霊に導かれる者はみな神の子であるからです。15 あなた方は,再び恐れを生じさせる奴隷身分の霊を受けたのではなく,養子縁組の霊を受けたのであり,わたしたちはその霊によって,「アバ,父よ!」と叫ぶのです。16 霊そのものが,わたしたちの霊と共に,わたしたちが神の子供であることを証ししています。17 さて,子供であるならば,相続人でもあります。実に,神の相続人であり,キリストと共同の相続人なのです。ただし,共に栄光を受けるため,共に苦しむならばです。

*** 新世界訳聖書 ガラテア 5:16-18 ***
16 むしろわたしは言います。霊によって歩んでゆきなさい。そうすれば,肉の欲望を遂げることは決してありません。17 肉はその欲望において霊に逆らい,霊は肉に逆らうからです。これらは互いに対立しており,それゆえにあなた方は,自分のしたいと思うそのことを行なえないのです。18 さらに,霊に導かれているのであれば,あなた方は律法のもとにはいないのです。

このような贖いの経験を経てから、はじめてどのように生きるかということが問題になるのです(ガラテヤ5:25-26、エペソ2:8-10)。

*** 新世界訳聖書 ガラテア 5:25-26 ***
25 もし霊によって生きているのであれば,また霊によって整然と歩んでゆきましょう。26 自己本位になって,互いに競争をあおり,互いにそねみ合うことのないようにしましょう。

*** 新世界訳聖書 エフェソス 2:8-10 ***
8 まさにこの過分のご親切のもとに,あなた方は信仰によって救われているのです。そして,これはあなた方によるのではなく,神の賜物なのです。9 そうです,それは業によるのではありません。だれも誇ることのないためです。10 わたしたちは[神]の業の所産であって,キリスト・イエスと結ばれて良い業のために創造されたのです。それは,わたしたちがそのうちを歩むようにと神が前もって準備してくださったものです。

実は、新約聖書には、家庭建設のためのノウハウを教えている聖句はほとんどありません(それこそ、『知識』が、一般的な教えを説いている聖句を本章において参照聖句としてあげねばならなかった理由です)。なぜなら、聖霊の導きの中に歩むなら、親子関係、夫婦関係は、自ずから神が望んでおられるすばらしいものになるからです。

3.『知識』は、「自分の家庭に入り込んでいる不健全な習慣」を追放するため、さらに多くの教訓を取り入れ、指導を得るために、箴言1:5の助言に従うよう勧めています。

*** 新世界訳聖書 箴言 1:5 ***
5 賢い者は聴いて,さらに多くの教訓を取り入れ,理解のある者は巧みな指導を得る人である。

ところで、箴言1:5は、賢い人はこの箴言から多くの教訓や指導を得ることができる、と箴言が書かれた目的を述べています(新世界訳は、箴言1:2-6の流れが分りにくいので、新改訳などを読んで、その流れを確認してください)。


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