インナーチャイルド・プログラム第1部
JW組織側が2世問題に対処するための内部資料
【インナーチャイルド・プログラム第1部】
傷ついた内なる子供をどのように癒すか
☆☆☆ 取り扱い上の注意 ☆☆☆
【インナーチャイルド・プログラム】公開数日にして、元2世達より、「見ても何故か読めない」「読むと考え込みそうなので怖い」「読むと吐き気がする」「読むと最初は爆笑だが後で怒りがこみ上げてくる」と言う報告が出てきました。
私は特に感じなかったのでそのままアップしましたが、そういう事実がある以上、この文書を読むときに必要な取り扱い上の注意を追加しますので、 特にJW経験者はこの文書を読む際には取り扱いには充分ご注意ください。
この文書は、それほど特殊な事が書いてあるわけではありません。インナーチャイルドは臨床心理の理論の一つです。アダルトチルドレンやインナーチャイルドの本は本屋に行けば容易に入手できますが、この文書の【前半部分】は、そういう本を一度も読んだ事の無い人を対象に、ごくごく基本的な事が書いてある文書に過ぎません。
言ってみれば、この文書の【前半部分】は、本屋で売っているアダルトチルドレン本コーナーにある、インナーチャイルド本を、JW流にアレンジした文書って感じです。
一般の書店で販売されているアダルトチルドレン本の著者の多くは心理学のカウンセラーで本の内容はトラウマの影響にかなりのページを割きます。しかし、具体的な解決方法についてはほとんど書かれていません。
ですので、市販されている本を読んだ後は、「今の自分の心の問題の具体的な解決方法が書いてあると思って高い金を出してこの本を買ったのに、なんだこの本は!」って怒ってしまうのですが、
その理由は、カウンセラーが考えるに、「アダルトチルドレンは病名ではなく自分を知る道具のようなもの。これをきっかけに問題を発見し、自分一人では手に負えないと感じるのならカウンセリングを薦める。アダルトチルドレンは原因を解き明かしたり解決するものではない。」と考えているからです。
だから、市販されている本、というか、カウンセラー側の提供する情報の結論は、あなたがこの本を読んで自分の問題点を認識したら「カウンセリングを積極的に有効利用しましょう。」という考え方で書かれています。
しかし、この怪文書は、専門のカウンセラー無しのグループディスカッションという形式で、現役信者のトラウマを癒すやりかたが書かれています。
ですから、あなたが元JWさんなら、この文書の【後半部分】を、ものみの塔誌を読む時みたいに、一字一字を真剣に読んでは絶対に駄目です。こういう怪文書は興味本位で適当に読み飛ばしてください。そして【前半部分】に該当するいっぱい部分があって、今がしんどい人は迷わずお医者さんにGO!です。
この文書の【前半部分】の1〜4章までは、本屋で本を買えば誰にでも読めるインナーチャイルド本の内容が書いてありますが、2世のトラウマの原因分析をJW流にアレンジしている所にこの文書の価値があると思います。
私が思うに、通常だと、JW経験者がアダルトチルドレン本を最低10冊位は乱読しなくては見えて来ない共通部分が短く凝縮されていると思います。
そして爆笑して楽しめるのはここまでです。ここから先はかなり注意して読まないとやばい内容に変わります。今現在、JW文書の裏を読みとるのに自信が無い人は、この先を読むのをやめた方がいいかもしれません。そして、あなた が、もしカウンセリング治療を受けるべき人であれば、この先は絶対に読まない方がいいかもしれません。
次の5章ですが、ここから眉に唾を付けて注意深く読む必要があります。5章自体は特に問題のある文章ではありません。しかし、5章無しでいきなり4章から6章に話を繋げてしまうと、読んだ人がものすごく違和感を感じてしまいます。そのために、話を4章から、6章の冒頭にある「霊的な病気である恨み」と言うJW独特の世界に現役信者を引き込むために必要な重要な導入部分になります。
6章以降は徐々に話が変わっていき、最初は現役信者と世の中の人たちに共通するトラウマの原因分析の話しだったのが、現役信者のトラウマの話し変わっていきます。
話の内容がだんだんJW信者のトラウマ用に特化されて行きますから、情報を求めている人は絶対に目が離せなくて、読む人をぐいぐい引きつける魅力的な文章になっています。
その後は、「過去に信仰に熱心だったけど、今は壊れてしまった現役信者が、また集会や伝道に熱心に参加する現役信者に回復するためにはどうしたらいいのか?」という考え方で書いてありますので、「あれっ?」て気が付いた時に は、元JWさん達は自分のトラウマを思いっきり刺激されちゃって、いきなり頭がぶちきれます。
この文書はこういう話の展開になっていますので、読むときは十分に注意して読んで下さい。マジで言うけど「もしかしたら自分はやばいかな?」と思ったら、最初から読まない方がいいですよ
読むときは自己責任で。
もしあなたが私と同じタイプで、いくら忠告しても絶対に人の忠告を聞かない人で、「やだびー。俺は悩むのが趣味なんだから、悩んで悩んで悩みぬいて、自分で自分を全部治しちゃうんだもんねー(^^)」と言う私みたいなへそ曲がりなら、何を言っても無駄ですから止めませんけどね。
【インナーチャイルド・プログラム 第1部】
傷ついた内なる子供をどのように癒すか
【インナーチャイルド・プログラム 第2部】
傷ついた内なる子供の居場所づくり
ゆーじ
2002/02/17 公開