【爆笑、マスターベーションがばれちゃいました事件】

そして中学2年の中頃、私の行動を全部把握しなくては気が済まない母親は、常時ゴミ箱の内容までチェックまでしていましたから、ゴミ箱の中から、たまたま私が処分し忘れた、汚濁液体処理用紙を発見されてしまい、私の信仰維持にとって致命的な事件である、「ゆーじくん、JWで絶対に禁止されているマスターベーション行為が親にばれちゃいました事件」が発生します。

母親に証拠のティッシュを突きつけられての自白要求に、普段の素直な私とは違い、絶対に事実を認めなかった異常な行動を取る私に(あたりまえじゃ!)信仰の危機を感じた母親は、友人だった弁護士兄弟、看護婦婦長姉妹夫妻の家に私を連れて行き、弁護士兄弟の長時間の誘導尋問にはまってついに口を割ってしまいます。

私が大泣きして泣きじゃくる中、延々3時間に及ぶ私のマスターベーション行為の追求、つまり、「どこでやり方を知ったか?」「いつからか?」「おかずは何か?」「一回に出るまで何分かかったか?」「何回こすったら出たか?」「一回の量は何CC位だったか?」「一日何回したか?」「した後にちゃんとエホバ神にお祈りして、ちゃんと自分の罪を神に謝ったか?」などと、ありとあらゆる事を喋るはめになりました。

そのうえ看護婦婦長姉妹が完全に興奮してしまって、落ち着いて座っていられなくなってしまい、あちこち移動して自分の性的興奮押さえつけているんですが、とうとう自分を押さえ切れなくなって、鼻の穴をふくらませて興味本位にいろいろ聞いて来るから話がさらにややこしくなってきて、あげくに、自分の性的興奮を正当化するために、これは会衆にきちんと報告して審理委員会にかけるかどうかちゃんと確認しなくてはならないと言い出すので、弁護士兄弟はそれを受けて私のオナニー行為供述調書の作成を始めるありさまで、延々3時間に及ぶ私の犯行自白が終わった時、思春期の私の心の中に少しずつ出来つつあった、男としての自尊心とかプライドは、完膚なきまで粉砕されてしまったのでした。

この、オナニー行為供述調書は、刑事及び民事裁判を扱っていた弁護士兄弟により、地方裁判所用の法廷提出用紙を使い、刑事裁判の正式な記述方法を用いて10ページくらいの法廷用告発文書として完備された形に作成してから、私に内容を全て言い聞かせ、私が内容に同意して署名捺印するという、警察が犯罪者に対して行う調書作成とまったく同じ手続きで作成された後に長老に提出され、審理委員会にかけるべき問題かどうか長老団で正式に審判された後、長老団から「これは家庭内の問題です」と言われてあっけなく終わりました。当時は審理委員会が出来たてで、長老団も日本支部から具体的な細かい指示が来るまで審理委員会で何を裁いていいのかよくわかっていない時代でした。

その上、この供述調書は一部の姉妹に閲覧されてしまいまして、(たぶん長老の奥さん姉妹か看護婦婦長姉妹)すぐに姉妹のネットワークの間に具体的な情報が全て流され、審理委員会に告発状を提出してからたったの1週間以内に、復数の姉妹達が、オナニーがばれてしまった感想を私に直接聞きに来るというとんでもない事態になってしまい、私のオナニーは会衆内の姉妹達全員が知る話しとなり、私がJWを辞めるまで続く定番の物笑いのタネになったのでした。

母親はどうも、昔自分がやっていた共産主義の自己批判や総括と同じレベルで私のオナニー行為の強制自白を考えていたらしく、人間とはプライドを完全に叩きつぶせば、新しく生まれ変わって強い信仰の人になるはずだと勘違いしていたようです。この浅はかな、小学校教師としての実績がろくに無いのに、何故か自信だけはたっぷりある元小学校教師のもくろみは、私に限って見事にはずれました。

私はこのショックで、すぐに自殺して死のうと思ってロープを用意して首をかけたんですが、例によって根性無しの私は死ぬ勇気が全然無くて、いくら頑張っても死ぬことが出来なくてさらに落ち込み、自分の心が壊れすぎてまともに思考できなくなってしまいました。

そして現実世界ではとうとう逃げる場所が完全に無くなり、自分の心の内側の世界に現実逃避して行くことになります。それまでは、どちらかと言えば夢見がちだった私が、この事件のせいで、常時【夢見る夢夫くん】になったのもこの頃で、常に現実逃避を続けているから集中力がどんどん低下して、暗記能力も完全に低下して、成績も急降下していきます。

この頃は精神的なストレスから来る顔面チック,腹痛,下痢,視力の低下,口の周りのヘルペス、いくら磨いても虫歯になる歯に悩まされていました。内科の医者に行くと医者は即断で「それは普段の生活から来るストレスだ」と言うのですが、ストレスの原因が宗教だとわかると母親が血相変えて医者の発言を否定していました。

(画像)
中学2年、2重人格者が30世紀に現実逃避していた頃

これは爆笑事件1ヶ月後位に、非信者の祖母(当時65)が事情を知って、私を元気づけようとして撮ってくれた一枚

そして本にはまりこみ、読んでいる時間だけは現実を忘れれますから片っ端に乱読するようになり、SF本ばっかり読むようになり、現実から極端に逃避しすぎて、25世紀から32世紀のスペースオペラの世界に逃げてしまいます。当時私が一番好きな現実逃避の世界だったのは、EE・スミス著宇宙のスカイラークシリーズとレンズマンシリーズです。あとは真面目な女性の体の医学書も好きでした(爆)そして、究極の現実逃避の手段として毎日のマスターベーションもあったなぁ(核爆)

(この時代が原因の、自分の【集中力不足から来る暗記能力ゼロ】にだけは未だに悩まされていますよ、ただ、もうこの年になると老化も加わるから、自分の努力じゃ治らないみたいであきらめましたけどね、)

----------


戻る 前ページ 次ページ