なぜ2世はムチなんだ? 前編
元2世達が集まるオフ会で必ず話題になる話の1つにムチの体験話があります。ご存じのようにJWとは児童虐待宗教ですから、子供の頃ムチで死ぬほど叩かれた元2世達がいっぱいいます。
特にひどかったのが80年代から90年代に子供だった2世達です。当時の大会会場には親がムチで子供を虐待する部屋が設けられていたし、(赤ちゃんコーナーとか女子用トイレ)当時の王国会館内には、通称「ムチ部屋」とか「第3会場」と言われている部屋(事務室とか物置とかトイレ)があって、そこには短く切ったゴムホースとかガスホースが置いてあり、「親の皆様はこのムチで子供のお尻を好きなだけ叩いて下さい」状態で、男の子も女の子もパンツを下ろされて、生尻をムチで100回以上叩くと言うとんでもない状況でした。
その時代は、親がムチで子供のお尻を叩く、ぴしっ!ぴしっ!と言う音と一緒に、「ごめんなさい、ごめんなさい、もうしません、もうしません、うぎゃーぁぁあああぁぁああぁぁあぁぁぁぁ!」という悲鳴が会場内に響き渡って、(当時私のいた会衆での実話)事情を知らない人が見たら、児童虐待の親が揃った集団ヒステリー宗教としか思えない時代がありました。(事情を知ってもやっぱりおかしい)
最近は、ころころ変わるJWの教理に基づいて、2世の子供へのムチの実施は親の判断に任されていますので表だって出ませんが、最近JWを辞めたばかりの人に聞くと、現在、王国会館内でのムチの実施は禁止されており、集会中の退屈な講話に耐えられず、ついむずがってしまい、一緒に集会に参加している姉妹達の逆鱗に触れるようなお行儀が悪い子は、親に「帰ったらムチだからね」と言われて、家に帰ってからムチをするそうなので、現在のムチの実施の詳細は、その子が大きくなってJWを辞めた後しでか絶対にわからないやり方に変わってます。
なので、今現在、現役信者をやっている人達の中にも、「JWにはもうムチは無い!」って言い切る脳天気な現役さんもいるのですが、組織がそういう陰湿化した形でのムチの指導をしているんですから、今現在、子供達がムチで叩かれているのを知らない人達がいるのも当然だと思います。
聞くところによると、現在のムチは古手の姉妹が指導するそうです。母親研究生がどの姉妹と組んで研究するかにより、だいぶムチの指導方法が変わるようで、儀式的に1回叩けばいいと言う姉妹もいれば、子供の反抗心を無くすまで100回は叩くべきだという姉妹までいて、ケースバイケースが多くなって来ました。
ただし、やんちゃでおとなしくしていられない活発な子供は、集会中に絶対にじっとしていられませんから、そう言う子供に対しては、親が、集会中は蝋人形のようにじっとしていろと辛抱強く言い聞かせて、それでも駄目なら、古手の姉妹の指導に従ってムチだそうです。
で、元2世達のオフ会の話に戻りますが、ムチの体験談が出た時には、必ず何人かは1回もムチで叩かれなかったお行儀の良い子だった運のいい人もいるわけですが、(女性に多い)叩かれた人たちは一通り自分の体験を喋った後、みんな一様に「なんで2世はムチなんだろう?」って言い出すわけです。
そう言う時はみんな何げに最年長の私の事を見るので、「アメリカの宗教だからだよ」って言うんですが、必ず「そんな事わかってますよ」って言うので、「ムチはアメリカの文化なの、日本は手でお尻を叩くのが文化でアメリカはムチ。TVの大草原の小さな家とか見るとわかるでしょ。」って言うと、何となくみんなが納得して話が終われば私はそれ以上喋らないのですが、納得出来ないで、さらに質問して来る元2世がいると必ず始めるのが、これから話す私の過去の体験話です。
あなたもここまで読んだんだから、ついでに私の話にお付き合いしてくださいね。でも、例によって長文注意です。オヤジの話は長いからあきらめてね(^^;